■No.294

   螺旋シンギュラティ

螺旋階段から 零れ落ちた月の石
クオリアを奏でて 脇目に通り過ぎる

分裂した猫が 私に差し出している
アイビスの花を 胸に抱き止めた

螺旋回廊の蝶
月が くるくるくる 溶けてゆく
朝も昼も夜も今日も今も
もう 姿は見えなくて

無音拍手の中で
踊る くるくるくる 蝶の夢
拾い集め束ね重ねて
廻り出す 重ね合う 響き合う シンギュラティ

無線ラジオの舟 遠くに手を振ってても
手紙は返らずに 闇夜に朽ちて消えた

螺旋階段から 砕け落ちる私を
藍(あお)く抱き止めたら 一人歩き続ける

螺旋回廊の蝶
月が くるくるくる 溶けてゆく
朝も昼も夜も今日も今も
もう 姿は見えなくて

無音拍手の中で
踊る くるくるくる 蝶の夢
拾い集め束ね重ねて
廻り出す 重ね合う 響き合う 繋ぎ合う

螺旋回廊の蝶
月が くるくるくる 溶けてゆく
朝も昼も夜も今日も今も
もう 何も見えないけど

無音拍手の中で
踊る くるくるくるくるくるくる 蝶の夢
拾い集め束ね重ねて
廻り出す 重ね合う 響き合う 繋ぎ合う
キミと会う シンギュラティ



singularly
並はずれて,非常に,風変わりに,奇妙に

特異点(とくいてん、英: singular point、シンギュラー・ポイント)は、一般解の点ではなく特異解の点のこと[1]。ある基準 (regulation)を適用できない、あるいは一般的な手順では求まらない(singular) 点である。



■キミと出会う特異点

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

螺旋シンギュラティ

閲覧数:10,169

投稿日:2021/02/16 22:33:42

文字数:660文字

カテゴリ:歌詞

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