いつからか 櫻が咲き初める様に
この胸に宿る感情に気付いた
薄紅の淡い想いに

そっと触れて 咲く前に摘み取ってしまおうか?
咲いた処で 実の成るものでないのなら…

止められないと知っていて
咲くのを待ってしまった 愛おしくて
罪の花は 眩暈を憶えさせる馨りと 共に咲いた
初めて知った恋の蜜は この身を背徳と共に
蝕んでいった

僕は存在しても良いのですか?
薄紅は白くなり 汚されてしまった様に想うんだ


いつの間にか 風が強く吹いていた
背徳(こ)の花が 散る時が来たのだろう
咲くべきでなかったと 報せに

強く揺らして 残さずに散らして呉れよ 今直ぐ
想いも この身も 存在が罪なのならば…

止められないと 解っていて 咲く迄愛おしんだ
狂おしくて
罰を享けるのは 報いだと
思い込もうとしたけれど
初めて知った恋は 愛ではないと
僕に絶望を刻みつけて行った

僕は今も此処に存在して居る
初恋の薄紅は 汚(けが)れた 僕の中に残っている
永遠に…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【曲募集!】初恋

pixivなどに載せているオリジナルギャグBL漫画
【佐藤家の食卓】シリーズに出てくる架空バンド用に書いた詞です。
切な目で残り香が香るような和風Vロックにしていただければ幸いです!

閲覧数:53

投稿日:2016/06/11 04:57:59

文字数:437文字

カテゴリ:歌詞

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