タグ：ボーカロイド

夏の雨　凍える身体
褪せた緑は影で覆われて
何もない　両手は嘘つき
頬を伝うのはきっと涙じゃない
偽の仮面　剥がれて落ちて
転がる傘は何も守れない
嘆く君の　言葉は虚しく
「ごめん」は全て雨の音に消えた
「さようなら。お元気で」
暗い昼下がり　君の言葉はそれだけで...

流行の最前線 とっくに見えません
「私が今ここに」もう誰も見やしない
就航は絶好調 そんなんで最高潮？
「しょうもないくだらない」 そんな私に呆れ顔
労わる気持ちも貶してみるけど
貶されちゃったら労われたい
欲張り我が儘だけど私は
飛び込んじゃった夏の虫
斡旋 愛憎 喫驚 抱きしめられた
所詮 妄想...

死んだように生きるなら
死んでしまった方がマシさ
ただ食べて飲んで寝て起きてまた眠って起きる
そんなことの繰り返し
流れるつまらないニュースと
それよりもつまらない僕
ただ生まれ生きてただ死んでいく偉人たちに
何もかなわないままさ
１＋１＝２なんですよと
そんな常識ばかり言って...

神とは何か。
それは、人知を以てはかることのできない能力を持つ、全知全能の絶対者。
その位置は揺るぎなく、いつだって人間を見下ろしてきた。
禍福を等しく与えるための様々な課題にぶつかり、応じて様々なものを世界に投げ込む。
そうして世界を創っていくうちに、僕はいつしかここに立っていた。
創った世界の中...

この声が皆に届いていなくても
歌い続けていたい
この声が出せなくなるその瞬間まで
不器用な詩や曲で綴られていても
必ず意味はあるから
いつしか届くんだと思えるんだ
恋の唄や元気になる唄
皆が紡いで　聴いてくれるから
広がっていく
僕は歌い続けていたい...

人々の喧騒が飛び交う大都市。
本日の天気は曇りだ。
漫ろにふらついていると、珍しくもない耳鳴りが聞こえた。
前世の記憶か何かが、フラッシュバックする度に。
最初は、確か……。
人力では避けられない出来事を引き起こし、後先を考えていない演説をして世間を混沌へ誘った、大事変の立役者。
こんなものを思い出...

It's a simple thing - mokemoke
There is a beautiful world that I never know
just a simple way to live like myself
Have you ever thought about somebody...

まさか、こんなことになるとは。
僕はこんな悲劇的な結末、望んじゃいない。
何もかもお前のせいだ。
愚かしい。
下らない。
お前さえ、いなければ――。
ある研究所（ラボ）に、ひたすら研究を究め続ける学者がいる。
その男はいくつもの大いなる発見をし、世間の目を奪った。
故に男は、天才学者と呼ばれる。
素...

1,星屑があくびした午前一時
冷たい風がこんばんはと
私の頬を撫でていく
あの人も見てるのかななんて
ロマンチックすぎるかな
調子よく流れ星が訪れて
雲のカーテンが引いて
星たちの舞踏会だなんて
私もそこに連れてって
真夜中すぎのstarparty...

それは、名も無い時代の、誰も知らない御伽話。
物語の中心になるのは、名の無い少年。
少年はいつも一人だった。
来訪者の途絶えた小さな小さな集落で、その少年の格好はひどく目立つ。
村人は全員和服であるのに、彼は西洋の服を着ていた。
なんでも、他国の若き皇太子だそうだ。
だが、産まれついたときから普通で...

突然　"透明人間になりました"　なんて言って、誰が信じるだろう。
確かに、目の前で話していて姿が見えなければ、それは信じざるを得ない。
だが、姿も見えずに言われたらどうだろう。
誰しもが　"そんなことは有り得ない"　と言うに違いない。
しかし、そんなとんでもない現象に、僕は出逢ってしまった。
いつか...

この頃、実体のない妙な声が聞こえる。
性別はわからない、中性的な声。
どちらかといえば、女性寄りだと思う。
聞こえる時間帯は疎らで、内容も様々だ。
昨日は　"明日の午後は雨が降る"　と、ぽつりと答えた。
しばしばノイズが入り、耳鳴りのようにも聞こえる。
だが、言っていることが聞き取れないほどではなか...

体が酷く重い。
寝ている間こそ気づかなかったが、目覚めたらそうわかった。
鈍器で殴られたような感覚だ。
動くとギシギシと体が軋み、起き上がることさえ楽ではない。
そこまでして、はっと気づく。
目の前に、小さなボタンが転がっていた。
その横に、一枚のメモ書きがある。
"Cela fait votre ...

「夢のない毎日を続けてたって、無意味なだけだ。」
ご主人は、いつだったかそう言いましたね。
求めるものも目的もない人生ほど、つまらないものはない――。
成程、ご主人の言うことは正論でしょう。
でも、非現実に現実逃避するその姿は、前言に相応しくない。
何か、受け入れ難い現実から目を逸らしているような…...

君は、知らないよね。
知るわけが、ないんだ。
だって、君を失って、幸せそうな顔で儚くなっていく君の灰を目にした後で――
――僕は、今更になって気付いたんだから。
君が、『好きだ』って。
そう…いつだったかな。
君が少年として駆け回ることのできた、最後の夏。
君は「大人にはなりたくない。子供のまま、自...

ぐっすり眠って、気持ち良く起きた、朝。
早寝をしたために、早起きしてしまう。
目覚めてまず思うのは、君のこと。
だって、そうでしょ？
今日は君に会えるんだから。
小さく伸びをして、ベッドを出る。
洗面台にて洗顔し、目の前の鏡に目を向ける。
昨日、思い切って前髪を切った。
長い前髪はピンで止められてい...

『おはようございます、マスター』
パソコンの中から聞こえる音声で目が覚める。
「……おはよう」
『昨日は作曲お疲れ様でした』
「もう少ししたらちゃんと形にして、君に歌ってもらうから」
『ありがとうございます』
目と目が合う。
ボーカロイド、それは歌を歌う機械。
恋なんて出来はしない。
けれどもこのア...

　　　　　 　　　　　 　　　　　 場面１
ミク　　：　どうしたの！？　大丈夫？　
女の子　：　．．．
ミク　　：　しっかりして。
女の子　：　．．．（かすかに目を開ける。）
ミク　　：　きみはＵＴＡＵの子なの？
女の子　：　．．．
ミク　　：　しっかり。　
　　　　　 あっ！（木陰に隠れ...

螺旋のように意図を紡ぐ
重ねたこころを縫い合わせて
永遠にリンクして
たとえ自我が消えても
黒板に浮かんだ夕焼けの赤と黒が
渡り廊下で倒れてた
静寂だけが灯った
涙のんで裏切って
うそつき人形になった
あだをむく...

Creator's Real
lylics:たかぴぃ
―ねぇ 今夜眠れないの？
徹夜なの？ 身体に悪いよ？
…まぁ とりあえず
おフロ入っちゃえば？
ほら メール溜まってるよ
返しなよ！ お仕事じゃないの？
『そういやこのところ部屋汚いな…掃除するか！』
って！？遊んでないでさっさとやりなさい！...

マヤカシ
lylics:たかぴぃ
事勿れ主義 愛想笑いのバラ撒き　
あれこれ理由つけて 自分と向き合えない
過ぎ去ったチャンス いつもすぐに社会のせい
いい加減にして 本当に欲しいモノを思い出して
今のままじゃ ≠無味無臭
でもその手で これからの未来刻み込めたら
すてき
理想と現実が躊躇う隙間で...

あぁぁあぁぁぁぁああああああああああああーーーー！！！
一番
【A】
空が紅に染まる
絶望を拾い 希望を捨てた
今消えられたら
でも
勇気を拾ってないから
恐怖を捨てられないんだ
【B】...

「ファースト・チャンス」
人混みに紛れて
誰かわからなくなる
ショップの赤い光
消えてなくなればいい
そこで何を見たのか？
Ah 言いたくないのは
それがあなただったから
ロングコートに身を包んで
自分の気持ち　全部隠した...

一番
【A】
窓辺の椅子に腰を掛け
今は居ないあなたを待つ
日差しの差し込む部屋の中
貴方が居ないと始まらないの
ほら、早く
【S】
綺麗なドレスを
代わる代わる身につけて...

とある都市で最も栄えていた街、ティクリード。
商人は活発に商売をし、港では貿易船が行き来し、子供達は元気に街中を駆け回る。
そんな活気的であった街で、建物が少ない瓦礫の一角の紅色の壁に『時忘人』である僕――アゾレスは凭れかかっていた。
『時忘人』というのは昔友人につけられたもので、時間を忘れたように...

A：私とどこに行きたいの？って聞いても全然答えないし
じゃあ私が決まる！って言ったらダメっていうし
ほんとにどこに行きたいの！？もぅ！
B：お化け屋敷に来てみたら
血を流す女の人を見て「大丈夫ですか！？」とか言って駆け寄るし
うめき声が聞こえたら「助けないと！」って言いだすし
こんにゃくが降ってきた...

【Ａ】
記憶にまだ新しい　この胸の驚き
「これ君の？」がはじめて聞いた　言葉と声
何十回・何百回って聞いた言葉だけど
キミから聞くと今までと違くて　新しく響くメッセージ
【Ｂ】
好きになるきっかけなんて　そう簡単にあるわけないよと
友達たちと　笑い話してきたけど
もう笑われたっていいよ全然
だって　...

Trick Labyrinth Party
作詞、作曲：yua
赤い月が照らす夜の　
深い霧の森の中
迷い込んだ僕の前に　
小さな魔女が現れた
魔女は言う
「あなたを迎えにきたのよ
待ってたの今夜を　さあ遊びましょ」
見えない糸が絡む　屋敷は闇に染まる...

Ａ）あの雲の上には
　　どんな世界が広がってるんだろう
　　中世代のお城や
　　お菓子でできた家
　　夢のような世界が広がっているのかな
Ｂ）世界を見渡せるなんて
　　贅沢すぎる気分じゃない？
　　まるでお姫様になったみたい
　　ヒトリジメ
※ そちらの世界はお見通し...

そっぽ向かれて
ぼっちになっても自分を捨てて腐るな
そこではたまたま君が
合わなかっただけ

百万回転んだって最後に笑えばいい
当然でしょう
オーノーノーノーノー
ステイアウェイフロムヒアー
ステイアウェイフロムヒァー...