タグ：髪

「もう一度、もう一度だけでいいから」
そんな言葉をこぼしていた
貴女の影を跨ぎたかった
ただそれだけだったんだ
失うことを頭の片隅のどこかに
そっと音も立てずに置いていた
ふっと吹いた髪を撫でるような
青い風で気が付いたんだ
すべてが空に舞ってしまう頃には
見えていた暮明も消えるだろう...

イントロ
月の滴みたいだねって
愛してくれた掌は
猫を撫でるようで嫌いで
それでも残る感触が
Aメロ
延びすぎた髪が
風にさらわれる
切るに切れなくて
涙も血の跡...

ミクさん達は、人間の世界について勉強する為に、人間の真似事をする事がある。
今朝の井戸端会議も、そうだった。
水の出ない所に井戸を作って、机と椅子と葱を並べて話す。
人間の私から見ると、異様な光景だ。
「今日の議題は、歌う時の振り付けについて」
議長のミクさんは、真面目に語り出した。
「私達には長い...

今日、ママとパパがケンカした
つまらないから髪を切る
鋏で切る　髪を切る
私の夢と一緒に切るの
「しあわせ」は、何処にあるの？
私だけの幸せは…
それを求めて
今日も私は髪を切るの
また、ママとパパがケンカした
つまらないから髪を切る...