タグ:桃音モモ
150件
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その16「三人vsタイプH(その2)」
テトたち三人がタイプHと100メートル離れて対峙したとき、日が完全に沈み、辺りを闇が満たしていた。
タイプHは三人に聞こえないほどの声で呟いた。
「そんなに離れてては話しにくいわね」
...UV-WARS・テト編#016「三人vsタイプH(その2)」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その15「三人vsタイプH(その1)」
「ユフ…」
テトの声に反応して、ユフは少し目を開けたが、すぐに閉じた。
駆けつけたモモは、ユフの額に手を置いた。
後から来た小隊長がモモの肩を叩いた。
「どうだ?」
振り返ったモモは...UV-WARS・テト編#015「三人vsタイプH(その1)」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その13「サラvsトラップ群」
テトの目に砂漠の真ん中に立ち尽くす人影が映った。
〔あいつが、タイプN!〕
砂の中から砲台が複数現れ、テトたちに攻撃を開始した。
それは18ミリの機銃掃射だったが、テトの盾に弾かれる結果になっ...UV-WARS・テト編#013「サラvsトラップ群」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その12「小隊vsタイプN(その2)」
突然、また、モモが叫んだ。
「止まって! トラップです」
全員が前のめりになりながら、急ブレーキをかけた。
しかし、目の前は砂漠しか映らなかった。
「どこ?」
「目の前です。幅100メ...UV-WARS・テト編#012「小隊vsタイプN(その2)」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その11「小隊vsタイプN(その1)」
小隊長は先頭を歩きながら、モモに聞いた。
「あとどれくらいだ?」
「予定地点とは少しずれましたが、残り100キロぐらいです」
「モモにしてはずいぶん曖昧だな」
「この砂嵐のせいです。光学測...UV-WARS・テト編#011「小隊vsタイプN(その1)」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その10「サラvsテイ」
サラとテイの周囲は全てがオレンジ色の空間だった。ただ、足元は一緒に取り込まれた砂地のままだった。
サラは右足に力を込めた。砂を踏みしめる音がして足が少し砂に埋もれた。
サラは腰のホルダーから小型の銃...UV-WARS・テト編#010「サラvsテイ」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その9「コクピットvs砂嵐」
コクピットにいる全員が凄まじい重力に晒された。
一気に自分の体重が百倍になったのと同じ感覚だった。
指一本動かすことが不可能だった。まるで、指が釘で打ち付けられたようだった。
不意に加速が止ん...UV-WARS・テト編#009「コクピットvs砂嵐」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その8「輸送機vs流星雨」
突然、機体がガクンと揺れた。
あまりの大きな揺れに全員シートベルトが体に食い込むほどシートから投げ出されそうになった。
「きゃ!」
「うわ!」
「え、なに?」
機内の照明が非常事態を示す赤に変わり...UV-WARS・テト編#008「輸送機vs流星雨」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その6「リツvsサラ(?)」
テト、モモ、小隊長の三人が発生装置の穴を出ると同時に、発生装置は大きく揺れた。
その頂上から火柱が立ち上ぼり、空をおおう雲に突き刺さった。
同時に、地平線の向こうから日が昇り始めた。かすかな雲の...UV-WARS・テト編#006「リツvsサラ(?)」
仮免美紀
UV-WARS
第一部「重音テト」
第一章「耳のあるロボットの歌」
その5「モモvsタイプT」
バリヤ発生装置の外壁をコツコツと叩いて、マコが音を確かめた。テトが切り落とした右手は、モモによって完璧に修復されていた。
「どうだ、マコ」
小隊長の方を振り向いて、マコは決然と言いはなった。
「やは...UV-WARS・テト編#005「モモvsタイプT」
仮免美紀
君に桃の音 ハートをいっぱい
桃色に染まるの 愛がいっぱいです
キュートな天使を演じても 小悪魔な子には負けます
打算 撃退 誘惑 冤罪
何もしても上手く行かないのはついてないのです
君に桃の音 ハートをいっぱい
絶対に間違わないでね 鳩ではないから
桃色に染まるの 愛は無限のパワー...桃の音
混沌のKey
作詞作曲:月(つき)
歌 重音テト 唄音ウタ 桃音モモ
I feel like I can do anything(なんでも出来る気がする)
Tuesday is Nice day.(火曜日は素敵)
How many people were waiting?(どれだけの人々(フレンズ)が待っていた?...New Power Generation
月(つき)この手だけは離
【 20's Aria 】
作詞作曲:泡者
流れてきた 二重の風
ふと胸うつ
上り下り夢うつつ
徒花に実は生らぬ
ひとつ また ひらひらと
雫が 解けて
また明日
その切なさを 噛みしめて...20's Aria
泡者
すっかり夜色に染まった熱帯都市の空 神風に吹かれ揺られ 今来タリ
侍達は世紀の大一番を目前にして 昂る自信 好奇心 と 決心 武者震ヒ
炯眼が今睨むは蒼く染まった闘技場 ラルキンに応援歌(アンセム)が響く
さあクラップを鳴らせ、大声轟かせ 主役様の御登場だ
数多の試練を越えて漸く摑むんだ あの舞台
...インディゴザムライ 歌詞
ジャンファー(線分AB上を秒速1㎝で動く点P)
「…見つけましたわ」
リンの声が響いてから数分後が過ぎて、ようやくモモは手がかりを、いや、二人の居場所を発見した。
「まったく、二人になって厄介になったかと思ったら、むしろ始末しやすくなりましたわね」
モモの声からは余裕が見えた。
彼女の目にははっきり見えた。コンテナがあまり積まれていない部分...BATTLELOID「STAGE14 解へ」-(2)
風のファンタジー
[G区画 海エリア]
「げほっ!ゲホッ!」
海辺で大きく咳き込む少女がいた。
その姿をミクが見たらどのような表情をするだろうか、喜びか安堵か、しかし涙を流すことは確実だろう。
完全に水を吸って萎れてしまった大きなリボンを頭に着ける少女。
それは、海に投げ出された、鏡音リンだった。
一体何が...BATTLELOID「STAGE14 解へ」ー(1)
風のファンタジー
雨の中立ちすくむ
空を見て
思い出すあの日のこと
クスリ笑った
駆け抜けた季節の跡
またいで
ただ告げた言葉だけ
かみしめてた
出会いの時も越えて いつかは花咲くよ
飛んだ銀河 乗せて歌うから......Sing for…
舞姫立夏
「なんか、ちょっと変な話になってきたわね。マスター、これおかわり」
カウンターに座った霧雨さんは、身を乗り出すようにして、コーク・ハイのグラスを差し出した。
「強めに作ってね。酔わないと聞いてられないかもね」
そういって、彼女は笑った。
「カフェ・つんでれ」のマスター、吉さんの話が、なにやら不思議な...玩具屋カイくんの販売日誌(216) オカルト談義、白熱!?
tamaonion
「おや、いらっしゃい」
入口のドアが開いて、「カフェ・つんでれ」に入ってきたのは、霧雨さんだった。
「どーも」
傘を閉じて傘立てに入れながら、彼女はそうつぶやいた。
「まだ、雨が降っていますか?」
マスターの吉さんが尋ねる。
「うん。まだ。大分小降りになってきたけど」
そういって彼女は、カウンターに...玩具屋カイくんの販売日誌(215) 「つんでれ」で、オカルト談義!
tamaonion
さわやかな秋晴れの、日曜日。
公園の敷地いっぱいを使って開かれているのは、「アート&グッズ・フリーマーケット」。
手作り作品や自作のアートを、展示販売する催しだ。
「それ、いいですね」
「そう?安くしときますよ」
ホットドッグをほおばりながら言うレンくんに、ぱみゅちゃんが答える。
公園の一角に止まっ...玩具屋カイくんの販売日誌(214) 信じる者に、不思議は起こる?
tamaonion
流れ星を見つけたよ でもムリだね3回とか
願い事は そんな短く言えないから
もしも君に会えたなら たまに思い描くけれど
君の前じゃ 1回だって言えないのさ
どきどきする ふわふわする
これはそう つまり
恋に恋してるとかじゃないんだってば
Read me! ねえ気付いて
私の心の中の言葉に
Read...README!
麦風ラタン
作曲 ミントP様
カーテンの隙間 差し込む月明かり
暗い天井見上げて
「このままじゃダメだ…」
呟いた言葉は 戯言にしかならず
現実に押し潰され 傷付くこと恐れ
立ちすくむような
そんな弱い自分はもう必要(いら)ない
夢へと走り出し加速する
もっと 早く 速く...【桃音モモ】EXECUTE【オリジナル】
ruke
――――――――――#7
両袖のある茶褐色の執務机は、主の体格に比してかなり大きい。机上は海兵の寝床ぐらいのスペースがあり、B5のノートブックと羽根ペン以外には、余計な物品はない。
室内の調度は前政府から接収した当時とほぼ同じである。ただ、いくつかの肖像画を波音リツが持ち出して、代わりに旧政府が...機動攻響兵「VOCALOID」第5章#7
九十九折坂の狐
――――――――――#6
UTAU国家連合防衛統括省ハヤブサハン総本営。UTAU国家連合軍の最高統帥機関で、テレベ・ルジャネーゾ宮殿に本部が置かれている。
「この時間がな」
「?」
「夕焼けする前の空の色、綺麗だと思わないか?太陽が出てる内で一番暗いんだ」
「ええ、いつも見上げてる空の色が...機動攻響兵「VOCALOID」第5章#6
九十九折坂の狐
――――――――――#5
重音テトの私邸前。桃音モモ大佐が右後部ドアを開け、重音テト大将をエスコートする。階級の差を考えるとこの程度はおべんちゃらにもならない。
「君もそろそろ大将位になったらいいじゃないか。私の為にドアを支える肉体労働も煩わしいだろうから」
「ははは。勘違いで二階級特進させら...機動攻響兵「VOCALOID」第5章#5
九十九折坂の狐
――――――――――#3
正午を過ぎたあたりで承認の判子を桃音に渡して、テトは保留を弾くだけの作業に徹していた。
「ほら手が止まってるよモモちゃん。もっと早く」
「うるさいです」
「ほら我慢しないで。こんなに音を出しちゃって、いやらしい」
「この変態を撃ち殺したい」
「やだそんな激しいの...機動攻響兵「VOCALOID」第5章#3
九十九折坂の狐
【1A】
おひさまぴかぴか
すずしいかぜふいた
おはようさあさあ
おせんたくしようよ
【1S】
ねえわらってるきみは
わたしのおひさま
かがやいてて
だいすき...【曲決定】にぃづまごっこ
壱里
[某所 モニタールーム]
「耐久値を大幅にオーバー!壁に亀裂あり!」
ルコが叫ぶ。
今、モニタールームはとんでもなく忙しい状況だった。
「デフォ子、修復作業は!」
「やってる!ルコ、耐久値の回復までは?」
「あと3.9!」
「くそ、まだ戦いは続いている…。おい、テイ!お前も修復作業手伝え!」
「...BATTLELOID「STAGE6.5」
風のファンタジー
ここは、ゆくりさんのお店、「ゆっくり」の売り場。
お茶が飲めるコーナーで、リンちゃんとレンくんが、仲よくケンカをしている。
「人の姿を写真にとって、勝手にブログに上げるなよな!」
キャンペーンの天使の姿のまま、怒るレンくんに、リンちゃんは涼しい顔で言う。
「いいじゃん。天使のテト・ドールの宣伝にもな...玩具屋カイくんの販売日誌(168) “はっちゅーね”をめぐる人たち
tamaonion
雑貨店「ゆっくり」のお店の片隅。
小さいけれど、お茶を飲めるコーナーが設けてある。
ケータイでの長電話を終えたモモちゃんは、そばにいたりりィさんに言った。
「あら、長電話しちゃって、ゴメンなさい」
りりィさんの方も、いろいろ店内の雑貨やドールを見ていたので、気にせずに微笑んだ。
「いいえ、いいのよ」...玩具屋カイくんの販売日誌(167) テト・ドールと、はっちゅーねと、レンくん。
tamaonion
アーチストたちが、アトリエを構えている施設、「ニコビレ」。
その1階の奥にある作業室で、ミクちゃんとルナさんが話していた。
彼女たちの前の机に置いてあるのは、人形の“はっちゅーね”だ。
「こっちの声が、向こうに聞こえるって…。それ、一体どういうこと?」
ルナさんが、ミクちゃんに尋ねた。
「うん。たと...玩具屋カイくんの販売日誌(165) “はっちゅーね”の不思議 (その2)
tamaonion
ここは、ゆくりさんの雑貨店「ゆっくり」。
さきほど、ちょっと不思議なことが起こった。
売場に並んでいる、話しかけると答える人形の“はっちゅーね”。
そのしゃべり声が、デフォ子さんの声にそっくりだったというのだ。
自分のバッグから携帯電話を取りだして、モモちゃんは、りりィさんに聞いた。
「デフォ子さん...玩具屋カイくんの販売日誌(164) “はっちゅーね”の不思議 (その1)
tamaonion
[某所 モニタールーム]
「ふう…説明って疲れるもんだぜ…」
ルコ―欲音ルコがため息をつく。
「お疲れ様…といいたいところだけどねルコ、あんた重要なこと言い忘れてるわよ。」
こう冷たく言ったのはテイ―健音テイだ。
「そうそう、せっかく皆が持ってるフォン、高度なやつなのに、何の説明もなしにどう使え...BATTLELOID「STAGE0.5」
風のファンタジー
「デフォ子さんの声が、聞こえたの?」
りりィさんは聞き返した。
ゆくりさんのお店の棚に置いてある“はちゅーね”人形。
それが、急にしゃべったのだ。
いままで、リンちゃんと言い合いをしていた、天使のコスチュームのレンくんまでが、
不思議な顔をして、人形をのぞき込んでいる。
りりィさんは、モモちゃんに聞...玩具屋カイくんの販売日誌(163) “はっちゅーね”との、ひととき (その3)
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「ぷっ。あ、あっはっはあ」
「こいつ、いい加減にしろよ」
「ご、ごめん…。でもさ、あっはっはっは」
顔をまっ赤にして、怒っているレン君のそばで、リンちゃんは指をさして、おなかを抱えて笑っている。
レン君の頭の上に、針金でとり付けた天使の輪が、プルプルと震えている。
ここは、ゆくりさんのお店、雑貨店「...玩具屋カイくんの販売日誌(162) “はっちゅーね”との、ひととき (その2)
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綺麗な海だね
流れるのは美しい記憶
さらさら きらきら 澄み切った
きっと今はもう恋だよ
満点の星の下 君を好きになった
愛しているんだ 君のこと この瞬間
なにもかも変わってしまったけれど・・・
来世でも好きになるだろう
運命の定めの
愛しているんだ 誰より本気で...いつの日にか・・・
舞姫立夏
雑貨店「ゆっくり」の店の前にやってきた、リンちゃんとモモちゃん。
2人は、店のドアを開けて、中に入ってみた。
雑貨に古書マンガ、アニメのDVD、キャラクター雑貨などが、いろいろと置いてある。
「いらっしゃいませ~」
店の奥から、のんびりした声が聞こえた。でも誰も出てこない。
「ゴメン、ちょっと手が離...玩具屋カイくんの販売日誌(160) デビちゃん、売り出し作戦開始 ~その5。
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「かわいいわねー、このワンちゃん。それと、こちらも…キモかわいいわね」
テトさんが、小物をのぞき込んでつぶやく。
「そうですかぁ、えへへ」「どうも、ありがとうございます」
嬉しそうに答えるのは、作品を作った、ぱみゅちゃんとレイムさんだ。
「ギャラリー・ゆうひ」で開かれている個展「レイム&パム 作品展...玩具屋カイくんの販売日誌(159) デビちゃん、売り出し作戦開始 ~その4。
tamaonion
いつだって歩きはじめるのは
自分が行きたい方じゃなくて
なんだって 君への想いは
届けられそうにない 情けない
素直じゃない
君に伝えたいことがあるのに
いっそ心ぶっ飛ばせたなら
好きだよ 好きなのに
むしろ 気づいてよ
「ずっとずっとずっと」なんて...【UTAU】わけない【桃音モモ】
ひじきなこ
目立たないように、サッと入ってきて、通り過ぎようとしたモモちゃん。
「あれ?」
店内に、おなじみの顔があったので、足を止めた。
カフェ・つんでれの店内には、テーブルに顔見知りの3人が座って、お茶を飲んでいた。
ほかにはお客はいない。
「あ、モモさん」
「霧雨さん。いらっしゃいませ」
「これからですか...玩具屋カイくんの販売日誌(156) デビちゃん、売り出し作戦開始 ~その1
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