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それから私は、日を置かず伊鈴の元を訪れるようになった。
始めは意志を伝えるのさえ苦難だったのも、時を重ねる内に互いの感情を読み取る術を身に付けた。
今の彼女は、初めて会った時とは比べ物にならない位に明るい。私が見ていないとどこかに行ってしまいそうな程元気が有り余っていた。
塾の営みの間に、伊...ことりの泡夢 弐 (楽鈴)
飛色
祭の音色は既に遠く
凍てつく寒風に身を震わせて
儚いこえで 私の名を呼ぶ
そこで見たのは、緋の色に鮮やかな金の――
『ことりの泡夢』
飛脚が来たのは三日前の朝だった。
父の元を離れたのが十五の時。身を移したのは母親の故郷・京の都。今はここで母と二人、小さな塾を営んでいる。
江...ことりの泡夢 壱 (楽鈴)
飛色
がくぽ「がっくんと」
リン「リンリンによる」
がくリン「「がくリンのうた!」」
がっくリンリン♪ がっくリンリン♪ がっくリンリン♪
がっくリンリン♪ がっくリンリン♪ がっくリンリン♪
がくリンのうた♪
二人は仲良し いつも楽しくおしゃべりしてる
二人はうた好き 一緒にうたうと心がおどるの輝くの
...がくリンのうた♪
グリフ
群れに逸れた狼は 道に迷うふりをして
欲に濡れた赤い牙を 月の光で磨いた
鞘に収めた曖昧な 言い訳を最後に今僕は
向かい風に背を向く
月明かりだけが頼りで 不意に躓くのを恐れ
不思議そうに見つめ返す 影を踏まぬようにした
分かれ道に生えた草木 ひらひらと招いているよう
「こっちへおいで。」
冷たい...深淵の呼声
お香スティック
時の間(ハザマ)
取り残され
紡ぐ命
記憶の監獄
消えないでと
君が流した
涙が今も
青い幻影と戯れ染まった指先の赤
鋭い牙と疼く鼓動が僕らを引き合わせた
昼と夜が交差するこの部屋で眠りたい...記憶の監獄
104.
(サビ)
雨に煙る紅葉は染まず
緑深く揺れている
流る 揺らぐ川面の月を
赤い橋に一人待ちます
(A)
指を浸せば冷たいながら
風は温く 梢を揺らす
小さな嬰児の掌が
名前を裏切り振り返された...緑紅葉
かぼちゃすーぷ
花に惑いて 恋に酔う
嗚呼 我が想い
狂おしいほど かの花に
恋 焦がれてる
春風そよぐ 西の街道
道往く人の 目に留まる 美しき花
かの花の名は 「藤」という
薄紫の 花弁を揺らす
我が心 盗られたり
花に惑いて 恋に酔う...藤
唐歌
長い時を越えて
再び見えた(マミエタ)輪廻
淡い翠(ミドリ)の髪が
この身を導いて笑う
儚い夢から醒め
動き出した時計
暖かいその微笑みが
凍りを溶かしていく
無くした物
この胸に...三千ノ花
104.
矮小な 世界には 収まらぬ 想いを
神をすら 凌駕する 音楽を 奏でる
斬って 裂いて 飛び散ったは 真紅の華
奪い 叫び 往きつくのは 涙の淵
我は往くだろう
野望の果てに 愛しき人を
失ったとしても
凡庸な 旋律に 彩りを 加えるのは
神さえ 持て余す 我宿す 音楽の女神≪エウテルペ≫
壊し 嘆...エウテルペ
唐歌
気づいたら アスファルトの上にいた
俺達の世界とは かけ離れた未来の地
生きていく術よりも
活きられる道をゆく
嗚呼 嗚呼 俺の声が聞こえるか?
嗚呼 嗚呼 俺はここで生きている
ギターを掻き鳴らし
衝動 身をゆだね
見るがいい これが俺達
――サムライ$エレキテル―― 推参...サムライ$エレキテル
唐歌
追って追われて 油断したが命の終わり
前に出るだけが人生じゃねえ
求めるthrillはこれなんだろ?
I wanna fight the "DOG FIGHT"!
地面に立ってるのに目が向くのは大空(そら)ばかり
そんなに命捨てたいのか?Are U crazy, aren't U?
地面這いずって生...the DOG FIGHT
pratinum
世に跋扈する 悪賊を
刃で斬るは 容易いが
それでは少し 虚しかろう
ならば私の この舞にて
世を治めて みせようぞ
風の揺らめき 桜舞う
酔い痴れるには まだ早い
美しきかな 日の出る国
舞えば舞うほど 人心を知る
刃で斬るは 武士の道...天下風舞
唐歌
宵宴
宵深く風に乗り届く 花信を告ぐ香
いざ いざ 宴を開かん
斯かる稀なる月の下にて
月明かり 灯りなぞ要らぬ
いざ いざ 連れ立ち往こう
宴の席にて祝いを述べる
火を消せ
淡き白が霞む無粋を
嗚呼 美しいこの花を私の舞で愛でましょう...宵宴
かぼちゃすーぷ
A
紫闇に浮かぶ 輪郭を(7・5)12
凝らす目で 確かめ記す(5・7)12
縁取る指で 生まれ出る(7・5)12
依り代に 猛き音韻(5・7)12
B
絡む糸 淵の揺らぎが(5・7)12
黎明に ぴんと張り詰め(5・7)12
沸き立った 躯幹の底の(5・7)12
情動と 感情の行方(5・8)13...化生の音(taman様に捧ぐ)
yuyun
最果て 見えない砂漠の嵐にのまれて立ち竦む
逆巻く 灼熱が肌を焦がして過ぎ往く彼の地へと
傍らに咲いた花に指で触れれば果敢なく散ってしまう
掠れた喉 ただ一滴の水を求めては
花びら<君>に口付けて僅かな蜜を
ひび割れた唇 君が望むなら歌う
この命の限り君に捧げよう Red Moon…
焼け付く熱砂に...Desert Moon
かぼちゃすーぷ
わたしたちのよるがきた
せかいいちのよるがきた
わたしたちはこんやもうたう
私たちの夜が来た
世界一の夜が来た
私たちは今夜も歌う
今からはじまる私たちのステージ
どこにでもあるちっぽけな歌じゃない
何がはじまるかわからないステージ
どこにでもある私たちじゃない...星たちは、わらう ~star spirit
榊 悠
気分が重い うつろな僕を
月明かりが照らしていく
絶望の闇 に溺れていく
そんな日々たち・・
隣にあったはずの
笑顔は今どこに?
僕の生きる希望は
消えてしまって・・
君と過ごした時間(トキ)は
あんなに楽しかったのに...Regretーレグレットー
凌駕
神様、僕は幸せになってもいいのでしょうか
神様、僕は幸せにしてあげられるのでしょうか
悲しい事はいつだってTVの向こうで起きてます
僕より優しい人達が何でもないように消えていきます
命の価値が同じなのだとしたら 何が違ったのだろう?
誰か教えてよ 僕がいまここで 生きていける理由(わけ)を
伸ばした...約束(完成版)
風杜鈴音