タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(92)
-
レンくん
-
鏡音レンくん
-
その一方で、団長室へと呼びだされたレンとフーガの2人は、カリスマ騎士ローランドから話を聞いていた。膝を組んで長椅子に座ったまま、ローランドが話を進める姿は他の騎士では敵わないオーラが放たれている。
「ところで、2人はコラツィオーネがまだだろう?。これを食べるんだ」と言いながら手渡したのは粉砂糖をま...G clef Link お姫様の誕生日3
-
二度寝。ヒトはそれをしてしまうと、なかなか起き上がってこれない。例えばだが、あと5分だけ……と呟いて瞼を閉じれば昏々と眠り続けてしまう。
はっ!? と言って夢の世界から帰還すると、取り返しのつかない事態へなってしまうこともある。今まさに4人は、それが起きようとしていた。
「おーい、雇われ近衛兵の...G clef Link お姫様の誕生日2
-
次の日の朝。
ミクたちのパーティーは、フォレスタ・キングダム内の寮で一夜を明かした。宿屋と違い現在は、クエストを受けているまっ只中である。
これは即ち、雇われている立場なので朝目覚めると同時にクエストが再開することを意味するのだ。
「……朝か」
さきに目覚めたのはレンであった。14歳という最...G clef Link お姫様の誕生日1
-
──なんで今まであったことを知っているのーーっ!。4人はここまでの旅路で起きたことを[旅の手引き〜]が書いてあったので驚愕してしまう。
確かに振り返えってみると、ミクとリンとレンの3人はフーガとバトルになってしまい、その流れで“奇妙な姿勢”をお互いにしていた。
「なっなんか、こっ恐いわよこの本。...G clef Link 元騎士団長14
-
[旅の手引き〜これであなたも立派な冒険者]
ジークレフの性能について編
人生はワン・ツー・デカルチャー!。
ガンバレっ、私……。
旅を続ける冒険者の皆さんも、頑張ってくださいね(笑)。
さて、このページを開いたということは、貴方たちはお守りの首飾り=ジークレフの扱い方にお困りのようですね。
なんで、...G clef Link 元騎士団長13
-
場所はフォレスタ・キングダムの兵舎。
時計の針が指す時刻は20時30分……ミクは寝泊まりをする寮のなかで、パーティーメンバーとトランプ遊びをしていた。4人ともパジャマパーティー姿となり、寝る前に親密感を上げようとしている。
ちなみに遊ぶのは【ダウト】なるゲームだ。自分の手札から裏向きにしたカー...G clef Link 元騎士団長12
-
登場人物紹介
【主要キャラクター】
ミク・F・ヴェール
G clef Linkの主人公
モチーフは初音ミク
◆キャラクターとしての特徴◆
物語の主人公にしたのも、今や日本を代表する歌手として世界で知られているのが初音ミクさんなのである。当然ながら主人公。
予測不能な大ボケをかます天然キャラなのに時折...G clef Link キャラクター紹介
-
落胆しそうになった弟(レン)と比較し、姉のほうは普段から高揚的な性格の持ち主。普通に話していた相手が、お姫様だとわかれば、あることを告げるのだ。
「あのさ。さっきまであんたのために、お菓子づくりしてたから食べに戻りなよ」
それは昼食後に与えられた仕事で、自分とリーダーが作った“甘い奇跡”のことで...G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ13
-
途中、異なるセカイが存在することを示唆した謎のキーワード。気が付けば少女と他愛のない閑談をしていた。だが、雇われ近衛兵となったパーティーメンバーも、休憩時間が終わりに近付いてくる。
「おい、リーダーのフジタとソレイユ姉よ。次の仕事は、訓練をする騎士たちのサポーターになるんだ……んっ!」
騎士団長...G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ12
-
少女からの昔話が終わった。話しを聞いた側は、こう応えていく。
「抜群なネーミングセンスの魔法を使ったのはね、このマジックリンちゃんと、その弟であるレンのお父さんよ」
まっ先に自分は、ガイアなる人物の子どもであるとアピールするリンであった。14歳の乙女(リン)にとって、ガイアスペシャル! シャイニ...G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ11
-
「あら? 私もシノビならコナミが先生ですよ。ニンジャガイデンより先にサスケとエビス丸から、シノビの歴史を学びました」
「そこの共通点、なにも無いじゃないッスか……」
少女とメンバーたちの年齢が近いのか? 不思議と話は盛り上がっている。同時に高貴な雰囲気がする少女へ、どこか懐かしさを与えていた。
「...G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ8
-
言遣いにどこか気品のある聲を発した少女は青リンゴの木を影にし、周りから身を晒さぬよう隠れている。コソコソ……コソコソ……と、その動きはまるで何者からか逃れているようだと4人は感じとれた。
「あの〜っ、このマスカットが欲しいのですか?」
ミクは軸から小分けにしたマスカットを手に持って、それを木の後...G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ7
-
「やあ…ふたりとも、ハァハァ……」
仲間の青年は息切れをしている。青く黒い髪を垂らした額に汗を流し、レンと2人でやってきた訓練の激しさを少女たちに想像させた。やはり剣を使った訓練となると、闘いに関連することであろう。
「大丈夫ですか? なんか、すごく疲れている感じがします」
「ああっ……ぼくは平気...G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ6
-
レシピを読ませた者が、2人のもとへきた。するとボウルのなかに拡がる解いた小麦粉の姿を見てこう言った。
「ブラーヴォ! バンビーナ。コノ生地から、ジャンキーなセカイが伝わってクルネ♪」
※Bravo=イタリア語で素晴らしい※
「あっ、わかってくれる?。これはあたしがする、スイートマジックなのよ♪」
...G clef Link 姫様へのカラメーラ・ドルチェ5
-
他の仲間も締めにミネラルウォーターを飲んで、昼食を終えた4人たち。すると食堂のなかへ、一人の男性がやってきた。
「雇われ近衛兵で、魔術師の職業の2人はイルか?」
カタコト交じりの口調で呼び掛けてくる1人の男性。この男性は清潔な白いコックコートを着用しており、その容姿、頭髪は坊主頭に近い黒の短髪。...G clef Link 雇われ近衛兵5
-
兵舎の食堂に集いしフォレスタ・キングダムの騎士団。昼食とゆうものは武人にとって、ひと時の息休めである。
今は“平和”なイルヴァルス大陸であるが、フォレスタ・キングダムの騎士たちは不測の事態に備え日々、戦いの訓練をしているのだ。
「午前中の剣技なんスッけど、団長の言葉にオレ、シビれちまったッス」
...G clef Link 雇われ近衛兵4
-
石造りの廊下を歩けば、美味しそうな匂いがしていた。とくにメンバー4人の腹の虫を刺激していたのは、焼けたチーズの芳ばしい香りである。
まるで咲いた花に誘われ群がる蜜蜂のように、香りに吊られ回廊を進めば、チーズの馨(かぐわ)しさがさらに増していた。
[兵舎の食堂]
美味しそうな匂い釣られると、メン...G clef Link 雇われ近衛兵3
-
「パワハラ、セクハラはしちゃダメですよ……。うん…私たちのメンバーなら、心配なさそうね♪」
仲間たちに読み聞かせが終わったミクは[騎士が秩序を護るのは寮生活から Ver 2.0]を閉じた。話の内容を簡単に説明すると、騎士が集団生活において“酒”が絡むトラブルを書いたマニュアルである。
今のパーテ...G clef Link 雇われ近衛兵2
-
男子陣2人が豪華な鎧へ目を奪われていると、リンがこう言った。
「あのね。近衛兵っていうモブキャラみたいな役割のあんたたちに、カッコいい鎧なんか装備させてもらえないわよ」
その台詞、容赦なく現実味を帯びた、ひと言であった。リン・S・ソレイユは、カッコいいモノへ憧れを抱く男のロマンなど、一撃で破壊し...G clef Link 雇われ近衛兵1
-
続いてローランドから雇われ近衛兵となった4人に説明が入った。それは、クエスト中に寝泊まりできる寮のことである。募集の際にも【衣食住が揃っていて かなりお得!】とあったのだ。
「このローランドの居る部屋から出て回廊を西に歩くと、君たちが住める寮が在る。男女共同の4人部屋だが、それでも構わないか?。共...G clef Link カリスマ騎士ローランド8
-
少年は状況を考えてみると──なんで自分が23歳にもなる大人の保護者にならないといけないんだ──と冷静な気を散らし、取り止めのない気持ちになった。ただ、黒毛混じりの青き髪をした青年の言うこともわかる。
昨日まで孤独だったこの青年は、対峙した初対面の段階で“奇妙な姿勢”をし、人間讃歌は「勇気」の讃歌...G clef Link カリスマ騎士ローランド7
-
「いつも悩んでるから、たまにはリーダーを助けてあげないといけないわよ」
「ありがとう……」
ミクはリンからの助け綱が嬉しかった。
幼なじみの彼女は陽気な太陽みたいに活発で明るく、頭を悩ませる曇り空なんか『無駄無駄無駄無駄無駄ッ 無駄ーーッ! WRYYYYYYYYYYN──ッ』とラッシュをして、暗...G clef Link カリスマ騎士ローランド6
-
仲間がダメならば! ここで冷静沈着なポジションの僕の出番だ! そう心に決めて、今度はこちら側から掛け合いで“たらし込もう”とした。普段なら相手のボケに対し、ツッコミを入れるのが役割であるが、あえて…そのネタに乗っかってみようと考えた。
「ローランドさん…貴方はミクちゃんを翠星石と例えましたよね……...G clef Link カリスマ騎士ローランド5
-
「イルヴァルスでNo.1ナイトであるローランドが、ここまで言うのは珍しいことだ。バンダナツインテのリーダーが良いなら是非、我が騎士団で正規雇用したいくらいだ」
その悦びは男がする行動にも現れている。ローランドが足に履いた白銀に輝くサバトンが、カシャカシャッと爪先から上下に軽く弾んでいた。ローランド...G clef Link カリスマ騎士ローランド4
-
いったい何処のなにが? 駄洒落なのか?。その他のメンバーは、それを理解することなくこう言った。
「なにをあんた言ってんのよ?。このヒト、どう見たってカリスマ騎士じゃない」
「いやリン、そのカリスマ騎士って言葉がネタになってるんだよ!?」
「どうしたのレン君? ローランドさんはクエストの依頼主なのよ...G clef Link カリスマ騎士ローランド3
-
「美味しそうなマスカットですね♪」
「マジうま、バリうま、マスカッツパーリィナイツ。シャイマ皮バリバリ、タネない食べるのDon' t stop 止まらない イェーイ♪」
門番騎士=ナイトはリズミカルな言い回しでフォレスタ・キングダム特産品について詳しく説明してくれた。シャイマはブドウなのに食すとき...G clef Link カリスマ騎士ローランド2
-
ミクは門番をしている騎士に声を掛けた。威圧感満載で話し掛けにくい雰囲気だが、クエストをするには、この国に在る騎士団の兵舎へ向かわなければならないからだ。
「すみません。私たち、雇われ近衛兵のクエストを受けにきた旅人なのですが、騎士団長のローランドさんはどちらにいますか?」
すると声を掛けられた門...G clef Link カリスマ騎士ローランド1
-
女性は周囲に顔を晒さぬよう物静かに振る舞っていたが、話すと騎士のように威厳があって落ち着ついた口調であり、その背に大剣こそ背負ってはいないものの、フーガが子どもの頃に体験した“あの光景”が再生される。
母さん……。
ぼく…母さんがいないと……ほんとうに…ひとりぼっちだよ……。
脳裏に蘇る悲しみの...G clef Link フォレスタ・キングダムを目指して6