タグ「和風」のついた投稿作品一覧(4)
-
[A]
静かなる森の奥深く 誰も知らぬ社(やしろ)が眠る
言霊(ことだま)も響かぬそこには 妖艶な魑魅(ちみ)が蔓延(はびこ)る
[B]
脆弱(ぜいじゃく)な四肢を捨て 神をも喰らうその背には
禍(わざわい)も逃げ惑う 酔狂な魍魎(もうりょう)が とぐろまく
[S]
赤目の鬼姫(きひめ)が手招く
「...妖艶鬼姫
-
[S]
雅(みやび)の桜が散りゆくわ
蝶が舞う如く 艶(あで)やかに
[A]
悠久を弄(もてあそ)ぶ
幾千の御魂(みたま)さえ
目を逸(そ)らせない風情の社(やしろ)
誰も知らぬ庭園(にわぞの)
[B]
盃の酒 口づけた...縁の端
-
[A]
錆びついた罪 その身に纏い
少女は赤を駆け抜ける
それは無情か情け知らずか
冷たい駆逐(くちく)身に染みて
[B]
於上不葺御門(うえふかずのみかど)は見下して
「夜は長い、長いよ童(わらべ)」
三足(みあし)のカラス 大いに笑う
[S]...鬼子回生(改良中)
-
[A]
薄紅の咲いた首筋を
御触書にして練り歩く
蝶の姿(かたち)した帯揺らし
月下に楔(くさび)、打ち込んで
紅(くれない)のさした三日月を
太刀に携えて振りかざす
無双の脚を魔と晒し
簪の鈴、鳴り響く
[B]...籠の蝶[長い]