タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(10)
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酷い 飢え
呟く 何故
目眩 くらり
咀嚼した嘘 嚥下できずに吐き出した
【涙の理由(わけ)】など知らないままに
中途半端に反抗して そして全ては【嘘】になる
こぼれ落ちた【僕】
羽を休める止まり木 其れは全て黒に染まり
ゆらゆら揺らめきながら 地へ堕ちる
酷い 乾き...幼き反抗/反乱
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胸の奥に浮かんでくる風景
耳の奥底で響く声
遠き過去のものなのか
戒められた夢のことなのか
壊れたオルゴールは割れた音を響かせた
身を焦がすような思いに身をゆだね
君が近くて遠い場所で笑う
儚い幻 アイシテルは嘘?
胸の奥に浮かんでくる風景
耳の奥底で響く声...オルゴール
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秘密の屋根裏
オモチャ箱持ち込んで
ばらまいて笑い合って
何気ない日常
見つけた遊び場
入るコト禁じられた屋根裏
大人の目盗んで
入り込んだ幼い双子
「誰も居ない場所
わたしたちだけの場所...ヒミツの屋根裏
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世界は平凡で退屈な驚きに満ちていて
それを当たり前と感じたら世界は急に色褪せた
僕はもう大人になって
ネバーランドも大きな夢も遠く遠い空のカナタ
セピアな世界の中で輝いて
色を戻してくれたのは君の存在
穏やかに色付いた世界は君を中心として廻っているようだ
離れるのが怖くて手放すのが嫌で
...マリオネット
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デフォ双子
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――語られた物語
「楽しんでいただけましたか?」
ガラスの破片
枯れた茨
「全ては起こるべくして」
毒の林檎
狼の毛皮
騙られたモノガタリ――
「めでたし めでたし」...童話(ものがたり)の――
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夕暮れ迫りし秋の原
子どもら高く歌いしは
【こちら】と【あちら】を繋ぐ歌
境が朧な黄昏に
歌うコトなど赦(ゆる)されぬ
【あちら】の鬼は一つだけ
牙を剥いて笑いけり
夕焼け染めし秋の原
喚び出してはなりませぬ
【こちら】と【あちら】を渡す唄...ワラベウタ
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闇の中に沈みこみ
黒の中で身を清めよ
さすれば忌まわしき紅の舞台は
我の為に始まるだろう――
消え逝くは理(ことわり)
捕らわれるは抗えぬ運命(さだめ)
昏(くら)き水面の向こうへ誘いし灯火
輪廻の向こうから続きし契約
鈍く輝く銀色の鎌
月影の下鮮やかに舞い踊る...死神の戯曲
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初描きレン
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とある国の隅の隅
産まれ落ちたは“禁忌の双子”
共に生きたいと望もうと
周りは1を引きたがる
産まれてすぐに母は死に
物心ついて父は死んだ
二人で力を合わせて
寄り添い合って生きてきた
同じ目 同じ顔 同じ思い
僕のたった一人の兄弟...キンキのフタゴ