口癖
意味のないことばかり言ってました
君のことが少し懐かしくなりました
だいじょうぶって一人呟いて
君の口癖が僕に移ったみたい
僕の吐く息はすごく汚れてて
この生活で汚れてしまったのかな
それでも今日も静かに朝は来て
この街だって赤く染まっていく
もし君に今すぐ会えるなら「だいじょうぶ」って言って欲しいだけ
走り続けて休むのも許されずに
でも誰が許すの?
決めたの僕だよね
吸って吐いての意味のない呼吸は
早くやめた方が誰かのためだよね
それでも確かに僕は生きていて
何もないけど何かある気がして
ただ君の「だいじょうぶ」って言葉が
僕の口癖にもなってしまっただけ
これから毎日必ず今日がきていつ終わるのか到底わからない
もしも明日が来ないというならきみに「だいじょうぶ」と言ってほしい
それだけさ
意味のないことばっかり言ってました
君のことが少し懐かしくなりました
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