優花と適当なターゲットを探していた所でバタフライの声が聞こえて来てみたが…。ハレルヤと花壇か…確かにそんなに強く無さそうな上に帽子屋とウサギのプレートはデカいな。

「んっふっふー私知ってますよー?花壇さんがプレートいっぱい持ってるって事~。」
「まぁ、目の前で渡してたしねぇ。」
「ターゲット決定ー!せめて執事長のプレートだけでも取らせて貰います!」
「4対2は卑怯ですね。」
「何とでも言いなさーい!かっくごぉ~!!」
「わっ?!」
「取り敢えず走って!あんな凶暴なの相手にしていたら命が幾つあっても足りません!」
「なぁんですってぇ―――!!」

…え?走るのか?展開について行けず走るタイミングを逃してしまったんだが…。

「…クラムさん、行かないの?」
「お前こそ…。」
「あー、うん…テンション高いからちょっと疲れちゃって…。プレートも
 『昼ドラ見れなかった~!』って持ってっちゃったしね。」
「女って恐いなぁ…。」

――チュン…

「そう言えばリトルフラワーと組んだんだね。仲直りおめでとう。」
「おめでとうって何だよ…ん~まぁ…誤解が解けたのは嬉しいか。」

――カァーカァー…

「でもクラムさんが鳳仙花庇ったのは正直意外だったなー。ドレスの課題も持って
 かれちゃったしさー。」
「いや、別に庇った訳じゃ無いし。」

――チュンチュン…

「気が付けば皆ラブラブなんだもん、目のやり場に困っちゃうよ。特にあの
 二人とかさ~。」
「あの二人って…ああ、花壇とウサギ野郎か。」

――カァーカァーカァー!!

「わっ?!」
「な、何だぁ?!」

黒い塊がスナイパーの脇をすり抜けた。ふと辺りを見ると木と言う木にびっしりと鳥が止まっている異常事態に気付いた。こう言う映画昔あったな…鳥が大繁殖して町の人々襲う奴…。

「皆、お疲れだな、協力ありがとう。」
「こんな所でお喋りなんて余裕なのね。」
「パートナー追い掛けなくて良いの?まぁ、今からじゃ遅いけど。」
「ごめんね、二人共?」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

鳥の集団がトラウマになるかと思いました。スナイパー見捨てて逃げた俺を笑うなら笑って下さい。でも何より思い知りました。――女って恐ぇえええええ!!!

「プレートあったー♪」
「誰の誰の?」
「バタフライだって。これで『ブレイク』のコールするんだっけ?」
「あ、待って、これ、貰うだけ貰ってコール後回しにしてみない?」
「そっか、今ならバタフライが花壇ちゃん達追ってるもんね。倒してからで良いか、
 じゃあ次行こう~。」
「「「「おーっ!」」」」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

DollsGame-117.李-

その映画がトラウマな自分

閲覧数:124

投稿日:2010/09/13 16:56:32

文字数:1,113文字

カテゴリ:小説

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