これは此の世の事ならず

西院(さい)の河原に迷いたる
明けのみ空の二つ星
かよわきおててを握りしめ
石の河原を歩みたる
西院の河原に咲く花は
朱の花びら曼珠沙華
御仏の花と二つ星
手に手に手折り歩みたる
西院の河原の鬼たちに
朱の花びら曼珠沙華
鬼の目にもさす涙
我れを恨むること勿れ
石の河原を迷いたる
明けのみ空の二つ星
太一の天を欲しては
西院の河原におとされて
絹のおべべははぎ取られ
はだかのみあしで石を踏み
暗い河原で二つ星
またたくことさえできはせぬ
父上恋し母恋し
恋し恋しと嘆けども
いまだ許しをいただけぬ
西院の河原の二つ星

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

西院河原朱星和讃

元ネタ(?):西院河原地蔵和讃

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投稿日:2008/05/23 17:40:17

文字数:273文字

カテゴリ:歌詞

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