いつのまにか私は悲しみの海にいた。

――もう…誰にも見つけてもらえないや…―

「どうして泣いてるの?」

君が、手を差し伸べてくれたんだ。

私は、彼に惹かれていった。
でも忘れてたんだ。
私が、深海少女だってことを。




「キレイ…」

彼が、私と正反対のマリンブルーの海で泳いでいる。

「あっ、」

私の視線に気づいて振り返ってくれた彼。
でも、私は…

私は…

こんなに汚らわしくて、醜い私が。
あんなに綺麗な光のような彼に。

もう…ほっておいてよ…
惨めな私を、見せる勇気なんてない。

でも…本当は…!!

その瞬間、彼が姿を消した。

「いや…私を…ひとりにしないで…っ!!」

思わず天に向かって手を伸ばす。

「ほらね、君も素敵なんだよ。」

彼に腕を引かれる。

――私は…醜くなんてなかったんだ…―

もっと、彼を知りたい。

彼が―――好きだから。


「ありがとう。」













今、飛び立つの。














fin.

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深海少女【自己解釈】

深海少女を衝動的に。
この歌好きすぎる!!

大分省いたけどねwww

トリハダもんだよね。

読んでくれてさんきゅっきゅ♪

閲覧数:369

投稿日:2011/05/29 22:13:52

文字数:449文字

カテゴリ:小説

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  • 魔熊

    魔熊

    ご意見・ご感想

    良い話や!!
    醜いわけないじゃないか!!
    深海少女いい曲だよね。
    ハッピーエンド好きだよ(*^^*)
    衝動的に書けるとか…私も文才が欲しい!!

    2011/05/29 22:21:19

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