1番

あの日僕は嘘をついた
大切なものを見失わないために


挙動不審でも家族は笑っていた
僕の中の偽りの幸せ


恐怖心の本当の意味なんてさ
僕以外誰もが知らない方がいい
分かり合えない辛さを抱え
それでも今日は続く...


こんな世界に勝手に産み落とされて
満足に生きるなんてできないよなぁ


間違いだらけのこの世の中を全部ただ一人で
正したくて刃物を手に取った僕は己を忘れ

また過ちを犯す

大人達への不満や悩みをこの身から

全部吐き出したくて

理解されない
孤独なリアル
に終止符

2番

檻の中ですすり泣きながら
夢と現実を一人彷徨っていた
ガラス越しの両親はやせ細っていて
僕を冷めた目で睨みつけていた


理想という言葉は程遠くて
僕の手には届きやしない

この悪夢を断ち切りたくて
手首の傷を増やす......


あの頃が懐かしくてさ
嗚咽を漏らしては縋り付く


友達はもう成人していたんだ
僕だけが置いてけぼりで
あらゆるものを犠牲にしては通り過ぎてゆき
また絶望する

社会への不信感や恨みをこの身から
全部追い出したくて
過去が襲う
それでも僕は
ここで......

(死にたくない!)

過去は変えられない
後戻りできない
罪は消せない
それでも僕は
未来へ進む
しかないんだ

それが僕の最期

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過去が襲う

「歌ってみた」などにご使用下さい。

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投稿日:2023/09/11 13:53:17

文字数:569文字

カテゴリ:歌詞

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