――パズルのように繋ぎ合わせた未来 僕が無くしたのはどこのピースだろう――
―いつからだろう?僕と君が手を繋がなくなったのは。なぜだろう?会話が少なくなったのは。
「この前のドラマ、面白かったな。」
「…うん…そうだね…。」
君との帰り道、そんな他愛ない会話をしていた。
何故だか、君の横顔が寂しそうに見えた。
でも僕は気づかないフリをしていた。
「…ねぇ、別れない?私達、もう限界だと思うの。」
君は僕を見ずに言った。
「…やり直せない?」
「無理だよっ…。」
君の頬に涙が流れた。
僕はその涙の意味がわからなかった。
「…ゴメン…。」
「…サヨナラ。」
君はそう言って立ち去った。
僕はその背中を見つめることしか出来なかった。
家に帰り、部屋に入って思い出す。君との記憶を。
出会ったばかりの頃は、楽しかった。
だけど最近は、毎日苦しかった。
途切れそうになりながら、君と無理に笑っていたんだ。
――変わってしまった心の形を無理矢理あてはめてみるけど 痛いんだ苦しいんだ 君を傷つけて
でも僕は君の幸せを願うよ。
例え同じ風景にいなくても、あの楽しかった日々の欠片抱いて眠るよ。
コメント1
関連動画0
ご意見・ご感想
禀菟
ご意見・ご感想
良かったよ!!
パズルって名曲だよね!
これから俺の作品(?)にアドバイスを入れてくれるとありがたいですw
だから次回から俺もアドバイスいれていい?
2011/04/09 10:15:32