――パズルのように繋ぎ合わせた未来 僕が無くしたのはどこのピースだろう――



―いつからだろう?僕と君が手を繋がなくなったのは。なぜだろう?会話が少なくなったのは。



「この前のドラマ、面白かったな。」

「…うん…そうだね…。」

君との帰り道、そんな他愛ない会話をしていた。
何故だか、君の横顔が寂しそうに見えた。
でも僕は気づかないフリをしていた。


「…ねぇ、別れない?私達、もう限界だと思うの。」

君は僕を見ずに言った。

「…やり直せない?」

「無理だよっ…。」

君の頬に涙が流れた。
僕はその涙の意味がわからなかった。

「…ゴメン…。」

「…サヨナラ。」

君はそう言って立ち去った。
僕はその背中を見つめることしか出来なかった。



家に帰り、部屋に入って思い出す。君との記憶を。

出会ったばかりの頃は、楽しかった。
だけど最近は、毎日苦しかった。
途切れそうになりながら、君と無理に笑っていたんだ。


――変わってしまった心の形を無理矢理あてはめてみるけど 痛いんだ苦しいんだ 君を傷つけて



でも僕は君の幸せを願うよ。
例え同じ風景にいなくても、あの楽しかった日々の欠片抱いて眠るよ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

パズル

今回は「パズル」になります。
リクエスト頂いたんで書きました。
微妙かもしれないけど、頑張って書きました。
ぜひ読んでください。

最後にクワガタP様、すみませんでした。

閲覧数:128

投稿日:2011/04/09 01:42:59

文字数:517文字

カテゴリ:小説

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  • 禀菟

    禀菟

    ご意見・ご感想

    良かったよ!!
    パズルって名曲だよね!

    これから俺の作品(?)にアドバイスを入れてくれるとありがたいですw

    だから次回から俺もアドバイスいれていい?

    2011/04/09 10:15:32

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