衛星は何度も
今世紀最後の快晴を伝えている
廃品回収車のアスファルト揺らす音
もうちょっといたいけど
行かなきゃ
息絶えた街の
何かの塔の向こう
記憶と同じ色したそれを
僕は空だと知っている
嘘みたいだって思うほど
澄み切った青が
月を閉じ込めて
見失ってしまった
いつか話をしていた
そういう全部が痛む
まるで人間さ
「君だけはずっとそこにいて」
背中に触れた
冷たい手の優しさ
それを最後に眠ったら
夏が来て
僕は何か忘れている
千年前のこと
使い捨てレコードは海岸を埋め尽くした
簡単な言葉と単純なメロディ
なんてことはないけど
抱きしめてる
雨上がりの空
ガソリンの虹色
綺麗なものを教えてくれた
声に重なるように
いつまでもずっと歌っては
明日きっと会えない
誰かを探して
たどり着いたこの部屋
千年前のレコードに
針を落とした瞬間
回る世界
「君だけはずっとそこにいて」
振り向いた顔に海の欠片
あなたは幾星霜の歌になる
夏が来て
きっとこれで最後なんだ
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