重なる鼓動と影法師
乾いた喉から砂が消えない
どうして好きになったの? なんて
そんな単純な回答さえわからなくなるんだ。

盲昧(モウマイ)なANSWER
もう聞かないでくれよ
I'll be yours if you desired. 叶わず
拭えない虚像と僕のUNREAL


“Sink with me?”
 ――To the bottom of the Sand Sea.


広がる世界と反響音
歪んだ耳の雑音《noise》が消せない
わかってないのは君だろ? なんて
とんだ今更な反抗さえ届かなくなるんだ。

哀味(アイマイ)なANSWER
もう言わないでくれよ
No more words without hearts. 言葉じゃ
満たせない渇きと君のUNREAL


“Think with me?”
 ――How to breath in the Sand Sea.


埋(うず)まる孤独と蜃気楼
薄らぐ肌の香りが融けない
いつから「好き」が消えたの? なんて
そんな高慢な境界さえ描けなくなるんだ。

哀味なANSWER
そう言わないでくれよ
I'd be yours if you desired. 戻れず
拭えない虚像と僕のUNREAL


どうしたら君を選べる? なんて
とんだ今更の残酷 But, I'm in love yet...

愛味(アイマイ)なANSWER
物足りないほどに
No more hands without heats. 狂えど

“Why do you not free me of unreal?”

盲眛なANSWER
もう聞かないでくれよ
I'd be yours if only you desired.
渇きっぱなしの喉とMyREAL

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【フリー】unrealize

半年ほど前に書いた歌詞に近い形式の文章を、ひっぱってきました。

・曖昧→愛味/哀味
・蒙昧→盲昧
「曖昧模糊」の曖昧と、「無知蒙昧」の蒙昧を元にした言葉遊びです。※こんな表記は実在しません

英詞部分の直訳
「I'll be yours if you desired. 」
→「あなたが欲したら、僕はあなたのものになるのに」
「“Sink with me?”――To the bottom of the Sand Sea.」
→「『僕と沈んでくれよ?』――砂海の底まで」
「No more words without hearts.」
→「心ない言葉はもうたくさんだ」
「“Think with me?”――How to breath in the Sand Sea.」
→「『僕と考えてくれよ?』――砂海での呼吸の仕方」
「I'd be yours if you desired.」
→「あなたが欲したら、僕はあなたのものになったのに」
「But, I'm in love yet...」
→「だけど、僕はまだ愛している……」
「No more hands without heats.」
→「熱のない手はもうたくさんだ」
「“Why do you not free me of unreal?”」
→「『どうして僕を非現実から解放してくれない?』」
「I'd be yours if only you desired.」
→「あなたが欲しさえしたなら、僕はあなたのものになっていた」

かなり適当に書いたので、文法的にあってるかどうかはビミョーです。

全体として、いちおう音数は揃っているけど、作曲しやすさは考慮されてない……と思います。

詞先作曲の練習等、なにか用途が見つかりましたら、ご自由にお使いください。

年単位で昔のモノばかりですが
もし興味がありましたら⇒http://ncode.syosetu.com/n9495bz/
こちらも煮るなり焼くなり、お好きにどうぞ。

閲覧数:189

投稿日:2015/07/12 00:54:57

文字数:750文字

カテゴリ:歌詞

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