さくら ひとつ きみに 出逢う
さくら ふたつ きみに恋する
さくら ひらく 空に 届く
きみを彩る 春のひとひら 


さざめき通り過ぎていく人波に紛れ
不意に 瞳 奪われていた
まだ上げ初めし髪に細い肩に揺れる
木漏れ陽さえも眩しく見えて


覚めては 忘れる ひと夜の夢ならばと
閉ざして 閉じ込めても



淡く香る春の夢に 甘く痛む胸の鼓動に
刻は止まる 刹那 開く
きみを知るまでの 春ひとひら




ざわめく胸のまま 言の葉は拙く零れ
とめどなく 溢れて落ちては
花篝映す水面に投げつけた
小石はねて君は笑う寂しく


どうして 恋して 焦がれて 狂おしくて
隠して 隠せなくて


どうして こんなに 焦がれて 狂おしくて
壊して 壊れていく


さくら ひとつ きみに出逢う
さくら ふたつ きみに恋する
さくら ひらく 空いちめんに
きみに届ける 春のひとひら 

浅く消ゆる春の夢よ 
淡く霞む君の幻
風に手折る 空に放つ
胸に焼き付ける 春ひとひら


さくら ひとつ きみに 出逢う
さくら ふたつ きみに恋する
さくら 散れば そのてのひらに
ふたり 忘れるまでのひとひら

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

ひとひら

COBAx5884xさん https://piapro.jp/coba_x5884x の楽曲に作詞で参加させていただきました。
サビのメロディに、舞い始めた桜の花びらを感じて、夢心地で作詞しました。幸せな時間でした。

閲覧数:115

投稿日:2023/03/31 20:59:19

文字数:501文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました