待ち焦がれてた 探し続けていた
とうの昔に消え去った 気高き同胞《はらから》を

人の世の営みに 滅ぼされた一族
この国の狼の血は 僕しか引いていない

月明かりの下で 君は言ったよね 人と慣れあうあなたは 狼などではない

それでも君を守る 人の世の仲間を裏切ることになろうとも
僕にとっての君は 世界でただ一人の家族になれる者だから

憧れていた なりたいと願ってた
誰にも負けない強さ持つ 本物の狼に

気高き王者から 力を受け継いだ
この国の獣の生を 人から守るために

王者を狂わせた呪われた力 誰にも教えられなくても 分かっているけれど

それでも僕は逃げない 人に仇成す災厄を この身に引き受けよう
託されたこの役目 必ずやり遂げてみせる 彼と約束したから

「守られるだけは嫌です どうかお傍に置いてください」
「分かった 君だけには勝てない 共に行こう」

人に飼いならされた 家畜になどなりはしない 僕達は犬じゃない
私達は狼 首輪を付けることなど 誰にも出来はしないさ

それでも今はここに いさせて欲しいと願うこと 許してくれるかな
いつか人の世に牙を剥く時が来るとしても 今は仲間でいさせて

叶うなら永遠に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Bête~獣の王者~

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投稿日:2019/04/19 23:47:32

文字数:517文字

カテゴリ:歌詞

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