「ねぇなんで見つけてくれなかったの?」って
夢の中で問う君は一体誰?でも少し申し訳ない
今からでもやり直せるかなって聞いてみたら笑って
「じゃぁ僕が探すから君が隠れて」ってお面を付けた

ルールは簡単見つかったら魂を抜き取って空に飛ばす
大変だって慌てて逃げるように隠れてるのにどこまでも
数字を数えてる君は僕の真後ろにいて離れないんだ
「もういいかい」笑いながら問う手は目を覆ってない

「ねぇなんで隠れてくれなかったの?」って
どこまでも逃げ続ける僕の背中で君は笑ってる
「つかまえた」って優しく抱きしめられて終わる
「嘘に決まってるじゃん」って呟いて目が覚めた

天井が笑ってるようにすら見えるくらい動揺
走り続けたみたいな呼吸と発汗頭は真っ白
今だってあの声が響きわたって耳から離れない
なぜか開いていたドアが音を立て勢いよく閉まる


「ねぇどうして呼んでくれなかったの?」って
雪の中で問う君は一体誰?でもちょっとごめんなさい
今からでも呼び戻せるかなって聞いてみたら笑って
「じゃぁ私が呼ぶから君が応えて」って鎖をはめた

決まりは簡単呼びかけに応じなければ鎖を一巻き
おかしいって思っても呼ばれたら言わないとずっと
名前を唱えてる君は僕の真正面から離れないんだ
「早く応えて」笑いながら告げる目は笑ってない

「ねぇなんで応えてくれなかったの?」って
ろれつの回らなくなった僕の目前で君は怒ってる
「わるいくち」って優しく手で塞がれて終わる
「嘘に決まってるでしょ」って呟いて目を開いた

時計が笑ってるようにすら見えるくらい焦燥
言葉忘れたみたいな思考と末端顔は真っ青
今だってあの音が鳴り止まずに体を震わせる
なぜか閉じていたカーテンが勢いよく開かれる


おいでおいでここまでおいで
こちらこちら手の鳴る方へ
ほうらほうらもうつかまえたよ
聞いて聞いて私のお願い


「ねぇなんでこっち見てくれなかったの?」って
水の中で叫ぶ君は一体誰?でもなんか悪かったね
ここからでも見つけられるか聞いてみたら笑って
「じゃぁ一緒に浮かぶから君は泳いで」って閉じ込めた

「ねぇなんで教えてくれなかったの?」って
闇の中で云う君は一体誰?でもどうか気にしないで
一から話せば良いのかって聞いてみたら笑って
「じゃぁ二人で暗闇の練習に励もう」って目隠しした


明らかに夢は遠く過ぎ去って過去が明日を追い越して
光は闇と和解したのに炎は見境無く唇を覆い尽くす
水底で知ることの無かった涙の味をすぐに忘れて
指先で光る黒雲はいつまでも笑うように僕らと踊る


キライキライもキライキライも
キライキライキライキライのうち

キライキライもキライキライも
キライキライキライキライの畏怖

キライキライもキライキライも
キライキライキライキライの壊死

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Qui=Lie

閲覧数:74

投稿日:2021/12/29 22:11:54

文字数:1,177文字

カテゴリ:歌詞

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