-あの日私は人を殺めた。
あの日から私はグルグルとこの輪廻を回り続けている。




私は――あの人に裏切られた。






「白線よりお下がり。引かれるわよ。」

そう何処かで聞こえた。
私は電車を待っている。

ふと、隣にいる黒猫を見た。
「アナタは何処に向かうんだ?」

そう言ってるように見えた。
「…私にだってワカラナイ。」
そう呟いて電車に乗り込んだ。

次の駅まであと10分。


「次の駅で降りよう。」

独り言を呟いた。


―――何とも運が悪い。

彼氏と――見知らぬ女。

「あの女は遊びだから。信じてよ。」

「前にもそう言ったじゃないっ!!私今から遠くへ行くのよっ!?」

「君だけだから、信じて。」

「………っ」

私はあの男に騙されていたのか…!!

発車したのを見計らい、男に近寄る。

一瞬驚いたような顏をするが、すぐに本性を見せた。

「もうお前には用はない。」


昨日までの優しさが嘘のように彼は言い放った。


彼は私を裏切った。


――それから何があったのかは覚えてない。
気付いたら彼は冷たくなっていた。

―私が殺ったのか…

何故かすんなりと理解できた。


またあの電車に乗る。

街ではカラスが啼いている。

その啼き声はこういっていた。

「あの頃には戻れない。君はもう大人になった。」

―私は大人になった。

左の方で鳴る踏切を聞きながら私は喚いた。

「私に…愛を。」




私は今も歩いている。終わらないこの輪廻を。






「一人憐れに歩めや少女」

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リンネ【自己解釈】

暗っ!!

なんかマジすいませんでした、ハチさん。
リンネを自己解釈してみました。
思った以上に難しい…

駄文・長文失礼しました。

閲覧数:434

投稿日:2011/04/02 10:04:53

文字数:663文字

カテゴリ:小説

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  • 檸檬飴

    檸檬飴

    ご意見・ご感想

    ごきげんよう、檸檬飴です。
    流石だね☆私にはこんなの書けへん!文才かなりあるじゃん。

    私も自己解析したいけど、レベルが高過ぎる(^^;

    また何か書いてね!あ、メッセージ、センキュ(*^^*)それじゃ(^-^)/

    2011/04/02 12:13:38

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