マントを着たまま歩いていたせいか、人がすっごく遠巻き。歩き易いったらありゃしない!

「さてさて、グリフォンに化けると言う反則技を披露したシャルロット様、文句と
 メッセージがガンガン届いております。」

『ガンガレヲタの星☆<( ̄^ ̄)』
『グリフォンびっくりしました!』
『貴様さては意外とやるな?!』
『ただのダッサイキモバカヲタだと思っててごめん、アンタちょっとだけ見直した。』
『徹底したヲタ、嫌いじゃないです。』
『イエローのまま戦って欲しかったなぁ。』
『見損なって、見直して、ちょっと引いて、見直した。そんな感じかしらね?
 チコリより』
『アパートの保険下りそうです。 管理人より。』

ちょっと待て、最後のコメント結構重要…!まぁ良いか…。そろそろポイントに着…!って香澄だし!!

「…お疲れ様です、シャルロット様…。」
「おぉ!すげぇ!門番マジアリエッタに激似!」
「可愛いー!」
「アリエッター!」
「えっと…その…。」
「も…問題です!わ…私の目を見てクリスエンディングのシャルロットの最後の
 セリフを言って下さい!」
「えぇっ?!」
「やれやれー!」
「覚悟決めろやー眼鏡!」

冷やかしと笑いと歓声…と言うかもうこれ質問じゃなくって罰ゲームだろ!ああ畜生!判ったよ!

「こ…こんな私に着いて来てくれるなら、私はこの手を放しはしない!」
「せ…正解です!」

ああ…いっそ殺してくれ…。

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放送の声とか聞いてると、何だかもう嫌な予感しかしないんだけど…あたし一体何聞かれるんだろう…?

「お疲れ様です、鳳仙花様。」
「は、はい…。」
「鳳仙花様、鳳仙花様、チェシャ猫様よりメッセージでーす!」
「えっ?!猫さん…?!」

ダイレクトメッセージって何…?と言うか目の前に居るんなら此処で言えば良いんじゃ…?

『あのミルクティー、実はメニューにありませんでした。 チェシャ猫より』

「猫さん…。」
「問題です。童話、不思議の国のアリスに登場するアリスをからかって飄々と笑う
 扉の番人の名前は?」
「…チェシャ猫!」
「正解です。」

『ヘンゼルとグレーテルの宝探しの所、謎が解けない二人は面白かったです♪』
『クールな様で時々ドジッ娘なのが超ギャップ萌えだぉー。』
『動画見てるよー!姐さんがんばってー!』
『いっぱい走ってたねー、頑張ってたと思うよ。』
『ドレス綺麗だった…結婚して下さい!』

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

DollsGame-133.ハナトラノオ-

リア充ktbrとか言わない様に。

閲覧数:348

投稿日:2010/09/23 18:18:51

文字数:1,077文字

カテゴリ:小説

ブクマつながり

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