ガシャン
フェンスにぶつかる。
いや、押し付けられた。

「ど…どうしたの」

カイトを見る。
普段と変わらないが、何かが違う。

「俺だって男なんだよ?アンタを襲わないって事ないんだけど」
「はい…?」

キャラが変わった事に驚く。

(え。今、俺って…てかキャラ違わないか)

自分がどういう状況かも忘れて考えている。

「男の前でよく無防備でいれるよね」
「無防備?」
「もしかして天然?」
「はぁ…?」
「アンタみたいな可愛い奴をほっとく男いないと思うけどね」
「あの…さっきから何言ってるのか分からないんだけど?」

カイトはニコリと笑う。

「だから…。ここ、男子校の屋上。で、俺とアンタだけ」
「うん。…あ」
「やっと気付いた?」
「離して!」

ガシャガシャ
ナナは暴れるがカイトは気にした様子はなく、ナナの顎を掴み上を向かせる。

「離すわけないじゃん」

カイトの顔が近付いてくる。

(レン君!リント君!助けてっ)

目をぎゅっと瞑る。

「この…バカイト!ナナから離れろ!!」
「っ!!?」

カイトは勢い良く吹っ飛ぶ。
鏡音飛び蹴りを食らったらしい。

「レン君、リント君…」

目の前に立つ二人を見た瞬間、抱きついてしまった。

「良かった…もう3人でいれないかと思った」
「まったく。相談に乗れよな」
「ナナちゃんって意外と溜め込むんだねー」

二人はナナの頭を撫でたり背中を軽く叩いたりしている。

「はぁ。もう少しだったんですがね」

カイトはゆっくり立つと二人を睨む。

「まぁ、良いでしょう。君達から彼女を奪ってみせますよ」
「お前だけには渡さねぇし」
「ナナちゃんを簡単に渡すわけないでしょ」

3人の間に火花が散っている。


(ん?なんだか良く分からない状況になってないか?)


とりあえず、リントとは仲直りをしたようです。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

狼さんだらけ@7

無理矢理だけど仲直りさせました((

レンのライバルがリントとカイトになりましたが、生徒同士じゃ面白くないなぁと思いまして

ライバルを先生や女の子と幅を広くしたいと思ってます!

百合も行っちゃおうかなと思ってますwww

閲覧数:201

投稿日:2011/03/19 23:34:37

文字数:785文字

カテゴリ:小説

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