もう4時間は軽く経過した・・・か。

姉貴が、ある実験のモルモットとして、此処に連れ出されてから、

もう4時間と30分25秒経過・・・

「・・・姉貴。」

ぽつり。と言ってしまった。

言い終わったあと、手術室みたいなところから

沢山の管を張り巡らされたまま運搬用ベットで横たわる姉貴と

・・・闇医者とその補佐。

「姉貴は・・・無事なんだろうな?」

ただこれだけが知りたい。

「嗚呼、無事だよ。でも、麻酔が解けるのはあと15分だ。」

淡々と言いやがった・・・この変態医師が。。。!

「ふふ。失礼するよ。」

そう言って、闇医者とその補佐は姉貴を病室へ運び込んだ。

俺は後を追いかけ、姉貴に付き添うことにした。

「姉貴・・・姉貴!!!」

何回も呼びかけた

でも、眼を覚まさない。

約20分後。

姉貴は眼を覚ました。。

そして、思わず「おかえり」という言葉が俺の口から零れていた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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おかえり

「ただいま」のレン君side。

閲覧数:194

投稿日:2009/06/24 23:31:55

文字数:404文字

カテゴリ:小説

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