[A]
一歩ずつ 風を受け 伸ばした背
足を前に出し 進んで
静寂に 包まれて 今一人 
体ごと全部 走り出す

[B]
次第にスピードは上がって リズムに乗り

[S]
日差しが 照り返して
肌が焼けつこうとも 気にせずに この
足だけは
うっとおしい汗を がむしゃらに 素手で拭ってさ
それでも私 止まれない
飛んでく鳥の影
追いかけて走っていけ



[A]
一歩ずつ テンポだけ はずさずに
ただ歩調だけを 数えて
それなのに 走るほど 狂おしく
私の心臓 跳ね上がる

[B]
過ぎ行く景色だけ捉える 視界の中

[S]
揺れる木漏れ日の下
一時の安らぎも 消し去って ただ
前を向き
時が止まるように 頭の中 白くぼやけてさ
それでも私 止まらない
苦しいのかすらも
意識することがないまま



[C]
誰かに会いたい わけでもなくて
認められたい わけでもなくて
夢を追いかけてる わけでもないけど
昨日の自分にだけは 決して負けたくないから



[S]
通り雨に 打たれ
目が開けられず前が 見えなくて でも
足だけは
突き刺さる雨を ひるまずに 素手で拭ってさ
それでも私 止まれない
雲の切れ間に光
探し求め走っていけ



[S]
疲れ果て 風の中で
自分の息遣いが 聞き取れて 今
前を向き
確かなことが ひとつだけ あるとするならさ
それでも私 止まれない
最後のテープまで
このまま走り抜けるだけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【歌詞22】走れ、私

採用12曲め。

tomokiさんに採用していただきました。

閲覧数:893

投稿日:2014/06/03 00:53:05

文字数:614文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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