幼い頃読んでもらった御伽噺では全て
お姫様は信じ王子様は抗い
やがて巨大な何かに打ち勝ち
ハッピーエンドを迎えた

いまここで手を繋いでいるのは
まあお姫様と呼べなくもない君と
とても王子様にはなれない僕
よく居そうな2人組だろう

もし突然に
世界中の悪意が噴き出したなら
僕は御伽噺のように
君を残酷な弾丸から守れるだろうか
きっと逃げ出してしまうだろう
情けない僕が約束できるのは
君の手を強く握り離さないことだけ


久しぶりに手に取ってみた御伽噺では今も
王子様は愛しお姫様は答える
どんな悲劇も二人を引き裂けず
ハッピーエンドで終しまい

いまここで向かい合っているのは
この僕にとってはお姫様たる君と
たぶん王子様になれてない僕
ありきたりな2人組

もし今ここで
世界中の敵意が突き刺さったら
僕は御伽噺のように
君を冷徹な現実から奪えるだろうか
たぶん手間取ってしまうだろう
臆病な僕が約束できるのは
君を背に隠し震えてる足で立つだけ

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ハッピーエンドになるように

王子様未満の僕と僕にとってお姫様な君と

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投稿日:2022/08/07 16:15:28

文字数:426文字

カテゴリ:歌詞

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