【サビ2】
 夜風に靡く黄金の髪に その身体に纏うは緋の衣
 静まり返る屋根上を駆けるは 神出鬼没の大泥棒

【Aメロ】
 日ノ本治めし殿の膝元 
 隔する所にゃ男に色売る 園ありて
 豪華絢爛彩り誘う 蝶よ華よの鮮やかさ
 一夜の逢瀬を求めて潜ると
 見た目にそぐわぬ切符の良さから 匂ひ立つ
 お天道様よと言われるおいらは 数多の惹き手に歩を止める

【Bメロ】
 褥で絡み合い 溶けて寄り添って
 女が纏いし花霞 それがおいらの戦装束

【サビ1】
 流れ落つるは露の如く 溢るる哀しは乙女
 窮して余るる苦しみの  行き着くこの地は地獄
【サビ2】
 瞳に映る先の大門よ 閉じるその鍵抉じ開けて
 蝶が自由に舞い上がる時 それがおいらの望む未来
【Cメロ】
 煌びやかではあろうとも 園とは決して逃さぬ禁忌の檻
 着飾る布を脱ぎ捨てて平穏を願っても 業が消えねば逃げられぬ  



~間奏~


【サビ1】
 流れ落つるは露の如く 不逞に肥すは何処に?
 窮して余るる口上も 無用の長物だから
【サビ2】
 目眩ませなど意味はなし 宝は根こそぎ掻っ攫う
 出来ぬ事などありゃしない 完全無欠の腕っ節
【サビ1】
 流れ落つるは露の如く 溢るる涙は媚薬
 窮して余るる事はない 捕らえる籠など無意味
【サビ1】
 流れ落つるは露の如く 金は天下の廻りモノ
 窮して余るる者だけが 手にする価値こそあるさ
【サビ2】
 生き抜く為の艶衣装 袖を通して力とし
※心の向くまま今日もゆく それが義賊の漢意気



※心の向くまま奪い去る それが真実の恋泥棒




********************************

よかぜになびくきんのかみに そのみにまとうはひのころも
しずまりかえるそらをかけるは しんしゅつきぼつのおおどろぼう

ひのもとおさめしとののひざもと
かくするところにゃおとこにいろうる そのありて
ごうかけんらんいろどりいざなう ちょうよはなよのあざやかさ
ひとよのおうせをもとめてくぐると
みためにそぐわぬきっぷのよさから においたつ
おてんとさまよといわれるおいらは あまたのひきてにほをとめる

しとねでからみあい とけてよりそって
おなごがまといしはながすみ それがおいらのいくさごろも

ながれおつるはろのごとく あふるるかなしはおとめ
きゅうしてあまるるくるしみの いきつくこのちはじごく

ひとみにうつるさきのもんよ とじるそのかぎこじあけて
ちょうがじゆうにまいあがるとき それがおいらののぞむこと



きらびやかではあろうとも そのとはけっしてのがさぬきんきのおり
着飾るきぬをぬぎすててへいおんをねがっても ごうがきえねばにげられぬ



ながれおつるはろのごとく ふていにこやすはどこに
きゅうしてあまるるこうじょうも むようのちょうぶつだから

めくらませなどいみはなし たからはねこそぎかっさらう
できぬことなどありゃしない かんぜんむけつのうでっぷし






ながれおつるはろのごとく ながるるなみだはびやく
きゅうしてあまるることはない とらえるかごなどむいみ

ながれおつるはろのごとく かねはてんかのまわりもの
きゅうしてあまるるものだけが てにするかちこそあるさ

いきぬくためのつやいしょう そでをとおしてちからとし
ここのむくまま今日もゆく それがぎぞくのおとこいき


こころのむくままうばいさる それがまことのこいどろぼう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

花魁道中恋泥棒【曲募集中】

コラボのお題を使って書きました。

一応みなまで使ったのは流露と窮余です。でもこの二つも完全にぶち壊してるのでちょっと判り辛いかもしれません。

イメージは江戸吉原。女郎達の憧れの的は実は吉原から救い出してくれる泥棒さんでした、という(笑)
和ロックを意識して完全に言葉遊びと勢いを重視した出来になってます。

実は書いていて滅茶苦茶楽しかったですvvv

閲覧数:264

投稿日:2011/05/03 09:03:56

文字数:1,455文字

カテゴリ:歌詞

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