「マキアート」

ワンルームとスマホとマキアート
私の心 濁して掻きまぜ汚す

キャンドルに灯りつけ 黒い苦汁を注いで
憂鬱(グルーミー)な現実に 落とされた明るい無彩色
沁みのついたカップに 映し出された私は
ただ苦笑いを浮かべて 色を変えるようにかき回す

黒に紛れて 白に混じって
自分自身も溶けて薄れて
他人に合わせて 前に倣って
それだけの ワタシはダレ?

ワンルームとスマホとマキアート
私の心 濁し掻きまぜ
好かれるため 汚れてみたけれど
綺麗に変わることなんて出来なかった

香水とシュガーとラテアート
他人の無責任な視線が
何をしても 私を染め上げて
汚い自分だけ一人でうずくまる

それでも

白に紛れて 黒に混じって
馴染めきれずに弾き出されて
零れて落ちた 涙の欠片
呑み干した頃に朝だ

ワンルームとスマホとマキアート
何色にもなれなかったけど

溶けた

カフェと夜明けとマキアート
注ぐ朝の光に目醒めて
開きかけの瞼を擦ったら
綺麗に変わることだって出来るのかな

キャラメルとミルクとチョコレート
甘苦い感情を飲み干し
黒も白も自分も受け入れて
全部混ざり合わさってこその私
まだまだジシンが足りなくても
自分を好きになるよ マキアート

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

マキアート 歌詞

作詞:おちは 様

閲覧数:104

投稿日:2021/10/16 15:00:02

文字数:535文字

カテゴリ:歌詞

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