小説のような愛をねだるけど
この部屋には落ちてないよ
それは月の子もとはひとつ

僕は僕の半身を探すけど
世界中を旅してもいないよ
それは孤独もとはひとつ

ああ、どうにか、どうにか
１つに戻れないかと
腕を回し愛を交わして

君と僕を貫く一本の痛みはマボロシだった
僕の半身はどこにもどこにもいないよ
嘘をついたねドラァグクイーン

古典的な恋を唾棄するけど
この部屋にもこぼれてるよ
それは春琴抄もとはふたつ

君は僕を半身とみなすけど
身体中まさぐってもないよ
目は２つもとからあるへそ

ああ、どうにかどうにか
１つに戻れないかと
強く抱き愛を交わして