BPM 169

不思議な夢だった
2人だけの空間
笑う顔がなぜか可愛く見えたり
知らない表情と知らない空気感に
癒される なんか気味が悪い
何か言いたげな顔
「どうした?」尋ねたところで夢は終わる
翌朝気付けば声をかけていた
「今日お前の不思議な夢を見た」

赤く熱い夢だった
激しい戦闘の末に倒れたお前が必死な顔で
「言いたいことがある
だからまだ死ねないだろ」
暗転の後に白い部屋で
失いたくないからここで誓おう
愛の言葉、口付け交わす
ありえない夢だった どうしてふたりで
愛を誓った? 所詮夢の話

浮かない夢だった
そっぽ向くお前が可愛くない言葉を次々放つ
頭にきた俺も思わず言い返した
いつものように笑う顔が寂しく見えた
中身は覚えてないけど喧嘩の終止符は
愛を否定する戯言
信じないお前と伝えない俺の
不思議なifストーリー
そんな夢を見る

なぜお前の夢を見る?
どうしてこんなに想い合ってる?
ありえないな
夢の中だけの表情に
調子狂わされそう 奇奇怪怪
だけどお前の夢を見た だなんて
これ以上言えるもんか
だってもしも 頭の中を覗かれたら
夢の中身知られてしまうから
だから しばらく距離を置かせて

悲しい夢だった
何も信じようとしないひねくれた思考が理解できない
分かり合おうとして
努力をした結果がこれならば
一緒にいれないな
「何が言いたい?
そのぐらいハッキリさせろ」
涙に気づけず怒鳴る
ふたりはたとえ一緒にいようとしても
無理なのか…? って何考えてんだ

また悲しい夢だった
前のような笑顔は見られず
険悪がお似合いのふたりの関係に
名前を付ける意味なんてのは
ないようなもんだろ
言いたいことはあるさだけどさ
伝えたところで何も変わらない
今度は涙に気付けた だけど拭えず終わる
起きたら泣いていた

嫌な夢だった
幸せを諦めたような悲しい目をしていた
ひとりで抱え込む
ひとりで生きてきたからなのか
そばにいてやりたい
なのに全て終わらせてやろうと
大切なそれはついに消える
たとえ夢であれど
何もできない自分を悔やんだ
後味悪い夢

なぜ お前の夢を見る?
どうして こんなに想いあってるのに
なかなか うまくいかなくてすれ違う
もどかしい夢のことが気になる
だけど お前の夢を見たとしても
これ以上意識すんのは嫌だから
せめて起きたら忘れさせて
夢の中の辛そうな姿を
重ねてしまいたくないから

不思議な夢だって
詳しい話は知らないけど あの感じだときっと
一度や二度で終わってない
あからさまに避けてきて
なんか嫌なかんじね

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嫌な夢 歌詞

閲覧数:147

投稿日:2022/06/17 20:13:26

文字数:1,091文字

カテゴリ:歌詞

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