仄暗い其処から貴方を見ていた
屍咲く古城の宴に
添わせよう命を純粋な眼(まなこ)で
崩れ堕ちる時 その身捧げて
鎖より重い熱情で
溶かして消え失せるまで
憂いの鳥籠で狂おしく
愛し愛される遊戯を見てる
今宵は祝宴 月の光を杯に灯し
埋めようその胸にこの首を
苦しくて苦い涙が照らすは終演
仄暗い底から貴方を見ていた
許されはしない運命を抱き
戯れの蝶々粉々に砕いて
憐れ身を晒す 悲哀の姫君
残響にまどろむ影に
口づける忠誠の騎士
ふたりは惹かれ合う
それでもまだ指先が
また鮮血に塗れても
仄暗い其処から貴方を見ていた
屍咲く古城の宴に
添わせよう命を純粋な眼(まなこ)で
崩れ堕ちる時 その身捧げて
妖しく微笑う貴方…
月光に導かれて再び巡り合う
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