【Ａ】
七つの天秤
揺らぐその端で
甘ったるい現実という
蜜を舐めながら

七つの玉座
揺らぐかげろうは
ぐずった赤子のように
今も待ち続けてる

【Ｂ】
君は何処へ行くの
貴方は何処へ行くの

私はこの城塞<ばしょ>で
待ち続けなくちゃならないの

君は何処へ行くの
貴方は何処へ行くの

きっと帰らないと
私は知ってるわ

【Ｓ】
城塞は

私を綴じ込める鳥籠
私を殺すあなたたちの笑顔

城塞は

物語<わたし>を綴じ込める檻籠
私を燃やすあなたたちの笑顔

【Ａ】
七つの天秤
揺らぐその端で
甘ったるい現実という
蜜を舐めながら

七つの玉座
揺らぐタマユラニ
ぐずった赤子の泣き声
今も待ち続けてる

【Ｂ】
君は何処へ行くの
貴方は何処へ行くの

私はこの城塞<ばしょ>で
待ち続けなくちゃならないの

君は何処へ行くの
貴方は何処へ行くの

きっと帰らないと
私は知ってるわ

【Ｓ】
城塞は

十字架<わたし>を閉じ込める祈り
私を殺すあなたたちの期待

タマユラニ
玉響<たまび>く指先が爪弾く
私を殺すあなたたちの旋律

【Ｃ】
知ってるわ
帰らないと

知ってるわ
戻らないと

知ってるわ
逢えないと

だけどまだ
胸が痛いのよ

【Ｓ】
城塞は

私を綴じ込める鳥籠
私を殺すあなたたちの笑顔

城塞は

物語<わたし>を綴じ込める檻籠
私を燃やすあなたたちの笑顔

城塞は

十字架<わたし>を閉じ込める祈り
私を殺すあなたたちの期待

タマユラニ
玉響<たまび>く指先が爪弾く
私を殺すあなたたちの旋律

【Ｌ】
タマユラニ
タマユラニ
タマユラニ
タマユラニ…

ライセンス

タマユラニ

狐尾P花狐夜

私は物語、私は赤子、私は王、私は十字架――私は一体何者？
七つの天秤や七つの玉座、七という数字はなにを意味しているのか。意味などあるのか。
謎掛けのような歌詞です。
イメージはナンセンス詩、マザーグース。

タマユラニ、とは玉響。玉と玉が響く一瞬のときを永遠と感じる、と、この歌詞ではとらえています。
玉とは宝石に近いものですね。黒曜石とかそんな感じのパワーストーン系？珊瑚とか。

そんな長く、美しい時間です。