「結局どっちなんだろ…」

はぁ…と憂鬱に溜め息をつく。

「ルカどうしたのよ?」

昨日は寝れなかった。
好き(多分)な人のことを考えたことなんて初めての経験だった。

「メイコはさ…」

「いいんじゃない?」

「え?いや、何もいってな…」

「どっちでもいいんじゃないかしら?手紙のことは置いといて、それからよ。手紙を拾ったから好きなの?」

「…………」

まだ好きなわけじゃない。
どちらとも素敵な方だし、イイ人(レンはどうか分からないが)だと思う。
―手紙を拾ってくれたから気になるの?
―私ってそんな軽い女?

違う。
手紙なんか関係ないじゃない。
じゃあ、なんでドキドキするの?

「まぁ、ゆっくり考えなさい。2人とも逃げはしないわ。」

「はぁ…」

疑問が晴れたのに、また疑問が湧き出てきた。

「ルカ♪」

「ふぇ?」

いきなり話しかけられた為か、変な声が出た。

「昨日校門で待ってたのに。」

「リント君…?」

一斉にみんなの視線が突き刺さる。

「ルカ、今日は来てね!!」

「え、ちょ」

「じゃあね!!」

異論は認めない…ということだろうか。

「巡音さん、鏡音くんと仲良いんだ?」

「え…いや、仲良いっていうか、あっちから…」

「あっちからぁ?」

怖い。

「こら、止めなさい。ルカを憎んでも変わらないでしょう?」

やはりメイコは大人だ。

「咲音さんは憎んでないの?」

「え?憎む必要ある?」

「………っ」

さすがだ。黙らせた。

「ねぇ…行かなきゃ…ダメ?」

「いいチャンスなんじゃないかしら?好きなのかどうかを知るね。」

メイコが話したすぐ後に放送がなった。

「巡音ルカ!!今すぐ指導室へ来い!!」

高くもなく、低くもない中性的な声。

「メイコ…一緒にき」

「いってらっしゃい♪」





波瀾の予感。

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ある少年と‥⑥

あー、ネタギレ。

リントかっけぇからマジでちゅっちゅした(ry

次はまた…うん、頑張る。

閲覧数:180

投稿日:2011/05/02 22:31:19

文字数:791文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • 魔熊

    魔熊

    ご意見・ご感想

    めーちゃんカッコイイ(*^^*)
    リントもレンもルカに積極的にアピールしてる……一体どっちなの?
    気になるO(≧▽≦)O

    2011/05/02 22:38:09

  • 檸檬飴

    檸檬飴

    ご意見・ご感想

    もう6話目だったのか。
    振り出しに戻ったから、どうなるかヒヤヒヤしたよww
    ルカさんモテるね(*^^*)

    2011/05/02 22:37:30

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