「何!?」

「…うっさい。」

「またかよ…(泣)」

そういって机に顔をつける。

「あれ、どうしたの?(笑)」

「あー、また彼氏持ちだったらしい。」

「へぇ、それは残念だったねっ☆」

「ホントに思ってねぇだろ!!ったく、いっつもミクは…」

「グミヤ、私だってあんたのこと心配してんのよ?」

「…ミク、おm」

「なーんてね。グミヤはもっと見る目を養いなさいな。」

例えば私、とか。

心の中で文を付け加える。

実際、彼氏持ちばかりを好きになる彼は都合がいい。
傷に漬け込めばいいのだから。

しかし、私は臆病者で。

こんな言い方しかできない。

彼がフラれれば嬉しい。

でも、私以外が好きだ、という嬉しそうな顔は何回見てもズキ、と心が痛くなる。

「そういえばミクは彼氏とかいんの?」

「かっかれしっ!?」

「うん、そうだけど、何かまずかったか?」

「いやっ、いないし、別に…」

「そっか、お前に抜かれたくねぇしな!」

「失敬な!」

グミヤは顔も性格もいいのに、モテない。

「何でグミはあんなモテんのに…」

グミとはグミヤの双子の妹で、容姿端麗、才色兼備で、まさに高嶺の花である。
ついでに、ブラコン。

グミヤとグミは男女の性別を無くせば瓜二つだ。

「何でだよー」

「それ、理由分かるよ。」

「うぉっ、マジで!?何だよ、メイト!!」

「簡単だよ、お前と初音、はたから見りゃカップルだぜ?」

「はぁ!?」

「てかお前ら付き合っちゃえよ。なぁ、初音?」

私にふられても困る。

あっちは私の気持ちに気付いてるから親切心なんだろうけど、大きなお世話だ。

「私は、別に。」

また、可愛くない。

「ミクは友達だし、そんな関係になったら取り戻せないだろ。」

身体中の熱が引いていくのが分かった。

「あ…」

「ごめん、ちょっと外す。数学休むね。」

「え?あ、あぁ。」

フラッと教室を出た。







分かってたはずなのに。
やっぱり、辛いものがある。

「私、ただのバカじゃん。」


私の思いは大きくなっていくばかりである。

無くなってくれない思い。

辛いなら、恋なんてしなきゃよかった。

こんな感情、いらない。

綺麗な青空とは裏腹に、私の視界は歪んでいった。







fin.

続きません。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

失恋(ミクver.)

失恋書いたけど、何せ経験ないからね。

変だと思うよ。

リア充のばかやろー!!!!

リンver.とかルカver.も作ろうかと思いまふ。

閲覧数:428

投稿日:2011/07/02 21:14:28

文字数:989文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • 檸檬飴

    檸檬飴

    ご意見・ご感想

    失恋系かぁ…。
    切ないなぁ…。

    私もリア充したことないから、よくわからんww

    魔熊の言う通り、男視点のも見たい(*^^*)

    2011/07/02 21:48:00

  • 魔熊

    魔熊

    ご意見・ご感想

    ミクちゃん切ないよ!!
    グミヤはミクの魅力に気付けば良いのに!
    っていうか、続くのかと思ったwwww

    男視点の失恋は書かないの?

    2011/07/02 21:32:36

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