「…はぁ…やっぱり転校かぁ…」

ミク曰く

「学校も一緒の方が親しみがあるじゃない。」

とのことだ。

確かにそうなのだけれど、問題は…

「小中一環校だからリンとユキと仲良くしなさいよ。」

何故だかユキに嫌われているらしい。

俺と話はおろか、目すら合わせてくれない。

「じゃあ私は高校に行ってくるわ。ルカ姉、今日仕事は?」

「あるわよ。まぁ、昼過ぎからだけどね。」

「あの…」

「何?レン。」

「ルカさん…て何のお仕事を?」

「あら、ルカ姉でいいのよ。あと敬語も止めましょうか。」

「あ、はい…じゃなかった、うん。」

「社長秘書よ。お水系だと思った?」

「いや、まぁ…」

見た目からしてそんな感じかと思った。失礼だけど。

「レーンー!!!!遅れるよー?」

「リン、今行く!!」

「リンとは馴染んだのね~。ねぇ、ミク。」

「何?もう行かなきゃ行けないんだけど。」

「昨日のこと、分かってるわよね?」

「……いってきます。」

「…全く、身勝手ね。」














「転校生ってことはさ、自己紹介するんでしょ!?」

「ま、まぁそうだよね。」

「ねぇユキ、自己紹介で一発芸とかどうかな!?」

「私には関係ないです。」

「関係なくないよ、家族じゃん♪」

「家族じゃないです。この人は、赤の他人です。」

「ユキ、謝りなさい!」

「ヤです。」

やはり、ユキちゃんには嫌われているみたいだ。













「かが……は、初音レンです!」

「仲良くしてくださいね。」

「よろしくお願いします!!」

無事、自己紹介は済んだ。

だけどなんだろう、この視線は。

「可愛いじゃん。」

「男かよ~。巨乳な女子じゃなかったのか~?」

いろんな視線に囲まれて、どうすることも出来ない。

リンは違うクラスだし、先生もニコニコしているだけ。

「あ、あの…俺の席は?」

「あ、はい。では…誰の隣が良いですか?」

「はぁ!?」

「冗談です。ではグミさん。」

変な冗談言われても困る…

「え?何?聞いてなかったもう一回!!」

「転校生のレン君をサポートしてあげてください。」

「あぁ、おk!!!任せて!」

何か嫌な予感するんだが…

「大丈夫か、グミに任せて。」

「何かしら起きるよな、あれ。」

俺の予感は当たるようだ。

「レン君さぁ、ニコ動知ってる!?あのサイト神だよね!!」

「はぁ…」

「この前さ、ニコ動のライブ見に行ったんだけどそれが…」

隣のグミはニコ厨らしい。

「一緒に行かない!?ほら、家族の親睦的なヤツを深めるためにさ!!もうみんなテライケボ♪」

「いや、それはちょっと…」

「チケット取り置きしとくから明後日集合!!!あ、ニコファ●レにね!!」

…どうしてこうなるんだ。

この学校おかしいだろ…










続く。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

姫君のお城と借金少年(3)-転校-

ど う し て こ う な っ た(°Д°)
グミちゃんニコ厨設定ェ…
良いですよね行きたいですよね、ニコファ●レ!!

閲覧数:228

投稿日:2011/08/03 23:20:41

文字数:1,226文字

カテゴリ:小説

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  • 魔熊

    魔熊

    ご意見・ご感想

    連載面白いよ(*^^*)

    さすがグミちゃん!!
    良いキャラしてるぜ(*^-')b
    ミクとルカの間で一体どんなやり取りが…?
    気になる!!

    期待して待ってるぜ!!

    2011/08/04 00:02:40

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