るかに肩を叩かれた男は振り向きました。
そして――――



『            』










次の日の朝、
るかはいつもの様にお店を開ける準備をしていました。
今日は町中が酷く大騒ぎしています。

「今日は随分騒がしいわね。何かあったの?」
るかが近所の人に聞きました。

「あれ?!るかちゃん知らないの!?
また人殺しがあったんだよ!!」

「すぐ近くの河原で見つかったらしいよ!!
今度は若い男だそうだ」

「まぁ……!!!また何か盗られてたの?」

「嫌、今回は何も盗られて無かったそうだが…
何分殺し方が一番酷くてね…首が根っこから
バッサリ無くなってたそうだよ」

「ついこの間隣町で女の子の死体が
見つかった矢先にだよ…」

「つまりはこれで家族四人全員が何者かに
殺されたって事かね…」

「そんなに怨みを買う様な家じゃ無かったのにね」

「そんなんだからるかちゃんも気をつけなよ」

「分かったわ、ありがとう」

るかはニッコリ笑うとお店の中へ戻りました

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

円尾坂の仕立屋 第六幕 -青い襟巻の男 弐-

次でいよいよ『円尾坂の仕立屋』完結です
あと最初に………兄さんゴメンナサイ(;´・`)

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投稿日:2010/10/27 09:19:22

文字数:444文字

カテゴリ:小説

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