月は君を連れていく
後に残った影を数えて
残された両手は探し求める
君の痕(しるし)を継ぎ接ぎして

そこら中に刻んだ 言伝が
秘密の在処を告げ口する

月明かりが照らした 真実は
僕らの居場所を削っていく
この手に掴んだ 傷跡は
君のものでないと祈っている


月は僕を置いていく
影で描いた時を隠して
残された者らは巡り果てゆく
誰の証かもわからないまま

瞳の中焼き付く 満月が
秘密の記録を踏みにじる

月明かりが織り成す 物語
僕らの思い出を消していく
その手を掴んだ感情が
僕らのものでなくなりはてていく


書き換えられた物語
命の声が重なり
消された声が叫ぶよ
私はここにいたよと
心臓を貫いた感情が
君のことを確かに呼んでいる


月明かりが照らした 真実は
僕らの居場所を削っていく
この手に掴んだ 傷跡は
君のものでないと祈っている

月明かりが織り成す 物語
僕らの思い出を消していく
その手を掴んだ感情が
僕らのものでなくなりはてていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

痕跡

君の痕跡を探し続けた
傷跡が君のものでないと祈りながら

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投稿日:2020/10/08 07:20:06

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

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