崩れ落ちる街並み 憂いた目は何処へ
視線を背けるだろう 僕は未だ分からない

かなぐり捨てた過去が 重い鎖に変わって
しがらみとなって体に 巻き付いて来るんだ

閃光雷鳴散々振り撒いてやがて黒雲が空を染め上げた
何事も全ては朽ちるまで一蓮托生の運命が圧し掛かる
磊落怒濤等々散り咲いた桜の花びらを夢に思い浮かべ
妄想だらけの影踏みを楽しむほどの余裕は無くなった

稲妻を背に受けて走る 奔るよ 自分の居場所を探して
必死になって 汗をかいて それでも辿り着かなかった
けれどこれしか僕には 出来ない 存在定義を見つける為
甘い入れ知恵 くれるのなら どうか囁いてと懇願して泣いた

やがて翳んだ空は 青く澄み晴れ渡り
俯き加減の気分は 少し乾いた気がした

心を追い詰めて蝕んだ 運命の笑い声達も
いつしか静まり返って いつもの騒音に変わった

悠々冥冥雑多襲い掛かり脳味噌に愚劣な声が木魂して
頭蓋が割れそうに痛み歯を食いしばり抱え込んで堪えた
心身崩々錚錚揺らぐ景色に目を閉じて抵抗すべく叫んだ
その刹那眩しい風が体を突き抜け鬼は消えて亡くなった

勇ましい風を背負い 背負って 前を向いて足を進める
覚悟を決めて 手を伸ばして いつか掴める筈の希望を
根性無しと呼ばれ 揶揄され 涙を幾ら流したっていい
希望のその先 安息の世界 与える神が居るなら微笑んでくれ

稲妻を背に受けて走る 奔るよ 自分の居場所を探して
必死になって 汗をかいて それでも辿り着かなかった
けれどこれしか僕には 出来ない 存在定義を見つける為
甘い入れ知恵 くれるのなら どうか囁いてと懇願して泣いた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

心ニ嵐ト稲妻ト罪ト罰ト希望ト絶望ト

根暗歌

閲覧数:209

投稿日:2012/08/09 23:25:35

文字数:692文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました