桜紅葉 揺れて揺れて 小ビンの中で静かに踊る

窓の外で風が吹いて ビンの中で花びらが踊るよ



君の置いて行った荷物 まだ部屋の中にある小ビン

春にいれた桜に 僕がいれた紅葉が交じってる

色あせた写真立ての横に 君の好きだった香水を飾るよ

いつか枯れてしまった涙も 写真の中の君も 僕には昔過ぎて

好きだったことは覚えているのに もう一粒さえ出ない

狭いはずの部屋なのに あれからはずっと広くて寒いまま

時間はゆっくりとしか 流れてはくれないから



桜紅葉 舞って舞って 懐かしい風景を思い出す

長い間眠っていたのかな 夕焼けが眩しすぎるよ

君の背中を見た気がして手を伸ばしたら 顔も知らない人だった

どこへ行っても 何をやっても 僕の心には君だけがいる

色あせて枯れた思い出の中で 君だけが楽しそうに笑っていた



置きっぱなしの荷物に小ビン 君の思い出と桜の香りが交じってる部屋

いつか帰ってくるなんてさ 嘘ばっかり言わないで

待つのに飽きたなんて言ってる暇はないのも分かってるよ

手を伸ばしてるだけで 僕は君の手を掴もうとはしない

それは怖かったなんて かっこ悪くて言えないままで過ぎてくだけ

過ぎた時間の分だけ壊れた想いを抱いて眠ろう

きっとまた愛が溢れてゆくと信じて



桜紅葉 消えて消えて 僕のいれた紅葉も枯れたね

もう世界の中に君はいないのかな

どれだけ待っていてもムダならば 僕はなんの為にココにいるの

ねぇ いつからかは分からなくなった時間

何故 僕はここまで君が欲しいの?

執着するのは好きじゃないのに

でも僕はやっぱり君が好きです

その思いだけで幸せでした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

桜紅葉


季節が幾度周り廻ろうとも
君を好きでいたことになんの変わりも生まれやしない。

閲覧数:37

投稿日:2010/11/23 21:55:12

文字数:720文字

カテゴリ:歌詞

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