新たな日への希望のせて 朝が幕を開ける
過ぎ去りつつある夜のあと 浮かぶ有明の月

あの日の記憶を呼び起こす あの日と同じ空
あなたが僕の人生から こぼれ落ちていった

僕にとっては突然の 終わりの宣告だったから
整理のつけられないままに 立ち止まってるよ
あなたを引きずって

つれないあの夜明けより 暁ばかり憂きものはなく
今もこの胸は不意に痛む
かつて思い描いた未来は どこへ消えたのだろう
抜け殻だけ残して


昨日は昨日に置いてきて 先へ行くべきだと
繰り返す叱咤も知らぬげに 残る有明の月

あの日の記憶が蘇る あの日と同じ影
あなたが僕に見切りをつけて 永久(とわ)に消えていった

あなたにとっては当然の 終わりの訪れだったでしょう
どこで何を間違えたのか 未だわからない
こんな僕だから

つれないあの別れより 暁ばかり憂きものはなく
今もこの胸は癒えず疼く
かつて共に歩いた軌跡を 顧みることはもう
あなたはやめたのでしょうか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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30.暁ばかり憂きものは

有明のつれなく見えし別れよりあかつきばかり憂きものはなし(壬生忠岑)

※「ノベルアップ+」及び個人サイト「篝火」でも公開中。

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投稿日:2023/10/08 21:57:28

文字数:423文字

カテゴリ:歌詞

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