「ノベルアップ+」及び個人サイト「篝火」でも作品を公開中。 ※「ソナーズ」からは退会しました(個々の作品ページに記載が残っていたらすみません)
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投稿作品74作品
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変わらぬ日常 いえ、いつもよりも
心憂いことが今は多いかしら
溜め息こぼして目を上げたそこに
咲き匂う君をみつけたわ
あはれと思へ山ざくら花よ
わたしが君を愛おしむように 君もわたしを
誰にわかってほしかったということではないけど
君は見てくれてるねって ふと嬉しくなったのよ
呼びかけに聞き入るよう...66.あはれと思へ山ざくら
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会うは別れの始め
そう昔から言うように
出会った人々はいずれ必ず
別れゆくもの
旅立っていく人も
故郷へと向かう人も
きっと一度は足を止めるでしょう
さよなら告げに
これやこの これこそが
行く人と別れるところ...10.別れてはまた出逢う
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休んでおいで 焦らずに
一人でだって歩いてみせる
当然隣りにいたはずの
大事な人の姿が消えて
きっと不安に震えたでしょう
それでもあなたは踏み出した
そして迎えた今日の日は
歓喜の満ちる復活のとき
あなたが守ったその場所に
いるべき人が返り咲く...その場所を守った人へ
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ため息満ちる昨日が 期待をかけた今日が過ぎ
涙でくらした今日が 希望を託す明日が来る
出逢う前を思い出せないほどに
あなたに夢中なのに
どうにも自由の利かない日々は
難波潟の葦の ほんのひとふしほどの
短い間でも あなたに逢いたい
あなたに逢わぬまま 過ごしていくなんて
なんてつらいことでしょう
迫...19.ほんの少しの間さえ
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袖ひるがえし 少女子(おとめご)が舞う
華やかな楽の音
実りを祝う年に一度の
神に捧ぐ舞よ
そうは聞くけれど本当かしら
あんなにきれいなのは
きっと本当の天女なんだよ
地上に降り立った
天つ風よ聞こえるか
はるかな空の あの雲の通い路を...12.どうかあの雲の通い路を
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新たな日への希望のせて 朝が幕を開ける
過ぎ去りつつある夜のあと 浮かぶ有明の月
あの日の記憶を呼び起こす あの日と同じ空
あなたが僕の人生から こぼれ落ちていった
僕にとっては突然の 終わりの宣告だったから
整理のつけられないままに 立ち止まってるよ
あなたを引きずって
つれないあの夜明けより 暁...30.暁ばかり憂きものは
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一つ一つの仕草を追って
もっと眺めていたくって
そんな風に笑うんだ って
目を留めたのが最初です
心許した仲間の前で
生き生きとした見慣れぬ姿
望んだ人のそばにいますか
時にはしゃいで時にふざけて
センスが光る さりげなく
くつろぐあなたの愛おしさ...控えめな人へ
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こんなにも熱くあなたを愛していると
幾千の言葉を並べて主張しようか
並べても並べてもきっと言い足りなくて
言葉がどんなに無力かを思い知るだろう
かくとだにえやは言ふ こんな風に、と
譬えることもできぬ激しい恋を
あなたは知らないでしょう
僕の燃える思いを
心を灼き尽くして
なお已まずに焦がれていると...51.言葉にならぬ燃える思いを
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まばゆい半袖光をはじく すれ違いざま目を細め
日傘の下には麦わら帽子 ちょっと気が早いね
覚えず足が止まるのは アイスクリーム屋の前
月替わりのフレーバー 今なら何があるのかな
めんつゆの香りがいつになく 恋しくなったりして
氷たっぷり冷やして お昼はおそばにしようか
夏が来たのさ 春過ぎて からり...2.夏が来たのさ
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君と出逢えた奇跡を
それとも そう 運命を
幸運を噛み締めては
感謝しているんだよ
その隣りにいられる喜び
その手を取ること許される名誉
誓った言葉 嘘じゃない
日ごと新たにする決意
君だけを愛し続けると
僕がよそを向くときは...42.波はあの山を越えない
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魅力的な人 惹きつけられる人よ
それは本当 確かなの
つい頷いてしまいそう
あなたの隣りで過ごせる日々は
きっと夢のようでしょう
否定できない憧れに胸が弾む
だけど本当は聞いてしまっているの
あなたのせいで悲しい思いをした子たちのこと
音に聞く 噂にも名高い 高師浜の波が
袖を濡らして返すよう...72.噂のあなた
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いつまでだって待ちますと
思っていたのは本当だけど
優しい嘘じゃないわよねって
ただそれだけが不安だったの
これが最後と予感しながら
またねと手を振る別れのように
お帰りなさい お帰りなさい!
表舞台へ あなたの場所へ
割れんばかりの拍手で迎え
拝見しましょう かつてのように...帰ってきた人へ
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眠いのならどうぞ 他意はないよなんて
恍けて差し出す あなたの腕枕
うかうかと応じて 寄り添ったりしたら
どう言われるかしら まあ危ない
あなたのことじゃない わたしが困るのよ
噂が立ったら どうしてくださるの
せっかくですけど だめよだめ
傷つく名前が惜しいもの
自分を大事にしたいのよ
軽率なこと...67.だめよだめ
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ほら あちらをごらんよ
山の向こうの山の
あの高い峰の上に
わかった? 見えるでしょう
桜が咲いているよ
離れた場所からの景色もきれいだね
時を忘れて眺めてたいね
手前の山に霞が立って
隠してしまいませんように
ねえ 知っているかしら...73.どうか霞よ立たないで
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その曇りなく前向きな
明るいあなたが胸を打つ
回しているよね手際よく
よく気がついて細やかで
探り探りの沈黙も
口火を切って取り除ける
見ているだけで元気になるよ
あなたがそこで 笑ってる
可愛いなって微笑みながら
胸に抱きます 憧れを...いい子のあなたへ
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異なる道に進んだと
寂しい思いで聞いたけど
目の端よぎった今のあなたが
変わらぬ姿で時を戻して
幼い日々の憧れが
昨日のように蘇る
わたしの視界を外れても
あなたはあなたの道を行き
違う形で輝いていて
同じ熱さで魅了する...かつてのヒーローへⅡ