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「本当に……ありがとうございました!!」
チンピラ達が連れて行かれ、色々と混乱が収まった路地裏には
、今、ペコペコと頭を下げるハクさんと、照れる鈴音コンビの姿があった。
「いえいえ、当然の事をしたまでですよ……それよりハクさんにデルさんですよね!サイン下さい!!」
すると、ララの周りに《HoneyB...小説【とある科学者の陰謀】第十話~波乱と男心~その4
瓶底眼鏡
「え?な、何?」
「ハクさん、後ろに」
俺はすぐさま、オドオドしているハクさんを庇うように前に出た。とりあえず、なにがどうあれハクさんにだけは指一本触れさせないようにせねば。
チンピラは俺たちの顔をニタニタと見つめ、挑発するような声色で言った。
「まさか、こんな所で会えるとはなぁ……」
「……」
(...小説【とある科学者の陰謀】第十話~波乱と男心~その3
瓶底眼鏡
量産化祭中には、様々なイベントや出し物がそこら中で行われている。
その大多数は、初音ミク人気に惹かれやってきた客に自分たちを知って貰おうと考えた亜種達が開いたものだ。そしてそういった中に混じり、また、《男の娘☆ボカロ同盟》も
活動をしていた。
「リッちゃーん!こっち向いてー!!」
「サイン下さいサイ...小説【とある科学者の陰謀】第九話~祭りの始まり~その二
瓶底眼鏡
「……」
「……」
始まってしまった三人デート。
ハクさんを真ん中に、俺が左、デルが右に並び道を歩く。にこにこと笑うハクさんを挟み睨みを効かせあう俺とデルという、なんとも修羅場な光景が繰り広げられていた。
「ところで……」
緊張感漂う中、デルが口を開く。視線は俺を睨んだままだが、問いかける対象はハク...小説【とある化学者の陰謀】第十話~波乱と男心~その2
瓶底眼鏡
これは、まだデストが普通のKAITOだったときのお話
ボーカロイドが体を持って早数十年。いくら人間に近い姿をしていても所詮は作り物。
人権など彼らには存在していなかった。
それでもボーカロイド愛好者たちの中には彼らを自分たちと同等に扱うものもいる。
だが、彼のマスターはそういう考えを持ち合わせていな...KAITOの悲劇(デストくん誕生話アナザーストーリー序章)
エメル
3、2、1、ポーン。
『たった今、初音ミク量産化祭が開催されました!今日はまだ一日目ですが、既にピアプロの中は人でいっぱいです!!この日の為に全国、いや世界中からボカロファンが集まったということで……』
ピッ。
『……ょうは、長年ボーカロイドについて研究をしてきた、高坂晋太郎教授にお越し頂きました。...小説【とある科学者の陰謀】第九話~祭りの始まり~その一
瓶底眼鏡
ミク視点
とりあえず旅館についたので、私は荷物を整理していた。
「でさ、リンちゃん。これから何するの?旅館に着いたのは良いんだけど」
私は同部屋になったリンちゃんに尋ねてみた。
「う?ん、ユアさんから聞いた話だとこの後喉自慢大会だって」
「のどじまんたいかい?」
私は首をかしげた。
えっと確か…それ...歌姫戦士ボカロボット第48話中
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
探偵。
この言葉を聞いて、多くの人はこんなイメージを浮かべるのでは無かろうか。
複雑怪奇に絡み合った難事件を、快刀乱麻の如くあっさりと解決せしめる、ミステリーの花形。
実際それはその通りだ。世界中でこの探偵という存在は愛され、小説、漫画、ドラマにおいてすら彼らは数々の難事件に対面し続けている。
だが...小説【とある科学者の陰謀】第関話~真実に近づく者~表
瓶底眼鏡
ユア視点
「UTAU軍接近!亜種ボーカロイド隊は直ちに交戦してください!」
そう、オペレーターの菜理からの指示が聞こえ、亜種ボーカロイド隊に所属している亜種達は自分専用のボーレイシェンに乗り、UTAUとの交戦をしています。
そして、私はララと共に、UTAUの要塞へ強行突破する事にしました。
「ユアさ...歌姫戦士ボカロボット第8話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ミク視点
『エンジェルボイスター、まもなく着陸します』
『分かったわ』
ブリッジからそんな会話が聞こえる。
あの戦いの後、私達は島に戻って来た。
多くの大事な物を失って。
「…セリさん…リユウちゃん、メイコ姉、カイト兄…」
私達、勝ったんだよね?悪UTAU達と、決着をつけたんだよね?
「でも、まだ敵...歌姫戦士ボカロボット第47話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ヤミイトはずっと彷徨っていた。
悲しみ、戸惑い、憎しみ。負の感情が彼を支配している。
あれからどれだけたったのだろうか。小さな体でふよふよと飛んでいる。
あてもなく、目的もなく。
時々、他のVOCALOID達とすれ違う。一人のときもあれば仲間のボカロやマスターと一緒のときもある。
その全てがヤミイト...闇と月(ヤミイトくん誕生話アナザーストーリー)
エメル
・イラストから解析してみた
性格:クール系。不敵?
口調例「……ふふ」
「儚いものね、所詮……」住まい:一軒家(洋館?)に一人暮らし。……いるとしたらメイドね。執事はダメだかんね(謎
環境:辺鄙な田舎のお屋敷(現地民からしてみれば)……間違っても都会はない、と思う。
備考:年の割に達観してる。...紅音ソメ設定案(那伽さんへ
ブッチ
ララ視点
「…息抜き…?」
悪UTAUとの戦いが終わって数日後、ユアさんからこんな提案があった。
「そう。皆疲れているでしょうし、お母様が仰ったの」
「ピヨ…ピヨヨ?」
「『ですが、マキ様などの精神状態もあまりよくない状態ですが、大丈夫なのであろうか?』と仰ってます」
ピヨさんが私の心中を代弁するか...歌姫戦士ボカロボット第48話上
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ミク視点
「ネルちゃん…」
まさか、ネルちゃんが、巻き込まれてたなんて…。
「ふふふ、馬鹿ね、悔やんでも戻ってこないのに」
「ミク!あいつの言葉に耳を貸すな!」
クオ君が私に言った。
「もしネルが巻き込まれていたとしても!ソングパワー。お前の歌の力は人を傷つける物じゃないだろ!」
「クオ君…」
確か...歌姫戦士ボカロボット第20話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ユア視点
「ユウ…。いえ、今はあなたのことは考えません。私に重要なのは、操られているUTAUの奪還及び、悪UTAUの殲滅です。あなたについては、後に回します」
私は、今は彼の事など考えず、目の前に居る敵を倒す事…。
【悲しいね、ユア。そうか、それもあいつらのせいなんだな。僕を除け者にした、あいつらの...歌姫戦士ボカロボット第42話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ユア視点
「ララとキョウちゃんの居場所は…まだわからないのですか?」
私は、実衣さんに尋ねてみました。ですが、実衣さんは、首を横に振って、こう言いました。
「いえ、まだ…。レーダーにも、何か反応してません。恐らく…レーダーの圏外だと思います」
ミクの消失に、ララとキョウちゃんの失踪。その二つが、今の...歌姫戦士ボカロボット第27話後半
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ミク視点
「結局…押し切られちゃったね…」
「まさか、お母様が頷くとは、思いませんでした…」
私やリン、レンやメイコ姉さん、ルカ姉さん、そしてユアさんはうなだれていました。
カイト兄さんの企画が通ってしまった…。
「ミリさん、裏切りましたね…」
「…私も、お母様の意見には反対したんですが、お母様の方...歌姫戦士ボカロボット第36話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ルル視点
「…ねえ、私って、居て良いの?私…心を持ってていいの?世の中、悲しい事だけじゃないの?」
「ううん、違う…。だったら、今までの笑顔は何だったの…?僕を支えてきたあの笑顔は…なんなの?」
「…ありがとう。私、行くよ。ここに存在するよ。心、持ってるよ!」
瞳を開けば、其処には、ララが立っていた...歌姫戦士ボカロボット第46話中編
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ミユウ視点
「成る程、そんな事があったんだね…」
ボクはとりあえずララ達に全てを話した。
「ああ、それで」
「俺等はリユウちゃんを助けに行く。だろ?」
ボイスがそう言ってきた。
「うん」
「でも…それで良いの?」
ララは、意外な一言を発した。
「ララ…」...歌姫戦士ボカロボット第23話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
クオ視点
「…ついて来るな…っ!リンは戻ってろ!」
俺は、ついて来るリンにそう言った。
「何で、何処に行くの?ミク姉を助けられるの!?ねえ、クオ兄、何か言ってよ!」
悪UTAUとの戦闘の最中、チャンスだと思って、ミクを助ける為にエンジェに早く行こうとしているのをリンにとめられている。
リンは、俺がや...歌姫戦士ボカロボット第31話
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マイ視点
「…」
空間転移の後、私は自分の部屋に籠もっていた。
サウは部屋にある机で本を読んでいた。気持ちを紛らわせる為だと私は思った。
幸いなのか分からないけど、ルル君はエンジェルボイスターに残っていて空間転移に巻き込まれる事は無かった。
いや、多分ルル君にとっては苦しみなのだろう。自分が傍にいれ...歌姫戦士ボカロボット第27話前半
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ルル視点
居ない…居ない。いないいないイナイ居ない。
何処にも見当たらない。
いつも其処にあった存在がない。
ララを守らないと。
ララを救わないと。
じゃないと、僕は、何の為に存在してるんだ。
ただ、今、僕はあいつらが憎たらしいだけなんだ。
僕はどうなってもいい。ララが助けられればいいんだ。
だって...歌姫戦士ボカロボット第30話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ララ視点
「…ミク…姉…?」
私は虚ろに呟いた。
『VOCALOID、初音ミクのプログラムの反応が…全て消えました…』
実衣さんの声が聞こえる。まさか…ミク姉が消えた?
消失って曲の話じゃなかったの!?
嫌だよ…消えないでよ…。
居なくなるのは、とても悲しいことなのに!
「ミク姉…ミク姉ええええええ...歌姫戦士ボカロボット第26話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
クオ視点
悪UTAUを感知する為のブザーが鳴った。
「何!悪UTAUか!」
僕は言った。
「悪UTAU・・・これって、噂をすればなんとやら、て思えば良いのかな?」
ミクは、そう言った。
「とりあえず、出撃しましょう、現在はララやマイちゃんも抜けていて戦力が低くなっている状況なので」
「分かりました!...歌姫戦士ボカロボット第18話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
キョウ視点
「…」
「あの…アクアちゃん?」
微妙な沈黙。
案内してる男の子は完全にアクアちゃんに怯えてるみたいで心なしか少し震えてるみたいだった。
「…」
「アクアちゃ~ん」
「…んだよ」
やっとアクアちゃんが返事をしてくれた。すごい不機嫌そうな声だ…。
そんなに男扱いされたのが嫌だったんだな~と...歌姫戦士ボカロボット第29話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
マイ視点
「サウが・・・・いなくなった?」
私は、信じられなかった。
サウは、つい昨日まで居たのに。
ララちゃんを刺して、何処かへ行ってしまった。
それがユアさんから告げられた真実。
「これは、本当の事なの。信じ難いと思うけれど、私は嘘は言ってないわ。じゃあ、私は仕事があるから・・・ごめんね・・・」...歌姫戦士ボカロボット第14話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ミク視点
「ふふ、さあ、殺し合いを始めましょうよ」
彼女、セリー・ミオエインは言った。
「誰がそんな無意味な事をしますか!」
「あら、怖いの?死ぬのが、頼ってばかりのお子様が」
「誰も殺したくないからです!裏切り者とはいえ、かつては仲間だった者を殺せますか!」
私は彼女の言葉に反論した。
誰も殺...歌姫戦士ボカロボット第19話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ユア視点
『悪UTAUが出現、直ちに皆さん出撃してください。オリジナルUTAUの気配は無いという事です。恐らく、悪UTAUしかいないかもしれません。ただし、もしかしたら後で出てくる可能性もあるので、十分に気をつけて行動してください』
「分かりました。実衣さん。リア、ミア…いけます?」
『お姉様、私達...歌姫戦士ボカロボット第37話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
ボイス視点
「宇宙?」
俺はユアさんに聞いた。
「ええ、宇宙。私の故郷。エンジェ星に行かなければならなくなってしまったの」
「はいは~い!それって何で~?」
次に聞いたのは甘音モカ。
「実は…悪UTAUが次に狙ってるのはエンジェ星らしいの」
「!!」
それを聞いて驚いたのはロスト・タイム。
「どうい...歌姫戦士ボカロボット第21話
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
空から人が落ちてくるなんて非現実…僕達は、到底信じられなかった。
僕は派音リアン、普通の村に住む、とある一族の末裔(らしい)。
村や街は、魔物の寄り付かないような場所にあるけど、街から街へ、村から村への道中は、魔物に会う事が多く、小さい子供は村の管理範囲の外へ出るのを禁止されていた。
でも、僕と妹が...ボカロ亜種RPG 第一話「僕」
sinne-キョノリ@戻ってくる努力中
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