タグ：擬人化

何か歌いたいけど思い浮かばない
どうしても口に出せないときは
もしかしたら歌の方が我先にって
順番を決められないでいるのかも
だから落ち着いて少し待ってみて
それでも決まらないのなら一言
「私のお口はひとつしかないよ」って
口笛でも吹いてからかってあげて
観念した順に安心した順に
きっとするりと歌が...

暗くて暖かいこの空間
隅に 隅に うずくまる僕
この前友達が呟いてた
外は 外は 恐ろしいね と
光が当たる 風が吹く
怖い怖い そんなとこに
その友達は 連れ出され
すぐに不条理を吹き付けられ 消えていったの
嫌だから、消えたくないから
隅にうずくまって震えてる...

ぽつ ぽつ ぽつ
空から 降り注ぐ
ぽつ ぽつ ぽつ
あなたに 降り注ぐ
ビー玉みたいな わたしを 知っている？
わたしが駆けると 雫が生まれるの
優しく 激しく あなたを濡らすの
あなたは 神さまの 涙っていっていた かな?
でも神さまは そんなに 泣いてはいられないよ
ぽつ ぽつ ぽつ...

彼女を素直に愛せなかった男と、どんなことをされても男を愛すことしかできなかった彼女の話。
【プラネリア】
痛い　痛い　千切らないで
やめて　やめて　おねがいだから
どうしてこんな痛めつけるの？
私は　ただ　あなたに．．．
あなたはまた　私の（身）を切るの
幾度も（別れ）を繰り返す
つらい　つらい　も...

君の依頼に即答
闇夜にキラリ光る直刀
鎖を嫌がる犬は
グサリと刺されて死ぬわ
すぐさま参上
広がる惨状
なくした音声
欲しいのは温情
望むままに羽ばたくわ
あなたの歌また聴きたいから...

"ねぇ、私悩んでるんだけど"
"あら、何かご相談?"
"私最近、私が誰なのか分からないのよね"
"あらまぁ、変な悩みねぇ"
"何て言うの?個性がない?…ってゆーかー…個性があっても、同じ私なの"
"ミクさんなんてうらやましいっすよ"
"え？どうして？「泉」さん。"
"俺なんてただのトイレなのに!!生...

白くてサラサラした布切れをかぶってるアノ子
黒くてサラサラした長い髪をなびかせるアノ子
あたたかい瞳と冷たい笑みを浮かべ近づいてくる
「私が冷めたくしてあげる」
僕が言葉を返す前に、背中にピッタリくっついて
こごえた仔猫があたたかいミルクを飲むように
首筋を舐めて、舐めて、舐めて…
黒板を爪で引っ掻...

雪の様に　降り積もる
優しく…　冷たく？
貴方の上に
星の様に　照らし出す
遠く…　近く
貴方の心を
空気の様に　貴方の目には
映らない ケド
貴方の傍で
生命の様に　止め処なく...