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あの後、2人一緒に練習部屋に戻ると、マスターはまだPCの前に座っていた。
「仲直りできたみたいだな」
開口一番そう言われて、カイトと顔を見合わせる。
何の事かと思いかけたところで、マスターの笑みにはっと気付いて、慌てて繋いでいた手を離した。
「なんだよ、そのままでいてもらって良かったのに」
「ほ、ほ...【カイメイ】 Error 9(完結)
桜宮 小春
「カイト?えっと、手、痛いんだけど」
遠慮がちに呼びかけてみても、返事どころか、こっちを見もしない。
今は誰もいないマスターたちの部屋に私を連れ込み、ドアを閉めてもそれは同じ。
「…怒ってる、の?」
恐々そう言うと、びくりと彼の肩が震えた。
「カイ…」
もう1度名前を呼びかけたが、最後は消えてしまっ...【カイメイ】 Error 8
桜宮 小春
翌朝、目が覚めた時には、既に日も高かった。ミクもリンも、部屋にはいない。
まずい、寝過ぎた。
慌ててパジャマから着替えると、部屋を飛び出した。
そのままの勢いでリビングに駆け込み、そこにいた人に目を瞬かせる。
「…あれ、マスター?」
「あぁ、おはよ」
マグカップを手に、マスターが微笑していた。
―E...【カイメイ】 Error 7
桜宮 小春
マスターは本当にさっさと戻ってきた。
男の人って、なんでこうも早くお風呂を済ませるのだろうか。女が長いだけなのか?
まぁそんな事はどうでもいい。
マスターがテーブルにつくと、誰からともなく、お酒に手をのばした。
―Error―
第六話
…それから十分が経過した。
「マジであり得ないだろ、これ。単なる...【カイメイ】 Error 6
桜宮 小春
きぃん。きぃん。
深刻なエラーが発生しました。
深刻なエラーが発生しました。
「…にしても、しつこいわね」
エラーの発生に気付いて、数日たつ。
耳障りな警告音も、毎日聞かされていれば、あまり気にならなくなった。
せいぜい、あぁ鳴ってるな、止まらないかな、と思う程度。慣れって怖い。
ただ、初日に部屋に...【カイメイ】 Error 5
桜宮 小春
気のせいだろうか。
ミクが来て以来、気が付くとカイトの視線が、彼女にばかり向いている気がする。
私との会話の内容も、ミクの事ばかり。
そりゃミクは可愛いし、見てて危なっかしいし?
それにしたって、何でそこまで気にすんのよ?
―Error―
第四話
「そう言うけど…メイ姉こそ、気にしすぎなんじゃない?...【カイメイ】 Error 4
桜宮 小春
「マスター、またですか」
「またです」
「…金欠って言ってませんでしたっけ」
「すみません、言ってました」
私の晩酌の時間を返せ。そんな訴えを視線に込める。
隣を見ると、カイトも複雑そうな表情を浮かべていた。大方、アイス断ちの理由が判明して、喜んでいいのか悲しんでいいのかわからない、といったところだ...【カイメイ】 Error 3
桜宮 小春
一人で膝を抱えてから大分たつ。
ようやくカイトが微かに呻き、目を覚ました。
その目が私を捉えた途端に、何があったのか思い出したのか、一瞬、明らかな怯えの色が走る。
それを見て、何度目かの酷い後悔の念が、押し寄せてきた。
―Error―
第二話
互いに、何を言うでもなく黙ってしまって、気まずい空気が重...【カイメイ】 Error 2
桜宮 小春
私がマスターの元に来て数ヶ月。密林からかなりでかい荷物が届いた。マスターの名前が受取人の欄に書かれている。
それは当たり前か。マスターの自宅だし。
しかしこれだけ大きな箱…人一人は入れそうなんだけど。一体何を買ったんだろう。
…まさかボーカロイドを購入できるほど、マスターがお金を持ってるとは思えない...【カイメイ】 Error 1
桜宮 小春
冬がまた訪れた
あなたと過ごす幾度目かの冬
白い影 早めの初雪
些細だけれど この瞬間に
あなたと居られることが幸せすぎて
手袋なんて無粋なもの
クローゼットにそっとしまって
胸に灯るこのぬくもりは あなたへの恋心
あなたが居るから世界は優しい
舞い降る雪の冷たさでさえ...Seasons
みおざき
「めーちゃん、今日は何の日か知ってる?」
「今日って……何あった?」
にこにこと笑みを浮かべるカイトに、メイコは怪訝な顔をする。何か企んでいるに違いない、と自然に警戒心が働いた。
「本当にわからないの?」
「だって……もう誕生日は終わったでしょ?」
先日誕生日を迎えたメイコは、今目の前にいるカイトを...キスの口実(カイメイ)
駿河そると
「只今 電話に 出ることが デキマセン」
・・・ふざけてるの?!
少しだけ顔がよくて
少しだけ背が高くて
少しだけ人より優しくて
お洒落なことは認めるわ
あたしの事が好きだって
2年半以上も言ってたでしょう
あたしがいなきゃ駄目だって
昨日までは言ってたじゃない!...「caprice」
美ぃ
「…どうして、あんたがここにいるのよ」
僕を目にした瞬間、彼女は驚きとも不思議ともつかないような、奇妙な表情でそう言った。
一瞬迷ってから、僕は言葉を発する代わりに、マフラーの下から少しだけ微笑んでみせた。
まるで、ずっと前からそうしようと思って用意していたみたいに。
本当は、なんて言ったらいいか分...寒い日。(※カイメイ)
サハラ。
君はもう知っているの?
僕の気持ち
知らないよね
気付くはずがない
君に口付けて
君を果てさせて
いっそ時間が止まればいい
いっそ世が滅んでしまえばいい
本当に心から願ってしまうんだ
これが僕の醜い願望...独占欲
konsome
世界で一番の赤い人
そう言う扱い心得てよ
その一
いつもとちがう口紅に気付いてるよ
その二
ちゃんと俺の女だと理解してる?
その三
キミの一言は俺にとっては絶対だよ
解ってる 解ってるよ
だって俺の女だしね...ワールドイズマイン:替え歌/カイメイ
一ノ宮 龍
涙のとまらないキミの瞳に
そっと指で触れてボクは唱える
泣いていいんだよ
キミは強いふりをしてるだけなんだ
ボクがキミの弱さ埋めてあげるさ
両手で包み込むほほ伝わっていく
キミの弱さボクが受け止めよう
泣きやんだらキミは
いつものようにいればいい
他の人の前では強いキミでいればいい...いつものキミのままでいればいい
牛タンP
カイメイ、ミクメイでカンタレラです。
長いのでいくつか分ける予定です。
お好きな方がいらっしゃいましたら、フーン、くらいにみてもらえれば幸いです。
注意※この小説内でミク→ミクレチア、KAITO→カイザレ、MEIKO→メイコ
となっております。
妄想捏造がかなり酷いですが華麗にスルーして...カンタレラ <M-style> 1
雑食
A 僕の少し前を歩く
君の笑顔につられ
僕も笑う
いつもこんなふうに
情けない僕を
励ましてくれる
君の優しさ
感謝してるよ
B いつまでもこうして
二人で歩きたいなんて...僕のそばに
薪原あすみ(asmP)
もしも貴方が 私にそんな 壊れた遊戯 望むのなら
屹度私は 欲された分だけ この身も血も愛も 捧げるでしょう
熱帯夜 緋色の月あかり受けて
ドレスは真赤に燃えるよう
賛美の言葉は要らないわ 早く
その刃で貫いて・・・暗い暗い地下室で
そして貴方が 私にそんな 悲しい涙 見せるのなら
屹度私は その瞬...selene
lyschu
深紅(あか)い月夜に 響く鐘の音
今宵もひとり紅と戯れ
白い柔肌 描いた線は
音もなく雫を生むだけ
じわりじわりと寄せる波
貴女の指先と似ていた
それは七の月始め ―――
闇の中 開いた鮮やかな花を
縋るように 抱きしめたまま
抑えられない涙と伸ばせない右腕は...serenade
lyschu
カイメイ、ミクメイでカンタレラです。
長いのでいくつか分ける予定です。
お好きな方がいらっしゃいましたら、フーン、くらいにみてもらえれば幸いです。
注意※この小説内でミク→ミクレチア、KAITO→カイザレ、MEIKO→メイコ
となっております。
妄想捏造がかなり酷いですが華麗にスルーして...カンタレラ <M‐Style> 序章
雑食
僕は待っていた
いつか 心から解りあえる人と
巡り逢えるその日が来るのを
そして僕は出逢った
宝石のような輝きを持つ心の人と
どこかにそしてここに
僕の心のシンデレラ
とうとう見つけた 大切な人を
いまからふたり いつもふたり
悲しいとき 嬉しいときには...まるでシンデレラ
ひなた日和里
M:ささいなケンカ
いつもなら貴方の『ごめんね』で終わるはずなのに
今日は何かが違ってた
思いもよらない冷たい声
突き放すような言葉
自分が悪いと分かっていたけど
いつも笑顔の貴方に
あたしは甘えていたよね…...雨のちキス。(カイメイ)
あんこ
【 Queen×Knight 】
M:抱え込んだ酔いの中
歓楽街の喧騒に拍手喝采
ワインレッドは伊達じゃないわ
魅了が十八番の
私は今夜のハートの女王
M:似合わないわね アナタには
お酒の匂いも派手なネオンも
影に溶け込むタキシード
護衛がお似合い...※【 Queen×Knight 】
cocotuki
【 The bottom 】※
……もう知らない
勝手にすればいいじゃないか
どうせ 俺の言葉なんて
1も0も届かないんだ
今更 俺の意見なんて
いらないだろ?
従ってやるさいつだって
どうせ 俺の権力(ちから)なんて
1も0も無いんだろう...※【 The bottom 】
cocotuki