清かなる蒼[あお]を 従えて
地平まで満ちゆく 黎明
たなびく雲間を 舞い踊る
鳥は広げる羽根を誇るよ(う)に 果てを目指す

遠ざかる影 見送る眼差し
映り込む明日の行方 今はただ祈るだけ

無垢なる瞼伝い 頬を濡らす涙が乾いた地に 弾かれて
たやすく塗り替えられる 運命の音色に 耳を澄ましてた



吹き荒ぶ風に 煽られて
名を呼んだ声は 掻き消され
差し伸べたこの手は 届かず
振り下ろされる刃 砕け散る首の飾り

繰り返す過去 奪われる痛み
振りかざしたこの手にも 傷は深く刻まれ

はかない面影追い 疼く胸の奥底に灼[や]きついた 愛[かな]しみと
掻き抱く腕に余る 憂いの旋律を この空に哮[たけ]る



捧げたこの身体に 印したのは永久[とわ]に揺らがぬ誓い 鮮やかに
輝く姿を仰ぐ 敬いの調べを この場所で讃え
彷徨う草原巡る 美しい歌声に 想い高く馳せる


**********

A
さやかなるあおを したがえて
ちへいまでみちゆく れいめい
たなびくくもまを まいおどる
とりはひろげるはねをほこるよ(う)に はてをめざす

B
とおざかるかげ みおくるまなざし
うつりこむあすのゆくえ いまはただいのるだけ

S
むくなるまぶたつたい ほほをぬらすなみだがかわいたちに はじかれて
たやすくぬりかえられる うんめいのねいろに みみをすませてた

A
ふきすさぶかぜに あおられて
なをよんだこえは かきけされ
さしのべたこのては とどかず
ふりおろされるやいば くだけちるくびのかざり

B
くりかえすかこ うばわれるいたみ
ふりかざしたこのてにも きずはふかくきざまれ

S
はかないおもかげおい うずくむねのおくそこにやきついた かなしみと
かきいだくうでにあまる うれいのせんりつを このそらにたける

S
ささげたこのからだに しるしたのはとわにゆらがぬちかい あざやかに
かがやくすがたをあおぐ うやまいのしらべを このばしょでたたえ
さまようそうげんめぐる うつくしいうたごえに おもいたかくはせる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

儚想歌

正式名称【はかなきおもいうた】
別名 【もうそうか】www
素晴らしすぎるタイトルはデッドス神さまからいただきましたw



社会人コラボでデッドスさんの曲に書かせていただいた歌詞です。
南米っぽい雰囲気と仲むつまじいがくぽ&GUMIさんを妄想しつつ。
褐色GUMIさんは新ジャンルとして定着すべき。w

本当に楽しく制作に参加させていただいた作品でした。
ありがとうございましたー!!(*´д`*)vvv
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10137458

閲覧数:124

投稿日:2010/03/26 00:07:09

文字数:870文字

カテゴリ:歌詞

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