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『オオオオオオオオオオオオオオオオオっ!!!!!!!!』
力強く鮮やかなミクとルカの咆哮が響き渡っている。
そのうち、徐々にルカの体から発せられる光が収束していった。
光はルカの両腕にまとわりつき、薄い金色の模様を描いていく。
そして淡いエメラルドグリーンの瞳が、鮮やかな桃色に変わった瞬間―――――...仔猫と竜とEXTEND!! ⑪~激突!!VOCALOID軍団⑤念音と超拡張
Turndog~ターンドッグ~
「……リュウト……!!」
普通に話すこともままならない口を何とか開いて、目の前の巨大な火竜の名を呼ぶルカ。
そんなルカを、リュウトはどこか寂しげな眼で見つめていた。
気づけば、ミクやリン・レン、メイコにカイトやグミも、空中に持ち上げられていた。
自分たちの体を持ち上げているのは、リュウトの鬣。遠くか...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅹ~激突!! VOCALOID軍団④EXTEND
Turndog~ターンドッグ~
―――――その光景は、まさに想定外というべきものだった。
いや、正確には想定はしていた。だが、ありえないと思っていたのだ。
この土壇場で、リュウトが火竜の力を完全に支配下に置くなど……!!
「……ホントに、支配下に置いちゃったっていうの……!?」
「じ……実はたまたまってことは……」
ミクが一縷の望...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅸ~激突!! VOCALOID軍団③VS殲滅の音波竜
Turndog~ターンドッグ~
バッとルカの手が上がる。
それはミク達にとって、本当の戦闘開始の合図―――――!!
『戦闘配備……展開!!!!』
『ッシャアアアア!!!!』
力強い声と共に、全員が動き出した。
「……? ……ねぇ、メイコ姐さん。『彼女』はどこに?」
「ああ、『あの子』? 『あの子』なら、ルカが指定したところで待機し...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅷ~激突!! VOCALOID軍団②VSいろは~
Turndog~ターンドッグ~
翌日。
グミを加えた七人のボーカロイドが、ボカロマンションの上に立っていた。
ほぼ全方位をカバーできる位置に立って、いつでも迎撃可能な体勢だ。
しばらくの間携帯電話を耳に当てていたメイコが、ルカに向かって叫ぶ。
「ルカ!!ネルから連絡!!町民全員地下シェルターに避難完了……!!いつ始めても大丈夫よ!...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅶ~激突!! VOCALOID軍団①開戦~
Turndog~ターンドッグ~
~~~~~ルカさん視点~~~~~
ネルの空間操作によって作り上げられた階段を駆け上り。
かなりあ荘の階段を駆け上って。
2階についてみると―――――
そこには、大きな荷物を抱えた黒い服に身を包む男がいた。
『ドロボ―――――――――――――――ッ!!!!!!!』
全員がびしりと指さし叫ぶと、男は驚い...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-4~TurndogVSイズミ草!!③剣士たちの正義の一刃
Turndog~ターンドッグ~
~~~~~ルカさん視点~~~~~
―――――驚いた。
Turndogの意外なまでの足裁きの良さにも驚いたけど。
もっと驚いたのは――――――――――――――――
わずか開始1秒。相討ちにも近い状態ながら―――――Turndogの面がイズミ草さんの面金に触れるよりも速く―――――イズミ草さんの胴が決ま...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-3~TurndogVSイズミ草!!②殺意とテクの激突!!~
Turndog~ターンドッグ~
シアンの髪を持つ美女―――――イズミ草さん。通称イズミさん。つかさ君とは先輩後輩の関係だ。
彼女はしるるさんによって、『かなりあ四天王』なんて呼ばれたことがあった。最もしるるさんは大見得切って呼んだことはなく、表で呼んでいるのは俺ぐらいだが。
イズミさんがかなりあ四天王と呼ばれていた理由は、しるるさ...dogとどっぐとヴォカロ町! Part8-2~TurndogVSイズミ草!!①激闘の始まり~
Turndog~ターンドッグ~
―――――私が今でも夢に見る光景がある。
あれは確か―――――初音ミク5周年のころの光景。
丁度ボーカロイドが表の世界にも認められ始めたころだった。
5周年という節目も相俟ってか、これまでの4回の誕生日とは打って変わってお祭り状態だった。
皆が私を祝ってどんちゃん騒ぎ。ファミマとコラボしたり、あちこ...【ミク誕】Birthday Live!!
Turndog~ターンドッグ~
ヴォカロ町は、この世界では至極平和な町だ。
騒動と言えば、時々起こる他愛ない事件(全部ルカさんが締め上げて終了)ぐらいなものだ。
とはいえ、一歩外に出ればそこは『憲法第九条を失った日本国』―――――危険なこと極まりない。
そしてこの世界の『創造者』たる俺が死ねば、この世界の『時』は止まってしまう。
...dogとどっぐとヴォカロ町! Part3-2~メイコVSどっぐちゃん!!~
Turndog~ターンドッグ~
「もともとあたしたちは、5人で一組の戦隊になる予定だったのよ。」
淹れた茶を飲みながら、グミはそう切り出した。
「5人……というと、がくぽ、リリィ、いろは、リュウトに―――――」
「そ、あたしってわけ。まぁ実際には、リリィが覚醒早々逃げ出したりとか、リュウトが力を制御できなかったりとか、いろはが飽き...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅵ~戦争ガール・グミの悲しみ~
Turndog~ターンドッグ~
『ヴヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』
猛り狂うように咆哮を上げる、巨大なドラゴン。
変化の瞬間に飛び乗ったのか、いろははドラゴンの右肩で鬣にしがみついていた。
予想だにしていなかった事態に、茫然としてい...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅳ~殲滅の音波竜・リュウト!!~
Turndog~ターンドッグ~
「シャアアアアアアッ!!!」
突然鋭い声とともに、一つの影が木の中から飛び出した。
「なっ、何!?」
咄嗟に周りを見回しながら身構えるミクとメイコ。だがルカは―――――既にある一点を睨みつけていた。
それは電信柱の上―――――電信柱の先端に、人影があった。
薄紅色の髪。赤い色をしたバスター型のスピー...仔猫と竜とEXTEND!! Ⅲ~いろはの猛攻~
Turndog~ターンドッグ~
~巡音ルカの日記より抜粋~
あの日―――――
動物病院から八又署に戻ってみると、数百人の黒猫組組員と、9人の幹部が縛り上げられた状態で届けられていた。
ドンキーの話によると、いきなり突風が吹いたかと思うと組員たちがどさどさと投げ込まれてきたらしい。
その時に机に投げられたとい...ボーカロイド達の慰安旅行(19)~猫の騒ぎと旅の終わり~
Turndog~ターンドッグ~
―――――素晴らしい。血沸き肉躍るようだ。
戦いこそは俺を生かす最大の糧。このあふれる力を試せる本気の戦いこそ、俺が求めていたものだ。
ルカたちに―――――平和を好むあいつらに嫌われたくないなんて、俺らしくない感情を抱いたが故に、ずっと封じてきたが、やはり俺は戦いの中に身を置かなきゃな。
…...ボーカロイド達の慰安旅行(15)~ロシアンとクロスケ‐肆【決着の時】~
Turndog~ターンドッグ~
―――――誰もが、己が目を、己が耳を疑っただろう。
今の今まで、怒り狂っていながらも真面目な口調で、『吾輩』なんて時代がかった一人称を使っていた猫又が。
子供のような笑みを浮かべながら、はっちゃけた喋り方になって、『俺』という一人称を使っている姿に、驚きを隠し得なかった。
「ろ……ロシアンち...ボーカロイド達の慰安旅行(14)~ロシアンとクロスケ‐参【荒ぶる猫又師弟】~
Turndog~ターンドッグ~
『懐かしいっすねぇ……かれこれ300年ですかい!?兄貴!!』
『く……クロスケ……!?お前、本当にクロスケなのか……!?』
ロシアンに親しげに話しかける黒猫又と、混乱しているロシアン。その様子を見て混乱しているルカは、恐る恐るロシアンに話しかけた。
「ね……ねぇ、ロシアンちゃん?あいつのこと...ボーカロイド達の慰安旅行(13)~ロシアンとクロスケ‐弐【ロシアン・過剰疾走(オーバードライブ)!!】~
Turndog~ターンドッグ~
天空塔。八又町で最も高い建物で、日本で二番目に大きな電波塔でもある。謎の地下室が存在すると噂されたこともあるが、その真相は謎に包まれており―――――
「……その謎の地下室が、『黒猫組』のアジトってわけ……か。」
『そういうことだな。さて……。』
天空塔の前に立ったルカたちとロシアンは、静かに...ボーカロイド達の慰安旅行(11)~決戦!!『黒猫組』~
Turndog~ターンドッグ~
《ピリリリリリリリリリ!!》
突然着信音が鳴り、ルカがポケットから携帯を取り出した。
「あ……ドンキーからだ。」
「あれ?ルカ姉着信変えたの?前『星屑ユートピア』だったんじゃ?」
「ここんとこのごたごたで壊れたのよ……。はい、もしもし?ドンキー、どーしたの?…………え!?ホント!?……うん...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅷ~ルカ、大爆発!!~
Turndog~ターンドッグ~
「ねぇ、ルカ姉……さっき松田警視に言ったことって……。」
ホテルのエレベーターで降りて行く時、ミクがルカに尋ねた。
「……分かってる様ね。……和也君が心の声で言い残したのよ。『がくぽの様な人を見た』って……。」
『……………!!』
一同の間に緊張が走る。
神威がくぽ。嘗て共に歌った仲間で...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅶ~猫又の推理~
Turndog~ターンドッグ~
「……ったく、何でこんな事件にこの俺が出張らにゃならんのだ。」
ホテルの入り口をくぐった、全身黒スーツの刑事はそうぼやいた。黒髪をオールバックにして、いかにもキレ者刑事と言ったような風貌だ。
後ろからついていく若い刑事が、慌てて口を出した。
「で、ですが松田警視、今回の事件、あの『黒猫組』が関...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅵ~事情聴取~
Turndog~ターンドッグ~
もし、好きだって言ったら
きっと、君は困ったように笑うんだろな
もし、嫌いだって言ったら
きっと、君は悲しそうに笑うんだろな
でも、好きだって思うよ
きっと、僕は相当君にゾッコンなんだろな
もし、好きだって言えたら
きっと、僕はものすごく幸せなんだろな
曖昧な関係、微妙な温度
一瞬の接触、一瞬で赤面...空回り両想い
琉久-ruku-
「わああああああ……!!海だ……本物の海だぁあああああ!!」
白と緑のボーダーのビキニに着替えたミクが、拡がる大海原を前にして歓喜の声を上げている。
そのまま叫びながら海に向かって駆けていくミクとは対照的に、リンとレンは若干表情が暗めだ。
「せっかくルカさんが休暇取ってきてくれたのに……肝心...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅴ~事件……発生!!~
Turndog~ターンドッグ~
「先程は失礼なことを言って申し訳ありません……申し遅れました、私は富岡初美と申します。この子は息子の和也です。」
「はじめまして、巡音ルカです。こっちは家族の初音ミクに鏡音リン・レン、それにメイコと(バ)カイトさんです。」
「ルカちゃん!?今こっそりバカイトって言わなかった!?」
「えー、気の...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅳ~巡音流歌警部補は休まない~
Turndog~ターンドッグ~
「ぅうわあああああ~~~~!!!はっや~~~~~~い!!」
「え~ミク姉より遅いよ?」
「気分崩す様なこと言わないのーリン―!!」
他愛ない会話を続けるそこは、リニアモーターカーの中。ミクとリンとレンは初めて乗る電車に大はしゃぎだった。
途端にスパーン!!と小気味いい音を立てて、三人の頭が...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅲ~外界の現実~
Turndog~ターンドッグ~
「ええっ!?きゅ…休暇!?」
ルカの驚愕の声から、『それ』は始まった。
目の前に座るヴォカロ町警察署捜査一課課長―――橋本喬太郎は笑ってうなずいた。
「うむ、そうだ。巡音君、君には一か月ほど休暇を取ってもらう。」
呆気にとられていたルカの顔に、徐々に焦燥が浮かんでくる。
そして突然、おび...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅱ~一カ月の休暇~
Turndog~ターンドッグ~
桜の花びら ひらひらと
舞い落ちていく 目の前で
桜の花びら キラキラと
舞い落ちていく 皆の目の前で
あの日 君たちと
出会い
あの日 話していなかったら
きっと こんなに涙することは
なかっただろう
あの桜が咲くころ...僕たちは 変わらない
美桜
Ready? 1 2 3 4!
リスク? スリル? ただのスパイス!
ひとつきりの色を目指し
キミとふたり 引き返せないゲームを始めよう!
単調な日常 モノクロの舞台で
選んだ相手(こま)を飾りつけては
退屈を紛らわせた
ブラフ フェイク 視線誘って
わざと笑顔 見せつけたら
負けるなんて考えられな...【鏡音リンレン】クロスゲーム【オリジナルリミックス】
syo
ここは、ゆくりさんのお店、「ゆっくり」の売り場。
お茶が飲めるコーナーで、リンちゃんとレンくんが、仲よくケンカをしている。
「人の姿を写真にとって、勝手にブログに上げるなよな!」
キャンペーンの天使の姿のまま、怒るレンくんに、リンちゃんは涼しい顔で言う。
「いいじゃん。天使のテト・ドールの宣伝にもな...玩具屋カイくんの販売日誌(168) “はっちゅーね”をめぐる人たち
tamaonion
「デフォ子さんの声が、聞こえたの?」
りりィさんは聞き返した。
ゆくりさんのお店の棚に置いてある“はちゅーね”人形。
それが、急にしゃべったのだ。
いままで、リンちゃんと言い合いをしていた、天使のコスチュームのレンくんまでが、
不思議な顔をして、人形をのぞき込んでいる。
りりィさんは、モモちゃんに聞...玩具屋カイくんの販売日誌(163) “はっちゅーね”との、ひととき (その3)
tamaonion
「ぷっ。あ、あっはっはあ」
「こいつ、いい加減にしろよ」
「ご、ごめん…。でもさ、あっはっはっは」
顔をまっ赤にして、怒っているレン君のそばで、リンちゃんは指をさして、おなかを抱えて笑っている。
レン君の頭の上に、針金でとり付けた天使の輪が、プルプルと震えている。
ここは、ゆくりさんのお店、雑貨店「...玩具屋カイくんの販売日誌(162) “はっちゅーね”との、ひととき (その2)
tamaonion
「かわいいわねー、このワンちゃん。それと、こちらも…キモかわいいわね」
テトさんが、小物をのぞき込んでつぶやく。
「そうですかぁ、えへへ」「どうも、ありがとうございます」
嬉しそうに答えるのは、作品を作った、ぱみゅちゃんとレイムさんだ。
「ギャラリー・ゆうひ」で開かれている個展「レイム&パム 作品展...玩具屋カイくんの販売日誌(159) デビちゃん、売り出し作戦開始 ~その4。
tamaonion
「あの頃 なにか思い出あったかな」
そんな風に思い返したくない
今を楽しまないと きっとあとで後悔する
後悔した事に後悔する
そうさ 今からでも遅くない
大人になっても遅くない
子供にしかできないことって なんかあるんじゃない?
それなら 今を楽しもう 「今からでも遅くないよ」君はそうつぶやいた
あ...今の僕たち【鏡音リン・レン】
ひな豆
「あの頃 なにか思い出あったかな」
そんな風に思い返したくない
今を楽しまないと きっとあとで後悔する
後悔した事に後悔する
そうさ 今からでも遅くない
大人になっても遅くない
子供にしかできないことって なんかあるんじゃない?
それなら 今を楽しもう 「今からでも遅くないよ」君はそうつぶやいた
あ...今の僕たち【鏡音リン・レン】
ひな豆
きみは何処へ行った
僕に何も言わずに
きみとはもう二度と逢えない
君の歌は二度と聴けない
きみを愛するもの達が
きみの近くで泣いている
ただ、
きみには静かに眠ってほしい
このレクイエムを聴いて
眠れる魂よ...レクイエム
はれる
―番外編―過去
俺は、もともとアンインストールするのを楽しんでいたわけじゃない。
MEIKOに関しては、本当に仕方がなかった。
が、何もできなかった俺に感謝しつつ消えていくその姿に、何故か快感を覚えた。
自分でもおかしいと思う。
それから、あの姿を見たいという衝動が襲ってくるようにな...家族の消失 ―番外編―
june
作詞:SCARLeT(緋(飛)色P)
僕らが目覚めたのは、狭い狭い暗闇の中
僕らは二人きりで暗闇を見つめていた
不思議と怖くはなかったんだ
でも、いつになったらここから出られるのかな?
二人手を繋いで、肩を寄せ合う
お互いの存在を確かめるように…
何も見えない空間に、なにも出来ない僕ら
誰か教えてよ...Our light
SCARLeT
Aメロ
季節が変わることぐらい
誰もが普通に感じてた
そう、誰もがそう願ってた。
春が来て夏が来てって季節が移る
考えなくても変わってく
春は眠いし夏はダルいし
こんなことを感じてるだけで
季節は変わっていったんだ
Bメロ...「季節がかわる」
隣の亀
1(レン)
昔々 あるところに それはそれは可愛い
女の子がいましたとさ
2(リン)
その美しい美貌で男を たぶらかしたとさ
ルカ
真夜中の舞踏会 私を魅る可愛い騎士たち
「今日は誰にしようかな?」
桃色の少女は嗤う
その美しい容姿に騎士たちは心を撃たれた...夜の舞踏会【未完成】
旬花
~有難う、さようなら~ 始
ボカロの学園での出来事。
主役生徒
初音ミク16歳
鏡音リン14歳
鏡音レン14歳
亞北ネル--歳
重音テト--歳
教師
巡音ルカ20歳...有難うさようなら はじまり
さらこ