タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(174)
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誕生日にはきっちりプレゼントを用意すると決めていた。
本当は12月27日までに用意できたうえで、誕生日当日の朝っぱらから驚かすと決めていた。
そしてあなたの笑顔を独り占めしてやろうと企てていたのだ。
――鏡音リン、永遠の14歳。
今頃届いたレンへの誕生日プレゼントの品が梱包された、妙にニヤけたロゴマ...【リンレン誕】プレゼント【イズミ草】
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HAPPY BITHDAY
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「とりっくおあとりーーーとーーーー!!!」
そういって俺の背中にタックルを炸裂させてきたのは、皆の予想通りあの元気有り余るあの子だ。
「……リン、ハロウィンって……昨日だったよな?」
「うん! そうだよ! 何レン、もう忘れちゃった? おじーちゃんになっちゃった?」
愛くるしい笑顔で笑う。
もうお菓子...trick or……?【イズミ草】
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ひまわり
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「……遅い」
時刻は只今11時。
俺はあまりに痺れを切らして、そう零してしまった。
今日は俺たちの誕生日。
多分ミク姉やルカ姉やメイコ姐やバカイトも祝ってくれると思うけどそれはみんなの時間の都合上夜になる。
「そんなに待てないッ!!」
と朝っぱらから駄々をこねたのは、俺の双子の姉、リン。
みんなにお...君の笑顔 【イズミ草】
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「どういうことですか!!? ちゃんと僕はネズミをすべて退治したじゃありませんか!!」
男は焦っていた。
「だから、何度言ったらわかる。お前に賞金は与えられない、と言ってるのよ」
「金じゃない!! アイス一年分だ!!」
「どっちだっていいでしょ!!」
「アイスは金じゃ買えないんだよ!!」
「あほか! ...ボカロと愉快なボカロたち。
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の-かさんへ
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「あー! カイトだー!」
「本当だー! なんか如何にも胡散臭い別にセンスもよくないむしろ悪い服着ていきなりやってきてネズミ倒すからアイス一年分くれっていいくさったあのカイトだー!!!」
青年は困っていた。
「なんか如何にも胡散臭い別にセンスもよくないむしろ悪い服着ていきなりやってきてネズミ倒...ボカロと愉快なボカロたち。
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「あ゛ーーーーづ゛ーーーーーい゛ーーーーーーー!!!!!」
「るっせぇリン!! 余計に暑くなんだろ!!!」
エアコンの切れた扇風機だけの部屋に、そんな二つの声が響いた。
声の主はリンとレン。
いつもは仲の良い双子なのだが、最近の異常なまでの暑さで、リンはいらいらモードのようだ。
「へーぇ!...鏡音の夏【イズミ草】
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カイト王子と、隣国の姫君の結婚式が今日に迫った。
人魚姫は何もできず、震えていた。
あの日の自信はどこえやら、とうとう【死】が迫っていたのだ。
あの人に気持ちを、想いを伝えることができないまま、自分は死んでしまうのだと。
笑えるほどに実感していた。
時刻は1時を過ぎたころ。
今日の日が昇れ...ボカロと愉快なボカロたち。
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昔々あるところの海の底。
人間は誰も足を踏み入れたとこのない、未知の世界。
そこにはそれはそれは美しい「人魚姫」がいました。
人魚姫はとてもおてんばで、王様や召使いを困らせていました。
そんな人魚姫は、嵐の夜、人間の男性を助けます。
その男性に心を奪われてしまった人魚姫は、その人のことばかり...ボカロと愉快なボカロたち。
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第七十五話 あいたかった、君へ。
誰かを失くした気がする。
雪を見るとその誰かが心に蘇ってきてくれそうな気がする。
会いたい。
でもだれかがわからない。
こんなにも愛しいのに。
そう思い始めてからもう十一度目の雪が降っている。
江戸の町は長い冬を迎えていた。
私は小さいころに無くなった両...ノンブラッディ
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第七十四話 薄れていく何か
「忘れない」確かにそう言ったはずだった。
なのにどうしてだろう。
私は、何を忘れないと言ったのかしら。
それすらおもいだせない。
その度に私の中に少しずつぽっかりと穴が開いていった。
何度思っただろう。
「この時が止まれ」と、「あなたがどこにも行きませんよう...ノンブラッディ
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第六十六話 さよなら
「……さようならは、言わないで……」
ありふれた言葉を、おりんさんが呟いた。
わかってる。
私だって、『さよなら』なんて言いたくないんだよ。
でも君は知らない。
これは、『さよなら』なのだと。
「おりんさん……」
私が呼びかけると、涙をためた瞳で私を見つめてくれた。...ノンブラッディ
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第六十四話 門
とても≪人間界≫の≪江戸時代≫とは思えないような虚大な、異空間。
それは≪魔界≫と≪人間界≫をつなぐ世界。
私の目の前には、無駄なほど威厳あふれる門がそびえ立っている。
私の後ろには、ぐみ、かいと、そしておかみさんを抱えた、咲屋――いや、学園長だ。
「いいのか? おりんを、呼...ノンブラッディ
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第六十一話 謎
「全ては―――レン―――あなたの為よ。……わかるわね……?」
「はい」
私は全てを飲み込んで、そう答えた。
あとは全て私に託されたんだ。
私がこれからする選択で、全てが決まる。
「すみません、ちょっといいですか?」
ずっと大人しく聞いていたぐみが話に割って入った。...ノンブラッディ
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第五十八話 謎
「ルカを助ける方法なら、あるわよ。魔界へ還せばいいの。そうすれば魔力が回復して元通り元気にな」
「ちょっちょっと待ってください!!」
いきなりそんな話を始めた咲屋さんを、私は思わずとめた。
「まだ何も解決していません。おかみさんが何をしようとしていたのか……さっきの物は、かい...ノンブラッディ
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第五十七話 満月の夜に
「……なるほどな。そういうことかよ、まったく」
かいとが溜息をついた。
皆話を聞いた後の何とも言えないこの気持を溜息にしたかったが我慢していたのに。
「すみません。でも、もうれんやみなさんを殺したいとは思っちゃいません。ミクの気持ちが、わかった気がしますから……」
お...ノンブラッディ
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第五十二話 目的
「……っく……」
あたしが目を覚ますと、そこにはレンとおりんと、そのほか数名とともに、どこかの客間にいた。
だいぶ長く人間界に住んでいるが、ここは来たことがない。
「だから、あたしはおりんを助けに行こうと思って、レンを見送った後荒れ屋敷に戻ったんだけど、なんだかそっからおぼえ...ノンブラッディ
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第五十一話 全て
私たちが寿々屋へ戻ると、時すでに遅し、おかみさんは息をしていなかった。
前の少しふくよかな優しい雰囲気は感じられない、凛とした長い桃色の髪を畳になびかせ、眠ったように。
「お……っかさ、ん……?」
おりんさんは、急いで駆けよった。
雪は――いつの間にか降りやん...ノンブラッディ
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第五十話 あの人の意思
「ねえ、そんな顔しないで? 私頑張ったの――あなたのこと……まもろうとして……」
おりんさんは私を抱きしめながら悲痛に訴えてきた。
今にも泣きそうな顔して、今にも零れそうな涙を溜めて、今にも壊れそうに身体を震わせて。
「ねえ……おっかさんが言ってた、私人間じゃないの……...ノンブラッディ
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第四十九話 こんなことしてほしくなかったのに
「おりんさん……そこに倒れているのは……おとて、さん……ですよね……?」
「わからない。だって、私が守りたいって思ったら、おとてさん、紅い髪になって……血を……吐いて……」
どうして?
おりんさんは、人間だ。
どうして?
どうしてこんな、こんな...ノンブラッディ
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第四十八話 あの人のおもいで
「っ……あぁぁ……は……はぁ……」
突然私を襲った激しい頭痛。
そして私の中に流れ込んできたのは、おそらくおかみさんの記憶だ。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
いろいろとわかったが、今一番最初に考えないといけないのは、おりんさんだ。
彼女はおかみさんの子だ。
しか...ノンブラッディ
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rin
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第三十二話 守りたかった
おとてはつい四半時前くらいと同じ、不気味な笑みをその頬に浮かべていた。
“――殺される――?”
たぶんぐみも、おりんさんも、同じような感情を持っているだろう。
目の前のこのおなごに、ひとたまりもないほどに木っ端微塵にされるかもしれない。
今にも震えて、泣き出して...ノンブラッディ
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第三十一話 いまのきみは
ひと通り話し終えた後、私たちのいる荒れ屋敷は一段としんとしていた。
「……これが、私の話です……。私のことを呆れたとか、怖いなんて思ったなら、今すぐここから去った方がいいですよ。おりんさん」
おりんさんは、私の目をじっと見ている。
ぐみはさっきまでずっと固く目を瞑っ...ノンブラッディ
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かがたん!!
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アブストラクト・ナンセンス
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秘蜜~黒の誓い~
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おおかみは赤ずきんに恋をした
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囚人 紙飛行機
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第十八話 昨日のことが昔の様で、もう。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
...ノンブラッディ
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GHOST
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かかってこいよ。
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秘蜜~黒の誓い~