タグ「巡音ルカ」のついた投稿作品一覧(25)
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ついったまとめ 2
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ミリオンなう!
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実によくいる夏のロリコン
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大学生くらい
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リンちゃんなう!
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はた迷惑な恋の話
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夏です!
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この子ら綺麗な色してるなー
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わんこ×にゃんこ―絵とか漫画とか
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1・2でリン・メイコが病院に行っていたときの家の中の様子です。
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つまり、今までも。
そしてきっと、これからも。
<わんこ×にゃんこ.5-注意一秒>
「ルーカちゃーん」
春の風のような呼び声に扉を振り返ると、視界に綺麗な翡翠の色彩が映り込む。といってもここは肉食二人からの避難部屋のよう...わんこ×にゃんこ.5-注意一秒
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I pledge
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二場面混在です。説明回です!読む方ご注意
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大きなカフェテリアの隅の席に、メイコは腕を組んで座っていた。
仕事場から直行して来たため、その身に纏うのは仕立てのいいスーツ。仕事帰りの会社員、という分類を非常に良く体現した格好だ。
窓から差し込む日の光がプラスチック製のテーブルの表面に当...異貌の神の祝福を 5.Others
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「遅かったか…!」
そう搾り出したのは、一体誰だっただろう。
しかし、それがその場にいた人全ての思いだったのは間違いなかった。噛み締めた唇に、血の味が滲む。
…くそ…!
俺達は、警戒していなかった訳じゃない。この会が狙われることなんて簡単に予測できた。だから事が起きればすぐに対応出来るように...異貌の神の祝福を 4.L
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大きく弧を描いた口元が、闇夜に浮かぶ。
反響するのは哄笑。香るのは鮮血。
その強烈な印象が、消えてくれない。
俺は椅子に腰掛け、俯いていた。
「レン、どうしたの。酷い顔をして」
「…いえ」
直属上司であるルカさんにそう言われ、一言だけ言葉を返した。
怜悧な美貌が、応じるように黙って俺の顔...異貌の神の祝福を 2.L
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ミクオは、ふわん、と揺れるツインテールを見つめた。
…何だろう。今確かに変な要求をされた気がしたんだけど。
彼にぽかんとした顔(当社比)で見返されて焦れたのか、ミクはぴょんぴょんと跳ねるような仕草をしながら先程の言葉を繰り返した。
「だからっ、クオが転入しちゃえばいいんだよ!謎の美少年転校生だよ!」...The shadows and an orange.5
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一杯のコーヒーを捨てること。
それが何を意味するのか分かっている人は、どれくらいいるのだろう。
とにかく私は、水を飲みたくて台所に行っただけだったのに。
<コーヒーを捨てる話>
茶色い液体が流しに広がっていくのを見て、私は思わず横に立っているリンちゃんの顔を見た。
とても静かなその瞳。無心というか、...コーヒーを捨てる話
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むかしむかし、あるところに。
<造花の薔薇.エピローグ>
さああ、と言う涼しげな音と共に、冷たい水が薔薇の花を濡らす。
黄の国のかつての王宮の庭。
今や本来の主を失った花園で、一人の男が薔薇の花壇に水をやっていた。
「ご苦労様」
横から掛けられた声に男は振り向き、破顔する。そこにいたのが彼の敬愛する...造花の薔薇.エピローグ
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重すぎるの。
<造花の薔薇.17>
赤い女剣士が叫ぶ。
これで王家が滅びるのだと。
王女は自らの報いを受けるのだと。
彼女を知っている気がするけれど、追求するだけの余裕は無い。
そして、私の周りの人達も熱狂的に叫ぶ。
人殺し。あの人を返せ。あの子を返せ。
悪の申し子め。
お前など生まれてこなければよ...造花の薔薇.17
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彼女を愛した彼が、そうさせるのだろうか。
<造花の薔薇.16>
「なんでこんな事をしたのよ」
声を潜めて問うと苦笑が返って来た。
「何故と聞かれても、拙者自身余り良く分からないのでござる」
「は?」
「分からないのでござる」
「何よそれ…そんな事でメイコさんに剣を向けたの?」
呆れを通り越して戦慄を...造花の薔薇.16:side.ルカ
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まあ、こういうのが一人いても悪くないであろう。
<造花の薔薇.11':sideがくぽ>
「むむむ」
「チェックメイト」
「むう…」
丸っこくていやに立体的な駒を、眉を顰て見遣る。
確かに将棋には似ている、が、しかし。
「投了でござるな。はあ、しかしルカ殿は本当にちぇすが強いのでござるなあ」
溜息をつ...造花の薔薇.11':sideがくぽ
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まさかこんな事になるなんて、思ってなかった。
初めてあの人を見た時に一目惚れしたとか、そんな事はなかった。最初はただ、ああ綺麗な人だな、と思っただけで。
同じ部活に所属していた、三年の先輩。新一年として入って来た私に優しく色々な事を教えてくれた。
例えば先生について。行事について。通学経路について。...私的magnet ミクside
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『いい、ルカ?これはもう決定事項だからね!絶対だよ絶対!約束!』
愛しい愛しい人のそんな真剣な言葉に、頷かずにいられる筈がなかった。
私は巡音ルカ。大学一年生、コーラス部所属。
成績は…まあ悪くないんじゃないかな、と思う。多分中の上とかそんな所のはず。
大学は思っていたよりずっと解放的で、年齢も出身...私的magnet ルカside
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・MEIKOねーさん視点です。
そんな子に育てた覚えはありません!
<2.とりあえず相談>
「というわけなのよルカ」
「・・・成る程」
ルカは額を押さえて呻いた。
私も全く同じ心境。なんというか、ここまで駄目な子だとは。話してみると酷さが良くわかるわ。
「いつか法規制に掛かるものにまで手を出すかもし...犯罪じゃないよ? 2
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「しーねーばーいーのに♪」
お兄ちゃんのどこかネジの抜けた歌声に、私達は顔を見合わせる。
2月。
お兄ちゃんが壊れる時期が来た。
<ごめんねブラザー!>
「一応聞くけど」
お姉ちゃんが深刻な顔で腕を組んだ。
「皆KAITOを祝う気持ちはあるのよね?」
「あるよ!」
「まあ」...ごめんねブラザー!
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ピピピ、という味も素っ気もないコール音に意識がクリアになった。
時計を確かめると朝の4時。
こんな時間に何だってんだ。非常識。
誰から、と画面を確認して、ちょっと唇を持ち上げる。
見慣れた表示。
なんだ、お前かよ。
通話ボタンを押して、流れ出してくる声に耳を傾ける。滑らかな、落ち着いた声だ。
年上で...しょうがない話