タグ「KAITO」のついた投稿作品一覧(17)
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「あ…」
「いてて…酷いなぁ…」
何も酷くはない。
自業自得だ。
「カイト兄!?」
…カイト兄?
ってことは俺のお兄さん!?
というか男いたんだな、あの家に。
「で、こちらの女の子が新しい家族のレンちゃん?あれ、おかしいな、男だって聞いてたのに…」
「か、カイト兄、レンはおとk」...姫君のお城と借金少年(6)-兄貴-
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「別れよう。」
突然のことば。
私たちは大好きな丘の上で風に吹かれていた。
彼は私の初カレであり、初恋の人だった。
「な…んで…?」
「俺、別に好きな人できてさ。」
好きな人。
私に告白してきた時にも出たことば。
『お前の好きな人って、俺だろ?』
なんて真っ赤になりながら言ったっけ。...君のココロまであと少し。
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「ねぇリン、うっ海行かねぇか!?」
「え、海?」
ファッション誌を寝ながら見ていたリンは顔を上げた。
「ほら夏だし!!」
「…レン変態的想像してるから嫌だ。」
「しっしてねぇよ!!してるけど!!」
「ほらしてんじゃん!!」
「だって水着だぜ!?リン胸ちっちゃいかr」
「殺されたいのか?」
「いえ何で...海 ver.禀菟
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「グミちゃん!!」
「何?」
「いやぁさぁ、明日夏祭りじゃん?」
「で?」
「いや、で?じゃなくて。一緒に行かない?」
結構かるーく言ったけど、俺の中では超大事なこと。
一か八かでやっと誘おうと決心して話しかけたんだから。
おっと、自己紹介してなかったな。
俺は始音カイト。
グミちゃんが大好きです!...夏祭り ver.禀菟
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「ありがとう。」
そう言って私はカイトに別れを告げた。
カイトが大好きだった。
でも、あの人が現れたから。
「君がルカさん?僕は初音ミクオ。気軽にクオって読んでな!」
席替えで私の隣の席になった、クオ君。
その頃はまだカイトが大好きだったから、気になる程度だった。
なのに。
「教科書忘れたから貸して...失恋(ver.ルカ)
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「初音せんぱ…」
私はグミ。
好きな先輩に告白しようと追いかけたところ…
「いった…」
転けました。
「あ!初音先輩!好きで…す…?」
よく見たら、隣のクラスの始音くんだった。
「す、すいません、間違えまし…」
「実は俺もす、好きだったんだ!!」
え…...グミカイ ver.禀莵
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「あ゛づー」
「こら、リン。女の子なんだからスカートで扇がない!!」
「めー姉こそ露出おおいじゃーん。巨乳乙(ぼそっ」
「ルカさん!!」
「何か?」
「せっかく美白で綺麗な肌してるんですから、日に当たらないでくださいよ!!」
「嫌よ。私は日焼けしたいの。」
「俺はルカさんの肌が大好きなんですよ!」
...ルカさんの日焼けを必死に食い止めるカイトの話
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「♪~」
「あ、俺だ。もしもし?」
追試中、俺のケータイが鳴った。
「あ、ルカか!?」
ルカからだ!!
ルカとは、俺の彼女。
綺麗で、桃色の髪がさらさらで。
そんなルカを、俺は世界で一番大好きだ。
『明日、空いてるかな?』
「明日?ん、まぁ大丈夫だけど…。」...失恋(カイトver.)
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「レン!何で起こしてくれなかったの!?」
「起こしたよ、何回も。起きなかったのはリンでしょ。」
「じゃあ叩くなり何なりしてよ!!」
「叩いたら怒るだろ、どうせ…」
双子の弟のレンに文句を言いながら学校へと走る。
あ、勘違いしないでね。
いつも走ってるわけじゃないよ?
今日はたまたま寝坊したわけでね?...失恋(リンver.)
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「ごめん、グミちょっと掃除するから出てって。」
「え?あ、はい、マスター。」
「あのさ、グミ。私たち今から大掃除するから部屋に絶対入らないでよ?」
「え?なんで?」
「いーから!てゆかグミヤとデートしてきて。」
最近、みんなに避けられてる気がする。
『用がある』とか『忙しい』とか言われて、あんまり話...GUMI誕記念
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昔、誰かが言っていた。
星は、亡くなった人の生まれ変わりだと。
「リント?また空見てんのか?」
「ちょっと邪魔しないで。もうすぐなんだから。」
「もうすぐって?」
「月食。年に一度くらいしかない貴重な日なんだから。邪魔しないで。」
「俺ん家泊まりに来た意味ある!?」
「だってカイトん家建物に遮られて...星 ver.禀菟
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「めーちゃん、今日の夜ご飯何?」
「何がいい?」
「んー、じゃあ…ハンバーグ!!」
「はいはい。」
「…何か今の会話新婚さんみたいだね!!」
「だっ、誰がアンタと新婚よ!!」
いつものパターンだと、ここでカイトはメイコの蹴りor殴りを受けてうずくまるのだが、今回は違った。
「いつも当たるわけにはいか...兄さん
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「あれ?」
「どうしたの?」
「いや、私の赤ペンがさ…」
「あれじゃない?」
「あ、それだ。」
良かった、見つかっ…
「あ。」
「ああああっ!!」
「あー、悪ぃ。」
悪ぃじゃないわよ!!...落とし物 ver.禀菟
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「す…好きですっ!!」
「ごめん、彼女…いるから…」
私の恋は呆気なく終わりを告げた。
それから、私はもう人を好きになんてならないと決めた。
「グミ~、昨日どうして怒って帰ったのよ~」
「え?私怒った?」
「忘れたの?昨日私がグミの好きな人聞いたらさ…」
記憶にない。確か昨日は気付いたら家にいた。
...十面相【自己解釈】
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「レンのばかーっ!!」
「あーうるせ。」
「いいじゃないっ、そんなきっぱり言わなくたって!!」
「じゃあお世辞を言ってもらいたいと?」
「うぅ…」
「いいだろ、ぺちゃんこなんだから。」
「2度も言わなくたっていいじゃない!!」
「何度でも言ってやるよ。ぺちゃんこぺちゃんこぺちゃんこぺちゃんこ」
「ミ...素直な気持ち
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「みゃーん」
学校から自宅に帰る途中、真っ白な猫を見つけた。
段ボールには『もらってください』といかにも『捨てました』みたいな文字が書いてある。
「そっか、お前も独りぼっちなのか…」
そういって、青い髪の美少年は家まで連れていった。
彼は一言でいうと天涯孤独だ。
母は彼が小学生の時に病気で亡くなった...捨て猫 ver.禀菟
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ある日の出来事。
「僕のプリンがなあああいっ!!」
「うるせ…なんだよ…」
「あーくん聞いて!!僕の青汁プリンがないんだよ!!」
「カイトじゃねぇの?」
「青汁…おぇっ…」
「…カイトではない…な…」
「僕いじめられてんのかな…」
「きた、ネガティブ…」
「僕が青汁好きだから…」...プリン。