タグ:ロミオとシンデレラ
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「おやすみ、リン」
「おやすみなさい。パパ、ママ…」
微笑みかけられ、薄っぺらい笑みを浮かべ就寝の挨拶を告げる
くるりと両親に背を向ければ、もう表情は消えていて
階段を上がりだだっ広い廊下を最奥にある自分の部屋へと足早に歩いていく
パパ、ママ
せいぜいいい夢を見ていて?
ここからは…
子供の時間...ロミオとシンデレラ鏡音ver. 1【自己解釈】
ちまき
ワンクッション
次に書こうと思います題材は
「ロミオとシンデレラ鏡音ver」(ハジメ氏作詞)
なわけですが…
*諸注意*
・歌詞に忠実に書こう…とは思ってますが脳みそが軽いため若干そういっていないかもしれない
・原曲のミクの歌うロミシンの歌詞・鏡音PVも混ざってる
・シリアスだけど…私が書いている=...ロミオとシンデレラ鏡音ver【ワンクッション】
ちまき
レンはどこからか小さな箱を出した。
「リン・・・これ」
珍しく真っ赤になるレン。
先程の行為の名残で、服がはだけたいる。
「これって―――」
舌切り雀のお話では、小さい箱にいい物が入っていて、大きな箱にはお化けが入っていた。
私はそんなの嘘、と思ってた。大きな箱の方が良いに決まってる。
でも、こんな...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ19【my story】
楪 侑子@復活!
私はシンデレラになりたかった。
でも、シンデレラは計算的な女の子だなぁとも思ってた。
だって、ピッタリのはずのガラスの靴がそう簡単に脱げるわけがないでしょう?
ガラスの靴は、シンデレラがわざと置いていったの。
もっと、愛されたいから・・・
*
「リン」
「なぁに?」
「なんであの時...俺が告ったと...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ18【シンデレラ?】
楪 侑子@復活!
※卑猥な表現があります。ご注意ください。
小さい頃、私はシンデレラになりたかった。
でも、今の私はジュリエットだとお母さんは言った。
ジュリエット。その名前で呼ばないで欲しい。
悲劇は嫌い。結ばれなくちゃ楽しくない。
*
「レン」
「何?」...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ17【私のロミオ】
楪 侑子@復活!
「リン、もう暗くなる。リンのお父さんが嫌がるだろうから、俺は途中までしか送っていけない・・・けど」
「?」
「――夜、リンの部屋に行くから」
「・・・うん」
私はレンと手を繋いで帰った。
*
「お父さん、お母さん、おやすみなさい」
「おやすみ、リン。」
せいぜい良い夢を見なさい。
時計は12時をさし...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ16【あなたにならば】
楪 侑子@復活!
「・・・・・・・・・・・・・・は?」
俺は亞北ネルと向かい合って話している。
「だからぁ、ヨリ戻そう?」
「どうせ母さんが専務になったからだろ」
こいつは金と男に目が無いことは知っている。
「う~ん・・・それもあるけど、最近刺激が足りないの」
「フザけんな。俺今リンと付き合ってるし」
「へーえ。リン...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ15【全ての元凶】
楪 侑子@復活!
「ただいまーレン。今日は話があ・・・」
菜美さんはにっこり笑った。
やっぱりいい人だなぁ・・・
「ぇと、お邪魔してます、お久しぶりです菜美さん」
「リンちゃーん♪」
「母さん、専務になったんだって?」
「え?何で知ってるの、レン」
「あ、私のお母さんが教えました」
「ああ、そうか・・・リンちゃんのお...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ14【二度目の恐怖】
楪 侑子@復活!
私達は何も言わないのに手を繋いだ。
まるでテレバシーみたいに・・・
そういえばグミが恋人にはテレパシーがあるんだよって言ってたっけ・・・
すっかり日も暮れて、辺りの光はキラキラ光る街明かりだけ。
「着いた。レン、どーせお母さんだけだし上がってよ」
レンは少し戸惑ってから頷いた。
「リン!?心配したの...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ13【悲劇か喜劇か】
楪 侑子@復活!
※この先、レンリンCP要素強めです。
「お仕置き・・・?」
「そ。まぁ消毒もしてなかったし丁度いいな」
「え、消毒って?別に怪我も何もしてないけど」
「リンさーん性教育はキチンと受けましょうねー」
「せっ性教育?」
レン君はニヤっと笑って、私を押し倒す。
「あ」
リント君にやられたことを、レン君がも...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ12【もっと】
楪 侑子@復活!
あたしは家を飛び出した。
行く当ても無いけど、自分の足が目指しているところはレン君の家だった。
ピーンポーン
チャイムを鳴らしても、家の中で虚しく響くだけ。
「そうだ、今日学校なんだ・・・」
がっかりしてコンビニでも行こうかと思ったとき、
ドドドドドっという音が家の中でして、
「リン!!」
凄い勢い...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ11【call my name】
楪 侑子@復活!
「・・・マジで」
「うん、ごめんね。嘘ついてたの」
もっと私を見て欲しかったから。
結ばれないと楽しくないでしょう?
「レン君の中の・・・1番になりたいです」
レン君はそっと頭を撫でてくれた。
「もう1番だけど」
*
「レン君をちゃんとお父さんに紹介したいから、帰ったら家に来て欲しいな」
コソコソす...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ10【悲劇のジュリエット】
楪 侑子@復活!
わたしのきらいなおはなし
『ろみおと××××××』
さいごはばっどえんどなの
そんなのいやなの
さいごははっぴーえんどじゃないと
ね?
「パパ,ママ,おやすみ」
私は両親に就寝の挨拶を告げる
「おやすみアリス」
父さんの生気の無い声...ロミオとシンデレラ ……夢見る女の子が出てきます ←かつて書いたことがあるような気がするのは己の気のせいなのかw…………
アリサ
たたたたっ
朝の町並みは晴れているせいか、いつもより輝いて見える。
レン君は今日もいるのかな―――
気がつけば私の頭の中はレン君でいっぱいだった。
レン君に触れた手は、朝になってもまだあたたかい。
*
そもそも、何でいつも此処で待ってんだ。
俺がリンと会ったときにピンと来たのは間違いない。
元カノと...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ9【唄と素直な気持ち】
楪 侑子@復活!
「レン君ごめんねーこんな時間に・・・」
「いーよ。俺がそーしたかっただけ。ほっとけねーし」
レン君は何も言わずに手を握ってくれた。
鼓動が早まった。
顔が熱くなった。
「レン君」
「ん?」
「どうして助けてくれたの」
レン君はちょっと戸惑ってから、
「好きだから」...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ8【知らないこと】
楪 侑子@復活!
「レン君」
助けに来て欲しいと思ったらレン君が来てくれた。
都合が良すぎると思った。
でも目の前にあるのは間違いなく現実。
とりあえず自由になった身なので身なりをキチンとして部屋の隅っこに避難。
「ったく。10分もしない間に来やがって」
「超嫌がられてやんの」
レン君が来て私の頭をくしゃくしゃ撫でた...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 7【救ってくれた手】
楪 侑子@復活!
※この先、卑猥な表現があります。
「あ!リント君おかえりぃ」
「おーリンちゃん眠そうだね」
「うん・・・寝て良い?」
「だーめ。まだ何も服従してもらってないし」
「寝れないようにしてあげる」
「ふぇ?」
ドンっと大きい手が私をベッドに倒した。
「なにs・・・」
手首をがしっと掴まれて、リント君の顔が...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 6【快楽と恐怖】
楪 侑子@復活!
「リント君一人なのかー寂しいよねー私はなれてるけどねー」
独り言をぶつぶつ言いながらお泊りの用意をする。
本当によく出張する親だなぁ・・・
お父さんはいいけどお母さんはヤだなぁ・・・
「いっけねもう6時半だ」
*
「お、リンちゃんいらっしゃーい」
「お邪魔しまーす」...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ5【迷い】
楪 侑子@復活!
ピピピピッ
朝からなる電子音。これを目覚まし時計といいます。
本日は昨日とは異なり、6時30分を指しております。
本日も晴れ。異常なし。
約束したもんね。また学校でって。
やっぱ寝坊するわけにはいかないでしょ?
「おはよう!お母さん!お父さん」
「あらリン。頭は?」
「大丈夫!スッキリ治ったよー」
...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ【妖しい誘い】
楪 侑子@復活!
「た、だいま・・・」
「リン!どうしたの?」
「お母さん・・・なんか頭痛くて・・・学校行かずに帰ってきちゃった」
我ながらいい演技だ。
「熱はないみたいだけど・・・寝てなさいね」
「はぁい」
レン君は今何してるんだろう・・・
*
「はよーございまーす」
「鏡音!遅刻だ!今何時だと思ってるんだ!」...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ【過去の傷】
楪 侑子@復活!
「着いた」
廃れたビルは5階建て。
忘れられたようにひっそりと立っていて、一目で気に入った。
屋上の日当たりはかなり良さそうで、レン君が昼寝場所にするのも分かる気がした。
「私このビル好き」
「上ってみるか?」
「うん!」
階段はちょっと長くて足が疲れたけど、
「わあ!凄い!」
街を見下ろせて、良い...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 2【屋上で】
楪 侑子@復活!
「ああ~寝不足~」
私は鏡音リン。中2です。思春期真っ盛りです。
時計を見ると、まだ6時半。まだまだ大丈夫じゃん☆あと10分...
*
「ああ~よく寝た・・・ぎゃあああああ」
只今7時50分。生徒登校完了は8時10分☆
ちなみに言うと学校まで20分かかります。
「おかーさんのばかあああああああ」
起...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 1【サボりから始まる出会い】
楪 侑子@復活!
あなたのことを嫌味でジュリエットにしてあげる
一生幽閉されれば 良かったのにね
歪む口元 捩れた性格
全てすべてあなたの所為よ
あなたが従わないから
毒味の毒林檎と
咽返る魅惑のキャラメル
あなたはどちらを好むかしら?
噛み付かれれば? 優しくなんて
甘えごと 言い訳 言わないで...ロミオとシンデレラ 嫌味なジュリエット
七派 音
君との恋は、ロミオとジュリエットにさせない。
「そこから連れ出すよ」
「…本当?」
「あたりまえだろ」
レンは微笑むと、亜美の手を握る。
「パパとママにオヤスミはした?」
「え…?」
「騒ぎ出しても遅いよ?」
亜美を押し倒す。
「大人はもう、寝る時間だから」...ロミオとシンデレラ___年下のロミオ
【梓】紫姫【花梅】
ロミオとシンデレラ ~ママ視点~(歌詞ではありません><)
あなたの恋がどうか悲劇のジュリエットじゃなく
喜劇のシンデレラになりますように…
【ボーンボーンボーンボーン…】
ほら、時計の鐘が9回なった。
あなたはもう寝る時間よ?
今日はどんな夢を見るかな?
明日朝起きたら教えてね
ママ、楽しみにして...ロミオとシンデレラ ~ママ視点~
†杏李†
「私の恋を悲劇のジュリエットにしないで
ここから連れ出して…」
セリフ:さあ、覚悟は出来た?
パパとママはもう夢の中
きっと幸せな夢を見てる
大人は 何も知らない
月が光る明るい夜に
君の瞳の妖しい輝き
今夜はどこまで行こうか?
痛みにも似た...ロミオとシンデレラ 盗賊版
山田直喜
10-3.
[ごめんね。本当は、電話で話すべきじゃないってわかってるんだけど――時間がなくて]
「そんな……そんなこと」
懐かしいその人の声音に、愛が隣りにいるってわかってても泣き出しそうになった。
[俺……もう、大学にはいないんだ。退学届も出して、あのアパートも引き払った。今は大分の実家で旅...ロミオとシンデレラ 42 ※2次創作
周雷文吾
10-2.
「め……メグ?」
学校帰りなんだろう。神崚高校の制服に学生鞄を持ったその友人は、いつもどおりの、よく通る元気な声で私の目の前に立っている。
「そうよ。私が偽者に見える? ほらほら、あたしに会えて嬉しいでしょ?」
正直に言って、嬉しいとかよりも、なんで愛がここにいるのかわからずにポ...ロミオとシンデレラ 41 ※2次創作
周雷文吾
Tranquillo cantabile
10-1.
あれからどれくらい経ったのか、もう時間の感覚なんて無くなってしまっていた。
でもたぶん、一週間とか、それくらいなんじゃないかと思う。けれど……もう、そんなことどうでもいい。
だって、もう私は海斗さんに会えないもの。
海斗さんの力に...ロミオとシンデレラ 40 ※2次創作
周雷文吾
Presto
9.
三人組がパトカーで連行されて、私と海斗さんも別のパトカーで警察署にやってきた。
あの三人組がどうなるのか、私は何も聞かなかった。聞きたくなかった。……聞けなかった。
しばらく事情聴取を受けて、もう用事はすんでいる。なのに、私はまだ帰れなかった。
それは、私の捜索願...ロミオとシンデレラ 39 ※2次創作
周雷文吾
8-2.
身体をベンチに抑えつけられ、口にハンカチを押し込められた。私は、逃げ出すことも悲鳴を上げることもできなかった。
「おい、暴れてんじゃねーよ。もっと抑えろ。服が脱がせねー」
金髪の手が私の身体をはい回る気持ち悪い感触がした。
「……んんっ。んっ! んー!……」
イヤだ。
止めて。...ロミオとシンデレラ 38 ※2次創作
周雷文吾
Tempo primo
8-1.
また、逃げ出してしまった。
しばらく無我夢中で何にも考えられずに走ってから、しばらくして落ち着いてみると、ひどい罪悪感にさいなまれた。自分が海斗さんにどれだけひどいことをしたか、思い出すのすらつらい。
だって、海斗さんのせいじゃないんだもの。海斗さんは...ロミオとシンデレラ 37 ※2次創作
周雷文吾
7-3.
初めてのデートは、ものすごく楽しかった。
私は乾かした制服を着て、海斗さんと駅の近くのお店を見て回った。
海斗さんに申し訳なくなってしまうくらい、何着も洋服を買ってもらった。さすがの海斗さんでも下着売場だけは「ちょっと、外で待たせて」って言ったけれど、その他はずっと海斗さんと一緒...ロミオとシンデレラ 36 ※2次創作
周雷文吾
7-2.
翌日。
寝たのが遅い時間だったせいか、海斗さんが目を覚ましたのはもう十時を過ぎた頃だった。
寝ぼけたままの海斗さんの腕の中から何とか抜け出して、海斗さんの要望通りにコーヒーをいれる。
実は私は一睡もできなかった。恥ずかしくて、緊張しすぎて眠れなかったっていうのもあるけど、寝てし...ロミオとシンデレラ 35 ※2次創作
周雷文吾
Moderato
7-1.
雨でずぶ濡れになった身体をシャワーで暖めて、私は海斗さんに貸してもらったジャージに腕を通す。
そのジャージは、海斗さんのものなんだから当たり前なんだけど、かなり大きかった。
裾と袖を何回も折り曲げて、私のサイズに合わせてみたけど、全体的にぶかぶかなのと、シャ...ロミオとシンデレラ 34 ※2次創作
周雷文吾
6-6.
海斗さんの家に着くころには、私は何があったのかをほとんど説明し終えていた。
私のケータイの通話記録とメールの内容を全部調べられていたこと。パパとママが「海斗さんに会うな」と言ったこと。ママが海斗さんにあの電話をしたこと。
まだしとしとと降り続く雨は、私の気持ちを抑える役にはたたな...ロミオとシンデレラ 33 ※2次創作
周雷文吾
6-5.
「ちぇー。未来ちゃんにカイの情けない話を教えてあげようと思ったのに」
「お前……な」
息を整えて、私を見る海斗さんの瞳は、不安で揺れていた。
怖かったのは、私だけじゃ――ないんだ。でも、私は独りじゃない。私には、海斗さんがいる。私を連れ出してくれる、ロミオがいる。
「未来ちゃん――...ロミオとシンデレラ 32 ※2次創作
周雷文吾
6-4.
コンコン。
山崎研究室、と書かれたその扉を恐る恐るたたいてみる。もうすぐ夜中の一時になるような時間。本当なら、ここに来ちゃいけないに決まってる。
でも……海斗さん。
ママの言ったこと、本当じゃないんですよ。
私、海斗さんが好きです。迷惑だなんて思ってないんです。だから――。
...ロミオとシンデレラ 31 ※2次創作
周雷文吾
6-3.
真夜中。
私は恐怖にかられて、当てもなく走った。
怖かった。
不満があったとはいえ、それでも信じていたパパとママに裏切られた。そんな思い。
一方的に、私の気持ちを聞きもしないで海斗さんを拒絶するなんて、思ってなかった。しかも、私の目の前であんなこと言うなんて。
ポツリ。
...ロミオとシンデレラ 30 ※2次創作
周雷文吾
6-2.
「未来、おかえり」
海斗さんと付き合い始めて一週間後の金曜日。家に帰っていつもどおりに「ただいま」ってつぶやいたら、今日は返事が返ってきた。
驚いてリビングに入ってみると、ダイニングテーブルにパパとママが座っていた。二人ともスーツを着たままで、険しい顔をしている。私が帰ってくるのを...ロミオとシンデレラ 29 ※2次創作
周雷文吾